死後処理　（生前契約などに至るまで）

人間も死んでしまえば生ゴミだと思っているので、
葬式を含めた宗教的な行為は一切せずに、
ただ火葬場で焼き尽くして捨ててもらいたいと考えています。

ここでは、そのような死後処理を確実に実行してもらう
生前契約などに至るまでの過程を綴っていきたいと思います。

死後処理、決定

「骨上げなし」に関しては、横浜市に「骨上げを強要するのは信教の自由に反するのではないか？」とメールを送ったもののなしのつぶて。

いくつかの葬儀社に資料や見積を送ってもらい、すぐにオプションをつけたがるところは避けて、一番良さそうな「アーバンフューネス」に電話。
火葬プラン25万円、オプションで棺おけを「エコフィン[ノア]」52,500円。
パンフレットには１棺で１本の植林と書いてあったが、エコフィンのHPによると１棺で１０本の植林らしい。
「骨上げなし」に関しては、「骨上げ＋散骨」で実質的に実現できそう。
散骨業者とも提携しているらしい。
パンフレットを貰ったのは葬造メモリアル「ファクト」、海洋散骨で東京湾に勝手に捨ててきてくれる合同散骨式が73,500円。
と言うことで、アーバンフューネスで「火葬プラン＋エコフィン＋散骨」で40万円弱で決まり。
[2009/7/24]

死後処理、再び

今日、保険の見直しをしていたら、お葬式の話になった。

うちの先祖はすごい立派なお寺にお墓があったりするのだが、私は「人間も死んでしまえば生ゴミ」だと考えているので、死んだら火葬場で焼き捨てて欲しいと思っている。

それで以前に「死後処理（生前契約などに至るまで）」としてここで調べた。
葬式をしないで安くあげるマーケットはあるはずなのに、その当時、2002年には適切なところがなく、そのままにしてあった。
今回、久しぶりに調べてみたら、この不況ということもあるのか、密葬や家族葬だけでなく、火葬だけの直葬というのも見つかった。
後は火葬で「骨上げなし」にすることだけだ。

これで安心して死ねそうだ。(笑)
こんなに葬式にお金をかけるのなら、葬儀会社はその一部をグリーフ・カウンセリングのサービスとして提供しても良いのではないかと思う。
実際に「喪の作業」をうまくできない人は、後に罪悪感などからうつ病になったりして、対人関係療法ではひとつのテーマとして「悲哀」がある。

さて、今回調べた使えそうな情報、私個人用なので横浜中心。
横浜市の火葬場が「火葬炉の使用につきましては、焼骨を引き取ることが条件となります。」と「骨上げあり」が問題だ。
憲法で保障している信教の自由の侵害だと、横浜市に抗議のメールを送ってみるつもりだ。

●お葬式消費者相談.com
「伝染病を除くと死亡後24時間以内に火葬をとり行うことは法律で禁止」、逆に言えば、24時間保存すれば(都道府県知事の認可を得た火葬場で)焼き捨てることができる。

●さくら葬祭（安心の価格と心からの想い）　　
「火葬式プラン」
　　156,400円(横浜市営斎場）
斎場としては西区の久保山斎場が近いかな。

●森田屋葬祭センター（葬儀・お葬式・家族葬・明朗会計で心のこもった葬儀）
「家族葬(密葬) A 火葬のみの場合」
　　198,400円
「骨壺一式(16,800円)」ということは、これも「骨上げ」を前提としているようだ。
とにかく資料請求してみる。

●アーバンフューネス（感動葬儀社）
「火葬のみスタイル」
　　25万円（無料会員価格25万円、一般価格28万円、有料会員価格22万円）
とにかく資料請求と見積りしてみる。

●ファミリーホール（葬儀・家族葬・散骨ならファミリーホールへ）
「１日家族葬」
　　252.000円(基本料金)＋(別途料金)＋12,000円(火葬費用・横浜市居住者)
斎場としては西区の久保山斎場が近いかな。

●家族葬のファミーユ（お葬式を家族のもとに）
「ファミーユ42プラン(密葬プラン)」
　　42万円（非会員46万円）
うちの近くで火葬場があるのは神奈川区の西寺尾会堂。
とにかく資料請求と見積りしてみる。
[2009/6/25]

いくつかの葬儀社から資料や見積が送られてきて、アーバンフューネスがなかなか良さそうだ。
資料の中にひとつ面白いものを発見！

「環境にやさしいエコ棺　エコフィン［ノア］」
・貴重な森林資源を有効活用。他の棺に比べて、50％以上有効活用しています。
・火葬時間も短く燃料の節約。またCO2の排出量を50％も削減します。
・燃焼時の有害ガスを約1/3以下に減らします。
・１棺につき１本、モンゴルに植林され温暖化防止とともに、黄砂の発生を防ぎます。

