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・2004/10/25 「Danny Boy」(「The Turning of The Tide」(オーマガトキ)/Aoife)

 アイルランドの代表的な歌。北アイルランドのデリー州に伝わる歌であり、「ロンドンデリー・エア」と言う曲だったとされる。数多くの歌手がカバーした曲であり、歌詞もバリエーションが多いが内容としては「故郷を去る息子を思う母親の歌」である。この歌詞は1913年、イングランド人のフレデリック・エドワード・ウェザリーによってつけられたらしい。
 映画「Family Business」のラストで歌われるシーンを見てから何となく気になり続けた(映画本編はある意味どうでも良い内容であったが)曲であり、調べてみたところAoife(「イーファ」と発音する)の物が良いと言う話を聞いて購入した。スタンダードナンバーではあるが、それ故に実力が無いと難しいと言える。
 Aoifeが落ち着きのある声で歌い上げるこの曲は、いくつかのバリエーションの中でもかなり良いものであるだろう。
 なお、CDは全てカバー曲であるが、良いものが多い。落ち着いたものが聞いてみたい時にはお勧めをしておく。



過去の分

・愚痴、日記、あるいは更新履歴
過去の分

2026/07/30
 さて、昨日は職場Iで予定通り無職していましたかね。
 朝は時間でこいまして、そのままいつも通りにやっていましたけれども。久しぶりに結構落ち着いた気温の朝だったので、窓を開けて丁度良いと言う状況でしたかね。そしていつも通りに過ごしてから時間で家を出まして。
 で、まっすぐ職場に向かいまして。
 とりあえず、スケジュールの確認やらしても特にやることはなし、ということを確認しまして、そこから引っ込んでゆっくりやっていましたかね......ま、とりあえずいつも通りに映画やら見つつ、調べ物やらしつつで閑散期やっていたという感じですが。
 そして時間で撤収しまして、そのままかかりつけの医者のところへ向かってからその近所の実家に顔を出す、という流れで動きましたかね。そして久しぶりに実家で夕食食べてから帰宅したらだいぶ暗くなっているという。久しぶりにそういう時間帯による動いたなぁ、と。
 帰宅後はゆっくりとやっていますが。まぁ、日中の暑さもあってかやはり疲れましたかね。
 よく持つようにはなりましたが.....

 そして昨日はよく晴れた一日。
 朝は涼しかったんですが、天気が良くどんどん気温も上昇してなかなかに厄介でしたかね。時折日中はクモが出たりしましたが、基本的には晴れ。風はちょくちょく吹いていたので、そのタイミングは若干しのぎやすかったですが、コンスタントではないので、やはり暑さはあまり紛れないという。
 熱中症で病院もだいぶ忙しいようですし。もう2,3℃下がってさらに風があるだけで結構違うんですがね......

