日々の雑感 [2007/07-09]

いろいろの夏、いっぱい過ぎて消化不良気味。


日本人の体格の変化

以前に摂食障害について書きました。
「日本人の体格の変化」のグラフを見ると、女性のやせ願望がBMIの変化としてはっきりと現れています。
男性はBMIがほぼ単調に増加、30歳以上は平均が標準の上限に近づきつつあります。
まあ日本の場合は太っていると言ってもメタボ予備軍という感じでしょう。
全く対照的に女性は、20歳代で平均が標準の中のやせ気味に、70年代以降は30歳以上もBMIがほぼ単調に減少してます。
[2007/9/24]

ゲシュタルトセラピーでワーク

今日は岡田法悦さんの3回目のゲシュタルトセラピーの講座があった。

幼年時代からの孤独感と、高いところから自発的に飛び降りる夢について、岡田さんからワークを受けた。
夢はひと月前ぐらいに頻繁に見たもので、飛び降りるのが怖い高所恐怖症で、高いところが嫌いなはずの自分が、夢だからと飛び降りた瞬間に、胸が締め付けられるような爽快感に包まれて目覚めるというもの。

今回は動作に着目するというよりも、エンプティチェアによる対話が中心。
飛び降りる自分と、飛び降りる先の深淵の自分との対話。
重力に身を任せて落ちていく自分は、幼年時代に両親から得られず、これからも得られないと分かっている全的な愛に、絶望的に飛び込んで行こうとしている。
そして、人との繋がりを信じたい自分と、そんなものは決して存在しないと絶望している自分との対話。

最後は両者が和解して、絶望している自分が信じたい自分を遠くから見守るような感じになったものの、これからもずっと苦しめられるんだと思う。
[2007/9/16]

TENORI-ON イギリスで発売

岩井俊雄さんがヤマハとコラボしたTENORI-ONがイギリスで発売されるらしい。
いくらぐらいなんでしょう、ちょっと手に入れたい気分。

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3■TENORI-ON、ついにイギリスで発売します!!
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この何年も、ヤマハと一緒に開発を続けてきた、
21世紀の光と音のデジタル楽器 『TENORI-ON』 (テノリオン)が、
ついにこの9月4日からイギリスで発売されることになりました!

.9月4日には、ロンドン、9月5日にはマンチェスターで
発売記念イベントがあり、それに出演するために
これからすぐにイギリスに飛ぶ予定です。

ただしこれは、正式発売ではあるのですが、
イギリスに限定したテスト販売でもあるので、
日本やその他の国で発売されるかどうかは、
このイギリスでの評判にかかっています。
もちろん僕としては、なんとしても成功させたいです!
そのために、コツコツとフライヤーやポスター作りから
何から地道にやっています。

ぜひ応援をよろしくお願いします!


最近オープンした、TENORI-ON公式サイトはこちら&darr
http://www.global.yamaha.com/tenori-on/

ジムオルークやアトムハートなどのインタビュー映像、
また彼らが特別にTENORI-ONを使って作りおろしてくれた
MP3データがダウンロードできます。

発売日の9/4からは、さらに詳細なスペックや
デモムービーなどが公開される予定です。


また、僕のブログ「TENORI-ON開発日誌」にも
発売に向けて、いろいろ最近書いています。
http://tenorion.exblog.jp/

特に、TENORI-ON開発中の秘蔵フォトは、
こういうの好きな方には、目を皿にして見て欲しいもの。
何年も前の僕の初期のスケッチなど、普段見られない写真が
多数公開されています。

[2007/9/3]

LondonのPhonicaから買っちゃいました。
このお店ではshippingを含めて £563.50、約13万円でした。
問題はカード会社のレートか。
[2007/9/7]

気がついたら、いつの間にかオーダーがキャンセルされていた。
イギリス国内からの受注のみということらしいが、メールとかちゃんと説明があってしかるべきだと思う。
ぷんぷん!