エコ、CO2排出量、植林と良いポイントをついている。
[2009/6/29]

交流広場への返事３

交流広場に愛知県のりんごさんという方から９月７日に「「生ゴミ」のなささんへ」というタイトルで書き込みがあった。

「「人間も死ねば生ゴミ」に共感します。ゴミ焼却場のダイオキシン等が問題になっていますが火葬場も同じです。厚生省の発表でも火葬場の煙から六価クロム等が検出されています。今のところ「人間に対する尊厳」から垂れ流し状態ですがいずれ対策がなされるでしょう。
西日本での焼骨は一部骨上げですので、残骨は火葬場で処分されます。
ですから「遺骨はいらない、すべて処分してほしい」といえるのです
火葬はどこの火葬場でもよいのですから遺体を名古屋に搬送すれば願いがかないますが霊柩車での送料は30万以上かかるでしょう。名古屋までのドライブをセレモニーと思えば安いかも？　お身内は大変かと思います
散骨なさるのが一番てっとり早いと思います。ご家族、アイキャンさんにお願いして置かれたらいかがでしょう」

これに対する返事を書きました。

「りんごさん、アドバイスをありがとうございます。焼却に伴って有害物質が出るとすれば、土葬の方が良いのかもしれませんね。しかし、土葬は条例で禁止されているところが多いらしいですし、私の場合には墓地は不要なので土葬はしたくないです。「ゴミ箱に散骨」というのがあれば良いのですが、法務省の見解の「葬送のための祭祀で、節度をもって行われる」という部分で問題になりそうです。

下記に経過を書いていますが、自分の望む死に方をするのもなかなか大変です。まあ、死んでしまえばどうでも良いと言えばどうでも良いことなのですけど。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/1530/aftermydeath.html」

関連して、土葬をちょっと調べてみた。
日本では火葬率は９８％と圧倒的で、土葬率はわずか１％らしい。合計が９９％ということは残りは？
土葬は墓埋法によって認められているものの、条例で禁止されているところが多いらしい。
[2002/9/7]

交流広場への返事２

交流広場にアイキャンから９月３日に返事があった。

「残念ながら該当する火葬場を知りません。人の情報でも、関東にはなさそうです。多分葬儀会社への影響もあるでしょうね。また残されたお骨の処分に困るのかも知れません。九州では一部骨上げする地域もあるようですね。念のためお近くの火葬場に確認されるのもよいかも知れません。」

「葬儀会社への影響」？、これがなにかありそうです。
「残されたお骨の処分に困る」って、これは量的な問題ではないはずなので、質的な例えば宗教的な理由なのでしょうか。

とにかく、近くの葬儀場に「骨上げしないことを認めるか。認めないとすれば理由は何か。」を聞いてみることにします。
市の葬儀場の場合には、認めない場合には市に直接尋ねてみることにします。
しかし、散骨もそうだけど、これって信教の自由に反するのではないかしらん。
[2002/9/7]

交流広場への返事

交流広場にアイキャンから８月２６日に返事があった。

「骨上げを行わないところがあるのではなく、行わないのを認めてくれるところがあります。愛知でもそのようです。葬送の生前契約をしている葬儀社はほとんどありませんが、今後は増えると思われます。ただ死後事務等まで含む契約は、仰せのとおり契約不履行のおそれのないしっかりしたところを選ぶべきでしょう。」

「うちでできます」という回答がないのは葬儀社にとってメリットがないためか。
とにかく、神奈川県とかで骨上げを行なわないのを認めてくれるところがあるかを質問してみる。

「ご回答、どうもありがとうございます。ところで、神奈川県あるいは関東地方でも骨上げを行なわないのを認めてくれるところはあるのでしょうか。もし、ご存知でしたら教えてください。また、骨上げを行なわないのを認めないのはどのような理由からなのでしょうか。」
[2002/9/1]

交流広場

アイキャンの交流広場に書き込んでみた。

「人間も死んでしまえば生ゴミだと思っているので、葬式を含めた宗教的な行為は一切せずに、ただ火葬場で焼き尽くして捨ててもらいたいと考えています。
貴社のＨＰによると、関西方面の火葬場では骨上げを行なわないところがあるようですが、このような骨上げなしの火葬、および死亡届など事務的な手続きを生前契約を含めて葬儀社にお願いすることはできるのでしょうか？
恐らく通常の葬儀と比較して値段が安くなるために葬儀社としてのメリットはあまりないと思います。
また、葬儀社が倒産などで生前契約を不履行になるというケースはあるのでしょうか？」
[2002/8/23]

