日々の雑感 [2005/4-6]

ついに花粉症デビューみたい。外に出るのがおっくうになるのがつまらない。


今週もサイクリング

今日は生田緑地までサイクリング。
帰りは多摩川に出て、等々力緑地を通って帰宅。

道端に花を見つけました。
人間の識別のための名があるとか、どこに生えているとか関係ないし、普遍的な価値は存在しないから、自分の価値でどれだけ、認めてあげられるかだと思う。

猫ちゃんから話しかけられ、ご飯を一緒に食べました。しかし、物質的な関係が、それ以上に深まらないのは、人間と同じです。

緑地にあるヤマモモを食べました。
知人の日記のヤマモモの方が美味しそう。
[2005/6/26]

カウンセリング講座

今日は午前は「カウンセリングプロセス」、午後は「クライシスカウンセリング」の講座でした。
午後は疲れて居眠りしちゃいました。(笑)
しかし、プロセスと結果の関係について考えさせられてしまいました。
コミュニケーションの世界では、従来の情報交換という結果を重視したものから、最近の携帯電話に見られるように関係共有という繋がりのプロセスを重視したものの比重が高まっています。
カウンセリングでは、プロセスを重視すると言っても、結果を改善することが最終的な目的です。
そこで考えたのが、プロセスのみを重視したカウンセリングはありえるのかです。
もし、それをカウンセリングと呼べないならば、カウンセリングでない何かとして、日常生活に浸透させられないものかと思います。

もうひとつ、カウンセリングのプロセスは、問題解決というgoal-drivenなものとなっています。
なぜ、goal-drivenなカウンセリングでしかありえないのか。
goal-drivenなアプローチは、グローバリゼーションが発達した現代の競争社会で生き残るためには不可欠なものになっており、それ以外の人間は自然淘汰されていると言っても過言ではないと思います。
本当にそれで良いのか...
[2005/6/25]

風鈴の実験のための準備作業

知人のところで、風鈴の実験のための準備作業をしてきました。
送られてきた実験用の50個の風鈴を完成させることと、今後の実験などの打合せが目的でした。
写真は、完成した風鈴の一部、実験に予定しているロープに吊るしてみた、短冊が曲がらない片付け方。

8月27日(土)と28日(日)の準備作業の日のうち、最初の日は残りの風鈴を完成させる作業を行う予定です。
作業のやり方を作ってみました。

近いうちに本門寺で風鈴を吊るす実験を行う予定です。
[2005/6/19]

鶴見川源流サイクリング

今日は鶴見川の源流までサイクリングしてきました。
鶴見川の上流まで行って、お昼を食べて帰ろうと思ったら、鶴見川源流まで5.8kmの看板。
迷った挙句に地図も持っていないのに源流まで行くことに決定。
やはり途中で迷って、遠回りしてやっと到着、ここはほとんど八王子。
左端の写真が鶴見川源流の泉、真ん中のように鶴見川も最初はこんなに可愛い、右端のようにほとんど右下から左上まで往復で約50kmのサイクリング。
帰りは足がピリピリしてきてほとんど死んでいた。
川縁には紫陽花がいっぱい、好きな色のバイオレットの花も。
途中では朝からずっと大学生が映画の撮影。
さすがに緩い上り坂も押して上がるしかなかった。
計画性もなく気分に任せて無茶をするのが悪いところですね。
[2005/6/18]

カウンセリング関係の書籍購入

カウンセリング関係の書籍を購入した。
ひとつ目は先週の面接記録の講座で、講師の末武康弘さんも訳していて、そのときに見せてもらったロジャーズの「
カウンセリングと心理療法」(岩崎学術出版社、2005年)、全3巻のロジャーズ主要著作集の第1巻。
講座で販売していた面接記録の本があまりにも軽くて、やはりロジャーズはちゃんと読んでおこうと考えた。

残りの3冊は上の本も訳している諸富祥彦によるもの。
諸富さんは、昨年のカウンセリングの講座の最初の講義で聴いて、講義自体はたいへん良い出来だったけれども、その作り物っぽい感じが好きになれなかった。
しかし、その後で諸富さんの昔の噂を聞いて、この人はきっと深い闇を見たんだなと思った。
ということで、読んでみることにした。