 で、見ていた映画が「ザ・バットマン(The Batman)」。
 2022年/176分/アメリカ。監督・製作:マット・リーヴス、脚本:マット・リーヴス/ピーター・クレイグ、原作:ボブ・ケイン/ビル・フィンガー、音楽:マイケル・ジアッチーノ。ブルース・ウェイン/バットマン役にロバート・パティンソン、セリーナ・カイル役にゾーイ・クラビッツ、ゴードン警部補役にジェフリー・ライト、ペンギン役にコリン・ファレル、リドラー役にポール・ダノ、ファルコーネ役にジョン・タトゥーロ、アルフレッド役にアンディ・サーキス。
 ストーリー:治安の悪いゴッサム・シティ。ハロウィンの日、選挙期間中の市長が無惨に殺されてしまう。ゴードン警部補がバットマンとともに現場を調べると、市長は世間で言われるような潔白な男ではなく、むしろ嘘をついていることを犯人のリドラーが示していた。リドラーはさらに要人に手をかけていく一方、バットマンに挑戦状の如く謎を残していくが......
 ということで、Geminiとのやり取りでなんかおすすめされたんですが。
 内容的には「オリジナルのバットマン」がフィルム・ノワール型の探偵だったそうで、その雰囲気をもって現代的に解釈したリブート作品、ということだそうで、実際にストーリーでは「バットマン」になってまだ2年のブルース・ウェインが、両親殺害の陰を持ちつつ街の悪を一掃するために暗躍しつつ苦悩する中で、どうやって成長していくか、と言うところに主眼が置かれた物語となっていましたけれども。
 いやぁ、良かったですね。正直ここまで面白いとは思わなかったですが。
 ストーリーはかなりよく、筋が一本ちゃんと通っているのがまず大きい。そのうえで、愉快犯的なリドラーがだす社会の闇をどう追いかけていくか、という問題ですがこれとブルース・ウェインの過去が重ねてうまく物語を展開してくというところがよくできていましたか。
 いやぁ、よくまとめたなぁ、と。しかも綺麗に。
 そして、キャラクターの掘り下げが非常に良い。ブルース・ウェインがとにかく復讐の炎に燃える根暗でして、その影のある部分の描写、そして優れた能力と未熟さの描写が実によく描かれているという。さらには周囲のキャラもよく、悪役も協力者もそれぞれのストーリーがあって、ちゃんと掘り下げて交差しているところが良かったですかね。
 まぁ、難点はちゃんと掘り下げた分だけ時間が長くなったとも言えますが。主役たるバットマンと、ヴィランたるリドラーの対比的な物をうまく使ったなぁ、と思います。そして演出面にも関わりますが、必要な間をちゃんと取っているところはかなりよく、とにかく「急がない」。忙しくしてごまかす、ということもなく、ちゃんと客が飲み込んで消化できるようにしつつ物語が展開してくのは良かったですか。
 で、この演出でカメラワークや色味、音響がきっちりと仕事をしていて良い。物語とこの演出面の両輪が非常にうまく回っていまして、長い割に長さを感じさせないというところはかなり良かったかと思います。アクションも良かったですしね......ガジェットがまた味があってよいのですが、ペンギンの追跡劇と最後のところは見ごたえのあるアクションでしたか。
 そして役者陣がまた良い。
 主演のロバート・パティンソンは良かったですね、本当。とにかく明るさがない、暗い影を持ったものの、使命感に目覚めて成長するダークヒーローとしてよく演じきりましたか。セリーナ役のゾーイ・クラビッツも、影のある役でしたがアクションも含めてよかったですかね。バットマンをサポートする、ゴードン役のジェフリー・ライトとアルフレッド役のアンディ・サーキスも良い。アンディ・サーキスはそれほど長く出ないものの、ブルースの陰を支える役として存在感があってよかったですか。そして悪役どもですね.....コリン・ファレルは最初気づきませんでしたが、ものすごく印象的でした。そして、ポール・ダノ。最近「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でみましたが、こういうどこか利己的な狂気を含む役がものすごくしっくりきますね、この人。いや、見事でした。
 ま、有名な作品みたいですけれども。
 フィルム・ノワール的な雰囲気にサスペンス、そして現代的なアクションを実にうまく融合させた作品と言えまして、単なる消費するタイプの娯楽以上の、鑑賞に値する良い娯楽作品となっていましたか。かなり骨太で見応えのあるものとなっていますが、難点は時間ぐらい? ただ、忘れてしっかりと見れるだけの力のあるかなり良い作品だと思いました。
 個人的には傑作ですかね.....いやぁ、正直ここまで良いとは思わなかったです、はい。