もろもろ

アイキャン株式会社という葬儀社のＨＰに葬儀に関するもろもろが載っていた。
交流広場という掲示板もあるので質問してみようと思う。

事務手続き

死後７日以内に、死亡診断書（事故死の場合は死体検案書）とともに死亡届を死亡地の役所に提出するとともに、火葬許可の申請書を提出して火葬許可証を貰う。
火葬許可証を持って火葬場に遺体を運び込むと、火葬場で火葬許可証に必要事項を記入して返してくれる。（ここまでは葬儀社に委託できるらしい）

遺骨を捨てることについて

遺骨を捨てるということに近いものとしては散骨がある。
散骨は「１９９１年に、法務省は散骨について、それが葬送のための祭祀で、節度をもって行われる限り問題はないとの公式見解を発表」、「厚生省は、散骨のような葬送の方法については、墓地埋葬法では想定しておらず、法の対象外」らしい。
ただし、「イギリスでは火葬した遺灰の６０～７０％が、芝生・花壇等へ撒布されていると言います。このため火葬場では温度を上げて、ほとんど形を残さない状態まで焼ききるとのこと」らしい。
なお、遺灰の主成分は燐酸カルシウムなので自然環境に対して有益であっても有害ではないらしい。
また、関西方面の火葬場では「骨上げ」（遺骨の引取り）を行なわないところが１７箇所あるらしい。

上記の墓地埋葬法とは「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。」（第４条）、関連する法律としては刑法190条の遺骨遺棄罪がある。

生前予約

アイキャン（株）では家族１名以上の立会いの下で遺言契約書を作成することができ、必要に応じて公正証書で契約することもできるらしい。
死後に契約内容通り実施されるように、ＮＰＯ日本生前契約等決済機構に有料で保証を求めることもできるらしい。
2001年時点で遺言公正証書作成費込みで13万円程度、契約時の予約金は3万円。
[2002/8/16]

公正証書

公正証書による遺言は、民法969条に定められており、主に遺産相続のために使われているようだ。
公正証書は公証役場に原本が基本的には20年間保管される。
ちょっと違う感じがする。
法的な確実さというよりは、事務的な確実さが必要だ。
[2002/8/16]

掲示板のコメント

忘れた頃にAllAboutJapanの冠婚葬祭掲示板にノブアキさんという人からコメントがあった。

「はじめまして、なささんのお考えになっている葬儀は火葬場で焼き尽くすというところで火葬場のほうで不可能と思われます。焼き尽くすまで火葬炉の温度があがりません
またそのような事を許諾してくれる火葬場もまずないと思われます
近い方法としては多分お考えになっている通り最低限の火葬だけを行い、海への委託散骨というのが実際的でしょう
ＨＰ上で火葬だけのプランを紹介している所も多数ありこのようなところであればちゃんと火葬は出来るし、遺族の手により散骨を希望してもらえばよいかと思います
また葬儀社との契約だけでは、遺骨などを自由にする事は出来ないので遺族との意思確認や、もしくは公正証書による遺言をお勧めします」

やっぱり「捨てる」というと、散骨という意味に取られるみたいですね。
死への恐怖から始まった葬儀という慣習�､これからも残り続けるのだろうか。

「ノブアキさん、コメントありがとうございます。
「焼き尽くす」というのは表現のあやでして、通常通り焼いてもらって、焼け残りをすべて捨ててもらうという意味です。
「捨ててもらう」というのも散骨するという意味ではなく、火葬場で遺骨の残りを処理するように、焼け残りをすべて処理してもらうという意味です。
お奨めの公正証書による遺言について調べてみます。」
[2002/8/15]

反応なし

AllAboutJapanの冠婚葬祭掲示板は反応なし。
それから、日本生前契約等決済機構にもメールを出したけれども反応なし。日本生前契約等決済機構には電話をかけた方が良いかもしれない。
[2002/6/30]

AllAboutJapanの冠婚葬祭掲示板

インターネットで色々と調べた結果�､ｼｯ��ｾｼ��ｽ｢��ｺｯｯ��ｮ��ｮ��ｮ��ｯ�ｯ��ｭ�ｯｰｱｰｳｲｲ�ｯ��ｰｰｹｯ�ｲｮ��｢ｾｼ��ｽ｢ＭＳＰ明朝">くらしの情報ボックスで日本生前契約等決済機構というNPOを発見したものの、その他の葬儀社のHPはなんだか胡散臭くて、まずはAllAboutJapanの冠婚葬祭掲示板に「死後処理と生前契約」というテーマで投稿してみた。

「人間も死んでしまえば生ゴミだと思っているので、葬式を含めた宗教的な行為は一切せずに、ただ火葬場で焼き尽くして捨ててもらいたいと考えています。
このような場合、様々な法的な問題もありそうなので、葬儀社のもっとも簡素な葬儀として実行するしかないのでしょうか？
また、このような死後処理を確実に実行してもらうための、信頼できる生前契約先の選び方なども教えてください�｡ｼ��ｾ��よろしくお願いします。」
[2002/6/25]

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