まずはロジャーズの解説本「カール・ロジャーズ入門、自分が"自分"になるということ」(コスモス・ライブラリー、1997年)。
諸富さんがロジャーズをどのように解釈しているかに興味がある。
続いて「
〈むなしさ〉の心理学」(講談社現代新書、1997年)と「人生に意味はあるか」(講談社現代新書、2005年)。
内容的には似ていそうだが、10年近くの間にどのような変遷があったのか興味がある。
また、最後の本のタイトルは、思春期に読んだ椎名麟三の「生きる意味」を連想した。
[2005/6/17]

来談者中心カウンセリング

今日は代々木で朝から夕方まで来談者中心カウンセリングの講座。
担当の岸田博先生が病気のために来られないと聞いて心配したものの退院されたようだ。
岸田先生には、昨年の初級講座のときにお会いして、内容が素晴らしかったため、「先生にはもう一度お会いすることになると思います。」と伝えたので、ちょっと残念だった。
今日の内容はいきなり30分のミニ・カウンセリングを録音すること。
カウンセリングは昨年末の実技試験以来で、カウンセリングのやり方をすっかり忘れてしまったし、クライアントのときも30分も話すのは、初級講座の実技で1回やったぐらい。
カウンセラーのときは、相手の感情を深めることに注意したものの、最初は友達の話から始まって、クライアントの感情に至るまで苦労した。
それからも、まだまだ深く掘り下げる突っ込みどころがあったものの、うまく深めていけなかった。
クライアントのときの話は、例によって人とうまく繋がれないことを述べていったものの、30分もあると話がとりとめもなく整理できないままで終わった。
とにかく、9月の次回の講座までに、カウンセリングした内容を、逐語記録という文章に書き起こして、自己評価を加えていかなければならない。
[2005/6/5]

産業カウンセリング全国大会

今日は産業カウンセリングの全国大会に参加するために横浜のパシフィコに行った。
実は昨日もあったのだが、つまらなさそうだったのでパスした。
窓の外は海、今日もいい天気なのに、部屋に缶詰。
お昼に外でおにぎりとパンを食べたのは気持ち良かったけど、風に当たりすぎて気分がちょっと悪くなった。

参加した分科会は「IT時代のカウンセリングの現状と課題」。
やはり学会ではないので、発表のレベルが低いものもあったが、現状を知ることができたのは良かった。
実際にインターネットTVがカウンセリングに利用されているのは知らなかった。
しかし、今のインターネットTVには二つの問題がある。
ひとつはネットワークのディレイの問題。
カウンセリングのような協調動作、例えばラポールを構築するための、頷きなどのペーシング動作には、ディレイは大きな問題となる。
もうひとつはフレームレートの問題。
カウンセリングでは相手の表情を読むことが大切だが、重要なのは素早い表情の変化で、これは低いフレームレートではわからない。
従って、インターネットTVを利用してカウンセリングを行うためには、どの程度のディレイとフレームレートまで許容できるのかを、ちゃんと研究して知っておく必要がある。
そういう意味では、いま行われているインターネットTVによるカウンセリングは、対面でのカウンセリングそのものではない。

その他に質問もして重要だと思うのはコミュニティ。
リアルのコミュニティの他にバーチャルなコミュニティを、カウンセリングの補助に活用していくことは大切だと思う。
しかし、メールカウンセリングでは匿名性が有利に働くが、コミュニティの場合には匿名性が「荒し」に繋がる恐れがある。
カウンセリングのためのコミュニティでは、利他的行動を育てていく必要があるが、匿名性は利己的行動に有利に利他的行動に不利に働くことが知られている。
そういう意味では、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のような匿名性を薄める仕組みが必要だと思われる。
しかし、SNSをそのまま持ち込むと、仲間内だけのサポートになり、新しい人へのサポートの広がりが困難になるのが問題だと思う。
ここは何らかのうまい仕組みを考える必要がある。
[2005/5/29]

メガスターII:星と血

今日は生田緑地にサイクリング。
道に慣れてきて、軽く1時間を切るようになった。
目的はプラネタリウムのメガスターII。
通常の機材と比較するとメガスターIIは圧倒的に小さい。
今日は入口で双眼鏡を渡された。
双眼鏡で見ると、天井のスクリーンは塗り直されているものの、やはりあまりきれいではない。
通常の機材でいつものように始まり、満天の星空なのに、いつものように吸い込まれる感じがない。
自転車で疲れて視力が落ちているせいか。
途中でメガスターIIに切り替わる。
星の数が圧倒的に増えて、吸い込まれそうな星空になった。
すご〜い、双眼鏡で見ると、天の川が小さな星からできている。