 ということで、長いけど良い作品を見れましたが。
 ま、きっかけが1989年版のティム・バートンが演じているやつだったんですが。ジャック・ニコルソンがジョーカーをしていたやつですが、あれが意外と面白かったというか、そういうのもあってGeminiにあれこれと聞いているうちに、もともとバットマンというのが探偵だった、と知りまして。で、その設定で評価の高い映画、と聞いたら本作が出たという流れだったんですが。
 アメリカのDCシリーズのバットマン、ということで娯楽系で消費するタイプのやつかなぁ、と思っていたので本当に本作は良い意味で裏切られましたかね、はい。ここまで重厚に持っていくとは思いませんでしたので。フィルム・ノワール的な雰囲気のものはもともと好きですので、それがかなり大きかったかと思いますが。
 ま、演出などは間違いなく現代的ですがね。でもよくここまでまとめて見せられたと思います。掘り下げがやはり良かったかなぁ、とも。
 ちょっと意外でしたがセールで安かったのもあって、良い買い物もできた作品でした、はい。

 ま、こんなところで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は木曜日ですか。今日も多分職場内無職の予定となっていますが、まぁ無事にそうなってほしいですね、はい。暑さがどうなるかというのはありますが、まぁ無理しないようにやっていきたいと思います、はい。
 とりあえずはマイペースでやっていければと思います、はい。

 ということで以上で。
 また、後日......



2026/07/29
 さて、昨日は職場Iへ出ましたかね。
 朝は時間で起きまして。とりあえずはいつも通りに体調を見つつ過ごしていましたけれども、まぁ悪くはない感じでしたかね。で、火曜日のルーティーンということでパウチの交換やらもやりましたが。とりあえずは皮膚の方は回復傾向で良い感じ、ということでホッとしつつ時間で出ましたか。
 で、割とじっとりしつつも涼しい中を職場まで向かいまして。
 とりあえず、いつも通りにスケジュールを確認してやっぱり無職、ということを確認してからはゆっくりとやっていまして、映画を見たりしつつという感じで「いつもの閑散期の無職」で過ごしていましたか。で、ひとまずそのまま時間で撤収しましたかね。
 そして帰宅してからはゆっくりやっていましたが、熊本で地震ということでそこら辺のニュースも確認したりやらで過ごしましたけれども。ただ、なんか調子が今ひとつなのか眠気に半分負けたりと、色々と疲れも出てきましたかね。
 まぁ、低空飛行しつつで色々とという感じです、はい。

 そして昨日は雲が多く不安定な一日。
 朝は珍しく涼しめでしたね。日中もあまり暴力的に上がらず、と梅雨明け後の7月末にしてはこの数年ではかなり珍しい状況でしたか。湿度は高いんですが、まぁだいぶありがたくはありますけれども。そして昼を回って少しすると雨が降るようになりまして。けっこうしっかり降ったりやらで、なかなかでしたが。幸いなのは帰宅時には傘をささずにすんだことですかね、はい。
 まぁ、厄介な状況です、はい。

 そしてまたでかい地震がありましたか。
 発生時刻が2026年7月28日、16:27分頃、熊本県熊本地方でM7.1、最大震度7というものでしたが。令和8年7月28日16時27分頃の熊本県熊本地方の地震についてという形で第1報が気象庁から出ていますけれども、やはり横ずれ断層でしたか。長周期地震動階級4を観測し、さらにはずれた面が海側にもということで津波注意報まで出ていましたか。
 ま、多分記憶していた多くの人が10年前の熊本地震を思い出したのではないかと思いますけれども.....と思ったら、第2報、第3報まで出ていますね。「令和8年熊本地震」と命名だそうですが。深さが暫定10kmから16kmになっていますね。
 まぁ、大きな揺れでしたが、これが前震みたいにならないことを願います、本当。