B型家族の団欒

血液型と性格類型との対応には科学的な根拠はない。
しかし、家族がすべてB型の友人から聞いた「団欒」の風景がある。
友人の家では家族が食卓に揃うと、みんな話したいことがあって、家族が聴いていようといまいと、順々に自分の話をするそうだ。

コミュニケーションをターン・テイキング(話者交代)とアドレス性からの分類してみる。
ここでターン・テイキングは話者の交代、相手が話しているときは黙って、相手が黙ったときに別の人が話す。
ターン・テイキングは常識だと思われるかもしれないが、アフリカの部族では同時発話を行うところもあり、また非言語コミュニケーションや音楽の演奏に関しては同時発話が行われている。
アドレス性は誰に対して話すかということである。
話す行為は発話行為とアドレス行為に分離できる。
コンゴのボンガンド族には、誰もいないのに一人で喋っている光景が見られるそうだ。
このようなアドレス性を持たない発話は投擲的発話(casting talk)と呼ばれる。

さて文化人類学者の川田順三が分類したコミュニケーション、Monologue(独話)・Dialogue(対話)・Polilogue(複話)・Synlogue(協話)を分類すると下図のようになる。
Monologueは一人で話すので、ターン・テイキングがなく、アドレス性は自分自身である。
Dialogueは二人で交互に話すので、ターン・テイキングがあり、アドレス性は常に相手である。
Polilogueは三人以上のDialogueである。
Synlogueはターン・テイキングがなく、アドレス性もなく、投擲的発話による同時発話が行われる。
実はSynlogueはブログなどネットにおける重要なコミュニケーションとなりつつある。

ところで下図の左下が空欄となっており、ここがB型家族の団欒なのである。
つまりターン・テイキングを守って順番に話すものの、相手が聴いていようがいまいが話すことが目的で、アドレス性がほとんどないのである。
[2007/9/1]

屋上のジャングル

今朝、新聞を見ていたら、昔からビルの屋上をジャングルにしている人がいた。
大森駅のすぐ横、衛星写真でも小さな濃い緑。

会社の中がジャングルで、会議室に行くのに誰かが道に迷うようなところだったら楽しいだろうなぁ。

緑をまとう家 展
東京・大森、シラトリビル

ウメ、ナツミカン、ユズ、グレープフルーツ、レモン、ブドウ、キウイ、カキ、フキ、ジネンジョ・・・。
本人もどこに何があったか迷ってしまうほど、多くの実りがある農園。
地上と思いきや、なんとそこは、東京・大森駅前にある「シラトリ ビル」の屋上だ。このビルのオーナーであり、住人の白鳥俊一さんは、1914年生まれ、柔道九段、自ら白鳥パッキング製造株式会社を経営する。ビルは同社 の工場兼、家族7人が住む自宅として、1968年に建てられた。

広さ100トンの屋上は、100t以上の土を厚さ60cmに敷き詰めた本格的な農園となっている。
ビルの2階は事務所だが、かつては「大森水族館」と名付け、ワニやピラニアを飼っていた。そこで14年生きていた ワニが1匹、剥製姿で屋上に飾ってある。
ビル建設当初から屋上農園や水族館は計画されていて、水100t、土100tの荷重に耐えられるよう、基礎がつくられた。屋上は、地下鉄工事業者に頼んで、水が流れる溝を掘り、防水は、セメント、アスファルトを3重にして処理した。

[2007/8/28]

知覚の“改路”

「知覚の“改路”」というイベントに行ってきました。
むちゃくちゃ面白かったです。
プレゼンテータの渡邊淳司さんはNTTの前田太郎さんらと前庭感覚刺激のシステムの研究をした人。
両耳の後ろに電圧をかけると、正負のかけ方によって、左右の平衡感覚が誘導されるもの。
これは以前にNTTの厚木の研究所で体験させていただきました。
眼球運動のサッケードを使ったシステムは、以前に草月ホールでのパフォーマンスで体験しました。
LEDのラインディスプレイ、左右に振ると残像で二次元の映像が見えるのだけれども、静止したものをサッケードを誘導して見せるところが凄いところ。
渡邊さんには厚木か草月ホールかでお会いしたような気がする。
1時間の講義があって、1時間のディスカッションがあって、最後に屋上でパーティ、色んな人と話せて楽しめました。
渡邊さんの興味と意外と一致する部分があるように思った。