帰りは車の渋滞を避けようとして、歩道に乗り上げようとしたとき、失敗してずりずり滑って転んでしまった。
無駄な抵抗はしなかったので、派手に転んだものの、手のひらを擦りむいただけの軽症だった。
しかし、久しぶりに自分の血を見たような気がする。
[2005/5/28]

サイクリング、生田緑地&ばら苑

以前は車で行っていた生田緑地にサイクリング。
途中の川沿いの家に、とても良い香りのする花。
旧向ヶ丘遊園の中にある生田緑地ばら苑の裏口は山道。
ばら苑は、ばら、バラ、薔薇。

連夜の雨で、バラの花は痛んでおり、多くの花びらが散っていた。
バラの香りが好きなので、バラの花に鼻を近付けてクンクン。
ここで選んだ花は、美しいからではなく、香りが良いから。
見かけでなく、ちゃんと香りを確かめなさい、と言うことです。

生田緑地のプラネタリウムは平日は15時からのみ。
諦めて勝手知ったる生田緑地を散策。
ここには想い出がいっぱい落ちている。
数年前、酷いストレスに襲われ、離人症のような感じで、空に落ちていきそうで、しがみつこうと思った樹。

[2005/5/25]

風鈴が届いた

わ〜い、まず50個の風鈴が届きました。
と言っても、イベントの仲間のお寺にです。
購入予定の520個の風鈴のうち在庫にあった50個を、早めの実験用に先に送ってもらいました。
やっとスタート台に立ったという感じです。
[2005/5/13]

闇は自分が作り出しているものかもしれない。

一時期、異様に闇に興味を持っていて、中野純さんの「闇を歩く」に書かれた闇のスポットを体験して回っていました。
でも、いま思うのは、どこにでも闇はあるということ、人にはそれぞれ見えているところと見えていないところがあり、見えていないところが闇ではないかと思いました。

物理的には、我々の言うところの闇は、(人間にとっての)可視光が存在しないところに過ぎません。
[2005/5/12]

自転車で本門寺

自転車で本門寺に行ってきた。家から一時間ぐらい。
単に自転車に乗りたかったのと、ちょっと風鈴の吊るす樹の場所の検討です。

このビル、昔に勤めていた会社のオフィスがあった、懐かしい。

多摩川を渡る。
この辺りからは、ずっと普通の道路で、車の排気ガスが臭い。

展望台っぽいところから本門寺を一望。
この距離だと風鈴の音色が聴こえてくるのかな。

五重塔から仁王門に至るメインの道。
両側の桜の樹、風鈴を結びつけたロープを、道に平行に樹に結びつけるか、道をクロスして樹に結びつけるか。
道をクロスさせた方が見栄えがいいが、車が通るので高さを確保しなければならないのと、もしロープが切れたりしたときに人に危害が及ぶ恐れがある。
[2005/5/8]


『500個の風鈴の音を聴く』イベントのための樹木地図作成

植木市で賑わっている池上本門寺に、風鈴を吊る樹の地図を作りに行ってきました。
歩数から計算したので、あまり正確な位置は得られなかったものの、昼前から15時ぐらいまでかかって、だいたいの雰囲気は掴めました。
10個の風鈴が結び付けられたロープ50本の割り振りも考え、あとは実際にどの樹と樹の間にロープを渡すかです。
これには風の通り道も考えないといけないです。
また、各樹木の番号付き地図と、対応する番号の樹木の写真も作成しました。
[2005/4/30]

『500個の風鈴の音を聴く』イベントのための地図

『500個の風鈴の音を聴く』イベントで、風鈴を設置する樹木の位置を知るために、本門寺から設置場所付近の地図をいただきました。

さて、連休中に本門寺に行って、これに樹木の位置を書き込んで、樹木の写真を撮る予定です。
樹木の位置をうまく測定して書き込む方法について悩み中。
[2005/4/29]