 で、見ていた映画が「尼僧ヨアンナ(Matka Joanna Od Aniołów)」。
 1961年/105分/ポーランド/白黒。監督:イエジー・カヴァレロヴィチ、脚本:イエジー・カヴァレロヴィチ/タデウシュ・コンヴィツキ、原作:ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ、撮影:イエジー・ヴォイチク、音楽:アダム・ヴァラチニスキ。ヨアンナ尼僧院長役にルツィナ・ヴィンニツカ、スーリン神父/ラビ役にミェチスワフ・ヴォイト、マウゴジャータ役にアンナ・チェピェレフスカ、ブリム神父役にカジミエシュ・ファビシアク。
 ストーリー:17世紀のポーランド東部、ヨアンナが尼僧院長を務める尼僧院で、ヨアンナを初めとする尼僧がことごとく悪魔に憑依されたと問題になった。前にガルニェツ神父が尼僧へ通っていたからおかしくなった、とされたためにガルニェツ神父は魔法使いとして火刑に処されたが、それでも状況は改善しなかった。そして4人の悪魔祓いに加え、スーリン神父も派遣され、尼僧院の悪魔祓いに着手するが.......
 ということで、ポーランドのBD-BOXシリーズより、イエジー・カヴァレロヴィチ監督の作品としては三作目を見ましたけれども。
 いやぁ.....「毒っ気の強い」作品でしたかね。「聖と俗」「善と悪」と言うものを問うものでありましたが、実に面白いのは「俗っぽいほど悪魔がつかない」と言う一方で、「聖性を求めるほど悪魔に憑かれる」と言う皮肉。そして最後の毒っ気の強いオチ。多分、バチカンあたりは猛烈に怒ったんじゃないかと思いましたけれどもね......いやぁ、強烈で良かったですかね。
 ただ、前知識がかなり必要な物語かと。
 実際にフランスで1630年代にあったルーダン悪魔憑き事件の流れをポーランドに変えていますが。いくつかの当時の神学的な知識がないと「なんで?」となるシーンはかなりありまして、見ていても「?」となる物がちょくちょくあり、気になって調べて納得したところはありましたが。特に「当時の解釈による悪魔憑き」の部分ですかね......はい。
 「悪魔」は誰につくの? というところで、多分現代的なイメージと全く一致しないというか。スーリン神父が尼僧院に向かう途上でブリム神父から「悪魔が取り付くのは信仰の現れともいう」というのが前提というところで結構、たぶん今の感覚だと不思議ではないかと。一応、当時の神学としてはそういう認識だったようですね、はい。「信仰深いもの」を対象に、そのままだと救われるので取り付いて堕落させる、というのが「悪魔のやりがいある仕事」だったようで。さらに、神の許可がないと悪魔は人間にさわれない、ということで「神がその聖性と信仰を高めるための試練」と言う側面もある。ということで、悪魔に憑かれた人から悪魔が抜ければ、それは徳が固くなったということで「聖人」扱いになるというロジックがあるという......ここらへんの理解がないと、確実にこの映画は謎だらけですかね、はい。
 ま、その上で見事な、誰もろくに救われないビターな物語でしたか。
 演出面は非常に、特に映像においては極めてハイレベルなものとなっていましたか。白黒映画ですが、非常に高コントラストで陰影が強く、これを極めて有効に使っていまして、上述の「対比」をより効果的に見せていましたかね。この映像美は非常に見事で、極めて「絵になる」というか、元絵がおそらくあるようなシーンがあったりと、非常に良いものがありましたか。
 同時に、顔のアップなどの使い方の効果的なこと......終盤の迫力は圧巻で、非常に「見せ方」が洗練された作品でしたかね。この映像美は本当にハイレベルでした。
 役者陣も間違いなく良かったですが。
 主軸のヨアンナとスーリン神父を演じたルツィナ・ヴィンニツカとミェチスワフ・ヴォイトの見ごたえのある演技は良かったですかね。ヨアンナの聖と俗を往復する演技は実に大変だったのではないかと。そしてミエチスワフ・ウォイトが圧巻。段々と濃くなっていく陰、すり潰されるメンタルに、自身が二役やったラビとの「対話」シーンの圧巻さ。ここらへんは本当に良かったですかね。目が話せない迫力があるという......
 ま、古典ですが。ある程度当時の神学の知識が理解に必要、と言う点と古い映画という点でのハードルがありますが、AIあたりに神学の解釈を聞きながら見るのもアリかと思いましたかね、はい。実際にそうしてなるほどと思いつつ見ていましたので。そして、毒気のあるストーリーですが、問いかけるものは多いので、じっくりと鑑賞するには良い映画であると思いましたか。特に色々と考え込むタイプのが良ければよいかと思います。また、圧倒的な白黒の使い方は実に見事です。
 個人的にはぜひおすすめしたい作品ですかね。

