で、見ていた映画が「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(Once upon a time in Mexico)」。
2003年/102分/アメリカ。監督・脚本・音楽・撮影・編集:ロバート・ロドリゲス、製作:ロバート・ロドリゲス/カルロス・ガラルド/エリザベス・アヴェラン。エル・マリアッチ役にアントニオ・バンデラス、カロリーナ役にサルマ・ハエック、サンズ役にジョニー・デップ、ビリー役にミッキー・ローク、アヘドレス役にエヴァ・メンデス、ククイ役にダニー・トレホ、ベリーニ役にチーチ・マリン、ラミレス役にルーベン・ブラデス、バリヨ役にウィレム・デフォー、マルケス役にジェラルド・ヴィジル、大統領役にペドロ・アルメンダリスJr.。
ストーリー:CIAのサンズは、情報屋のベリーニから「たった一人で2つの街を始末した男がいる」という情報を知り、その男に引き合わせてもらう。その男エル・マリアッチは、妻と娘を殺した仇であるマルケス将軍が、地元で強い勢力を誇るギャングのバリヨと組んでクーデター未遂を起こすことをサンズから聞く。サンズの狙いは、クーデターで大統領がクーデターで死んだ後、マルケスが権力を握る前にエル・マリアッチがマルケスを殺すことであった......
ということで、「デスペラード」の続編ですが。本作は「マチェーテ」とセットで安く売られていたので、じゃぁ見てみるかという感じで買ったんですけれども。
いやぁ.....「最高にカッコよくてバカバカしい、パワフルな作品」でしたかね。ノリは完全に80年代アメリカの、筋肉と火薬でゴリ押ししていたあの頃の映画のノリでして、それを現代に持ってきてメキシコを舞台に移し、こまけーことはどうでも良い精神で、監督がただひたすらに「オレはこれをやりたかったんだ」をやってみた作品となっています。
はい、実に突き抜けていてよろしい。そこには説教臭い何かもなく、小難しい何かもない。ただ監督が「オレはこうするほうが格好いいからこうしてみた」を実現した感じの作品となっていましたか。そこに迷いがないので、まぁ面白い。しかも、CGIの使用やら豪華なキャストやら見ていると、前作よりも金がかかっている感じはありまして、だいぶ豪華になったなぁ、という作品でしたか。
ま、そういうこともあり、ストーリーは一直線ですけれども楽しく見れましたかね......
そしてあふれるメキシコ愛。結構気になって調べたりしたら、地元がかなり強力にバックアップした作品だそうで、観光案内レベルできれいな教会やら出てきたりしますか。さらに「死者の日」を利用して賑やかに地元の人に協力もしてもらったようで、かなり賑やか。さらにはメキシコ人なら忘れられない、というソルダデラス/アデリータという、メキシコ革命で活躍した女性兵士をイメージさせる女性を登場させた挙句、その女性を演じたのは調べたらマルタ・オウラという、メキシコの大女優だそうで。
確実に公開時は製作国のアメリカと、撮影地のメキシコで反応と熱量が違ったであろうなぁ、と。
映像も綺麗というか、良く計算された格好良さがある映像がだいぶありまして、良かったですかね。ギターとシルエットがまたきまるというかハマると言うか......さらにCGIもかなり色々と使ったようで、アクションシーンがときにはバカバカしいレベルまで派手になって、なかなか楽しく見れましたか。
役者陣もけっこう良かったですが。
主役のエル・マリアッチのアントニオ・バンデラスは前作よりまた迫力増しましたね。この人はなんだかんだと銃も良く、前作よりソードオフショットガンの活躍頻度が増していて尚良かったですけれども。ただ、ギターがハマりますね、本当。もともとやっている人ですから尚の事なのでしょうが、見どころが多くてよかったです。そしてなぜか出てくるジョニーデップ.....非常に癖のあるキャラクターでしたが、変な論理で動き、その一方でどこかユーモラスで、そのくせ変なところで格好良いというわけのわからんキャラクターをうまくやりましたか。あとは存在感は圧倒するダニー・トレホとか、前作にも出たウィレム・デフォーとか、まぁみんなクセが強くて良かったですね。
ミッキー・ロークとか、なんか色々とアメリカの俳優も多く出ていましたけれども、楽しくやっている気配はだいぶありましたかね、はい。
ま、もうシンプルに監督の好みをゴリ押ししているタイプの作品ですが、アクションと映像に振っている分だけかなり楽しいB級映画となっていましたか。高尚なのを求める人は全くだめですが、むしろ疲れているときとか、小難しいものを考えたくない、あるいは酒飲みながら見る分にはかなり楽しい作品となっています。
個人的にはおすすめしたい作品です、はい。