CAMP-9[関内キャンプ]
知覚の“改路”
8月25日(土)@AAN事務所
http://mot06.exblog.jp/6046119/


キャンプとはプレゼンテーションとディスカッションとパーティーからなるイベントです。毎回場所を変えて開催しています。
http://mot06.exblog.jp/i2/

今回のテーマは「知覚」です。

近年、既存の電子楽器の回路を繋ぎ変え、組み替えることで、未知の機能を発見し、予想もしなかった光や音を出す「サーキット・ベンディング(Circuit Bending)」という行為が多く行なわれるようになりました。

ベンディングによって生み出された音は、その電子楽器にとってある種のエラーで ある一方で、そのエラーを逆に、新たな創造の可能性と考える点に、ベンディングのひとつの意義があります。また、ベンディングのもう一つの意義として、電 子楽器だけでなく、ある機能を持った回路、さらには人間をも含めてひとつのシステムと考えたとき、システムにとってのエラーは、そのシステムの構成要素を 浮き彫りにする重要な情報であるという側面も持っています。

たとえば、音楽を聴いていて、その音がレコードによって生み出されているのか、 それともCDによって生み出されているのか、よほど耳のいい人にしかその区別はできません。しかし、パッと音飛びが起きた瞬間、つまり、そのシステムに とってエラーが起きた瞬間、それがレコードなのかCDなのかは、その双方を聞いたことがある人にとっては明白となります。

このように、ベンディングは、既存システムの組み換えによる新たな創造であると ともに、システムの分析や理解という面から見れば、システムを明らかにするアプローチのひとつとも考えられます。今回のキャンプでは、このベンディングと いう手法を知覚研究の領域に応用し、人間の感覚や運動システム、ひいては人間の存在を理解するうえでの、新たなアプローチの研究をいくつか紹介しながら、 人間にとって根源的な活動である「知覚」について考えてみます。

みなさまのお越しをお待ちしています。

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日時:2007年8月25日(土)17:00〜21:00 ※開場は16:30
場所:AAN事務所(横浜市中区住吉町1-8-401)
定員:12人(予約制、先着順)
参加費:1,000円(おつまみ+1ドリンク付)

主催:MUSEUM OF TRAVEL
協力:Art Autonomy Network
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【プレゼンテーター】
渡邊淳司:1976年生まれ。2005年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。同年(独)科学技術振興機構 さきがけ研究員。人間の知覚特性を利用した情報提示手法の研究。それらのエンタテインメント・芸術表現への応用研究を行う。
http://www.junji.org/

[2007/8/25]

『500個の風鈴の音を聴く』準備完了

朝の風鈴に短冊を結び付ける準備は余裕で終了。

午後は取材が重なったこともあり疲れました。
でも、精力的に手伝ってくださった皆さんのおかげで無事に準備は完了。
完了とともにお寺の鐘がゴーンと鳴りました。
明日からは良い風に恵まれて、素晴らしい音を響かせてくれるものと期待しています。

取材はフジテレビのドタバタの取材と、TBSラジオの丁寧な取材がありました。
TBSラジオは、9日(月)の「森本毅郎スタンバイ!」の中の「現場にアタック」(7時30分〜38分)の泉貴子さんのレポートで、インタビューに加えて風鈴の音も聴けると思います。
フジテレビは、13日(金)の「わかってちょーだい」(9時55分〜11時25分)の中でちらっと出てくるのでしょう。
[2007/7/7]

(写真は、出番を待つ風鈴たち、準備作業終了&終了まで取材してくださった右手のTBSラジオの鯨井さんと泉貴子さん、背筋を伸ばして風鈴の音に聴き入る猫、下段はフジテレビのバラエティ風取材?、イッツコムの取材)


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