 にしても、本当に皮肉というかなんというか。
 「神のために学んで」高い実力を得たからエクソシストになったのに、結果的にそれが災厄として降りかかる一方、その災厄の御蔭で聖人ができるという、かなり神の悪質さ理不尽さを表した作品でしたけれども。
 いやぁ.....まぁ、嫌だろうな、カトリック的には。悪く描かれていると捉えられますからねぇ。同時に多分神学的な議論には非常に良い教材であるかと思いましたけれども。
 絶対的な正解が全く出てこないと言うところで、永久に議論が続くパターンですかね、はい。いやぁ、鋭い刃のような、一方であとからじわりと効く毒のような良い映画でしたが、
 一方で、多神教のところだとまた違うだろうなぁ、とも思うわけですが。聖俗や善悪の堺というところの捉え方、扱い方と言うところでは、例えば身近な日本仏教あたりだとだいぶちがうというか。この映画を見て、一休禅師やら浄土真宗辺の話やらをあれこれと思い出したりするものもありましたし。「捕らわれている」うちはだめ、という考えはこの映画で示される独善性やら暴走を抑えるんだろうなぁ、とも。
 なお、付属の冊子には大元のルーダン悪魔付き事件についてや、その記録と作中の対比。そして映画の原作についてと映画との違いの補足やら色々と載っていたので、確認しておくと面白いですね......ネタバラシになるので触れませんが。