水越伸×岩井俊雄「メディアの未来に灯をともす」

紀伊国屋ホールに水越伸さんの「メディア・ビオトープ」出版記念の対談を聴きに行って来ました。
岩井さんと水越さんは筑波大の同級生だそうです。
水越さんは生態系からの観点からメディアを考察していました。
内容は、大学のメディア論と実際の現場との乖離の話、マスメディアを杉の人工林に例えた話(寡占によって小さなメディアである下草に日が当たらない)、メディアの実践・リテラシー・遊びのレイヤーの中での、岩井さんが携わっているような遊びの重要性の話、ビオトープのように小規模で多様な小さなメディアの重要性の話でした。
岩井さんは、子供の頃の話と娘さんとの遊びの話から、メディアのリテラシーの話に迫ろうとしていました。
メディア・ビオトープの話が興味深かったので、水越さんと少しお話をしてきました。
私が思うに、メディアをコミュニケーションの方向性から見ると、マスメディアは一方向のmonologue、パーソナルメディアは双方向のdialogueです。
これに対して、文化人類学者の川田順造さんのsynlogue(共話)のような、少人数の親しい人達が集ってわさわさと言葉を重ねていくメディアが重要だと考えており、このsynlogueとメディア・ビオトープの親和性が高いと感じました。
尋ねてみると、水越さんは川田さんと面識があるらしく、この辺りの面白さを十分にわかってらっしゃるようでした。
[2005/4/27]

セガトイズ「ホームスター」

セガトイズから「ホームスター」という超小型プラネタリウムが7月に20,790円で販売されるらしい。
すごく欲しかったが、熱できっと暑くなるだろうと思って、暑いのが嫌いな私は悩んでいた。
しかし、
発表資料を読むと、光源が高輝度白色LEDで、消費電力が約3Wなので、熱はあまり発生しないと思う。
また、16cm×19cm×13.5cmで約1kgというコンパクトなサイズも気に入った。
AC電源の他に、単1電池4本で約1時間、外でも使えるということだ。
恒星原版はカートリッジ式で、「日本の星空」の他に「星座ライン入り星空」が付属しているのも嬉しい。
絶対に買うぞ!

「ホームスター」の元になった有名な「メガスターII」が川崎の生田緑地にある青少年科学館にも入っているらしい。
私が遊びに行った頃は汚いドームに古いプラネタリウムだった。
[2005/4/22]

『500個の風鈴の音を聴く』イベント開催期間決定

夜だと真っ暗で樹が見えないので夕闇迫る池上本門寺の五重塔。

18日に本門寺と詳細な打合せをしてきました。
色んなところを巻き込んで、大掛かりになりつつあるので、決定事項以外は書けなくなってきました。
とにかく開催期間は、夏の土日に準備して、次の土日までの期間です。

20日に遂に風鈴イベントの開催期間が決定しました。
開催期間は8月29日(月)から9月4日(日)、準備は28日(土)と29日(日)に決まりました。
[2005/4/18,20]

imaginary movementにおける意識の遅れ

今日、研究発表を聴いていたら疑問がわいてきました。

例えば、実際に指を動かすことをactual movementと言うのに対して、頭の中で指を動かすことを想像することをimaginary movementと言います。
実際に指を動かすactual movementのとき、その直前に脳の運動野に準備電位が現れることが知られています。
これに対して、頭の中で指を動かすことを想像するimaginary movementのときも準備電位が現れます。

さて、この指を動かそうとしたときの準備電位が現れる時刻と、本人が指を曲げようと意識した時刻の前後関係に関して、英国の神経生理学者Libetの有名な実験があり、本人が指を曲げようと意識する前に、脳に準備電位が現れることが実験的にわかっています。

疑問に思ったのは、Libetの実験はactual movementの準備電位に対する意識の遅れですが、imaginary movementにおいても同様な意識の遅れがあるかということです。

個人的な推測としては、あるんじゃないかと思いました。
しかし、発表者に訊いてもわからなかったので、誰か知っている人はいないものか。
[2005/4/18]

岩井俊雄、「エレクトロプランクトン展」オープニング

岩井俊雄さんのNINTENDO DSの作品「エレクトロプランクトン」の発売記念の「エレクトロプランクトン展」のオープニングに行ってきました。
エレクトロプランクトンを使っての演奏、バイオリンとの競演、任天堂の岩田社長や宮本プロデューサとの対談、面白かったです。
まずは任天堂の岩田社長には、岩井さんの作品を販売にこぎつけてくれたことに感謝したいです。
さっそく「エレクトロプランクトン」、購入しました。
DSは持っていないので、知り合いから借りないと。(笑)

他に面白かったのは、鈴木康広さんのジャングルジムにプロジェクションしたもの。
東大に岩井研ができたときに見せてもらった模型の段階では実感できなかったけれども、実際にこれが公園に置かれたら面白そう。

それからヤマハとのコラボレーションの作品も良かった。
全面ボタンで、押すと音と光が変化して、完成度も高かった。
売り出されるようなことがあったら、サウンドレンズと同じく買いたい。
[2005/4/8]


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