 あと、見ていたのが「パサジェルカ(Pasażerka)」。
 1963年/61分/ポーランド/白黒。監督:アンジェイ・ムンク、脚本:ゾフィア・ポスムイシュ/アンジェイ・ムンク、原作:ゾフィア・ポスムイシュ、音楽:タデウシュ・バールド。リザ役にアレクサンドラ・シロンスカ、マルタ役にアンナ・チェピェレフスカ、タデウシュ役にマレック・ヴァルチェフスキ、ワルター役にヤン・クレチマル。
 ストーリー:1961年、豪華客船でアメリカで夫と結婚したドイツ人リサが10年ぶりに欧州に戻ってきた。その寄港地であるイギリスにて、彼女はかつて見た記憶のある女が乗船してくる姿を見る。そのまま調子が悪くなったリザを心配した夫に、リザはかつて自分が、1943年にアウシュビッツ=ビルケナウ収容所で女看守をしていたことと、そこで出会った政治犯のマルタがいたことを語り始めるが......
 ということで、ポーランド派監督のアンジェイ・ムンクの作品ですが。ここしばらくで満ちるBD-BOXの一つですけれども、監督の作品は初めてみましたかね。
 ただ、この作品は曰く付きで、監督が死んでしまったので全容が不明なものの、スタッフが色々と手を尽くして「撮影ができていない現在の部分は、スチル」で、「撮影がある程度終わっている過去編は動画」でとりあえずつなげて構成する、ということをやったようでして。ただ、構想などは残っていないので「わかっている範囲で」つなげて、物語の解釈等を試みることはすべてしないこととした物となっています。
 で、まぁ現代編は調べると、「これから撮影しようとしていた」そうで、色々と本格的な撮影の前のスチルやらそういうのが残っていて、それを使ったようで。そして過去編は全部動画で構成されていますが......ま、ストーリーとしては最終的な解釈が残っていないので、ちと評価がしづらい作品ですかね。
 まぁ、おそらく戦後に「よくあった」と思われる、関係当事者の、しかも加害側の欺瞞とも取れるなにかいろいろなものがよく映し出されていましたけれども......やはり現代編がないと深まらないなぁという。原題も「女性の乗客」という意味ですので、やはり現代編が重要なのでしょう。
 ただ、映像やらは非常に力が入っていまして。
 かなり突き放したような形の絵面となっていますが、結構「冷たい」映像が多いというか。そこに思いやりも同情も冷酷さもなく、淡々と見せる感じのところがあるという。ただ、その中に役者の表情をどう見せるか、というところはかなりうまくやっていましたかね、だから絵の冷たさの上に人の感情が乗ってくる不思議なものはありましたか。
 そして、アウシュビッツ=ビルケナウ収容所が舞台ということですが、実際にそこで撮影したそうで。スタッフもエキストラもそこでの収容経験がある人たちがまだ多くいた、ということでなかなかえげつない撮影したなぁ、と思いましたかね.....まぁ、そりゃリアルだわ、と。
 役者陣はよく、主軸となるリザとマルタ役の二人は良かったですかね。なかなかうまくいかないリザに対する、いつもどこか冷たく何でも見透かしてきそうな虚無な目をしているマルタの対比が良かったですが、これを二人の女優が実によく演じていましたか。
 というか、マルタ役のアンナ・チェピェレフスカがすごいなぁ、と。あぁいう表情はなかなか難しいので。
 ま、未完の作品ですので、興味がないとなかなかですが。ただ、アウシュビッツ=ビルケナウ収容所で実際に撮影し、そこにいた人たちが撮影に関わっているというリアリティや、その雰囲気などを知りたいと言う人。あとはポーランドのこういったパンチの強い映画に興味がある人なんかにはおすすめでしょうか。娯楽ではないので、そういう人は無理でしょう。
 個人的には、興味がある人にはぜひ、と言うおすすめ具合ですかね。

 それにしてもなんか惜しいというか気になる作品でしたが。
 やはり未完の作品は難しいですね......決着を見たくても、監督の意図したものでないと思ったら萎えるものがありますし、でもちゃんとした決着を見たいと言うところもあり。なかなか難しいですが。
 ただ、こう見るとポーランドの映画も味がありますが、どこか毒のあるタイプの作品はかなり上手いですねぇ。時代が時代ということもあるとは思いますが、アンジェイ・ワイダやイエジー・カヴァレロヴィチ、そしてこのアンジェイ・ムンクの作品はいずれも何かしらの傷跡を大きく残すタイプのものが多いかなぁ、と。
 まぁ、それが独自性を持って後世に伝わるということでもあるのでしょうがね、はい。割と個人的な方向性とあっている作品が多い感じではありまして、視野広げられてよかったです。

 そうそう、アンジェイ・ムンクですが。
 Wikipediaの日本語版のページ、生誕年間違っていますね......修正されないぐらい日本ではマイナーな監督ということなんですかねぇ。
 なお、Wikipedia日本語版の生誕年は1929年ですが、実際は1921年ですね。英語版や、付属の冊子、その他の情報を見ても全部1921年ですので。ついでに、AIに聞いてみたら日本語版Wikipediaが間違っています、という出力でした。
 まぁ、1929年だとワルシャワ蜂起の1944年の時の年齢が若すぎることになりますしね.....この人。

 ということで以上で締めるとしますかね。
 さて、今日は水曜日ですか。取り敢えず今日も無職の予定ですが、暑そうですね......まぁ、無理しないようにやっていこうとは思いますけれども。かかりつけの医者にも行きたいなぁ、とか色々とありますので、夕方以降が地味にあれこれ動くのかもしれませんが。
 ま、マイペースでやっていきたいと思います、はい。

 ということで以上で。
 また、後日......





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