VirtualPCとSoftWindowsの比較
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このページは、「Aox」さんが実験・比較調査をした内容、および感想をMLに流した内容を、本人の許可を得て一部転載いたしました。
ただし、内容の一部は管理人の責任において編集されています。
一応、両ソフトの「性格の違い」を主眼にしています(「どちらが優れている」という観点ではありません)
尚、データとしては「過去のもの」でありますので、現在の最新バージョンとは異なるかも知れません。しかし、管理人の独断ですが、
「基本的な性格に変化はない」
と見られますので、転載しました。「現状ではこうであるから間違いだ」という指摘は受け付けませんので、悪しからず。
VPCとSoftWindows95の環境等
・注意
SoftWindows95(Ver5.0)をSW95と略してます。
それから、Real PC(2.0)はSW95のエンジン部分共通なので、
Real PCはSW95と置き換えてもおそらく同じ結果が得られるでしょう。
・使用環境
- PowerMacintosh 8500/120改 MAXpowrG3 266/177/1MB
- SoftWindows95(Ver5.0)日本語版
- VPC2.0(英語版)に日本語Windows(OSR2)インストール
#たまに、PCコンパチカード(Pentium100Mhz)との比較もあり。
#もともとPCコンパチカードの変わりになるか?というのがテーマだった。
Apple PC Compatible Card(Pentium 100Mhz,Mem72MB,VRAM2MB)
SoftWindows 95(Ver5.0)をためしてみましたので報告します。
さて、このバージョンのソフトウインドウズですが、3Dfxに対応してません。
このあたり、評価がちょっと変わってくる部分かも知れません。
ウインドウズ自体の動作
SW95は、結構機敏に動いてくれます。もちろん、DOS窓も十分快適です。
VPCのほうは、ちょっとモタつくイメージがあります。とくにDOS窓、または、MSDOS画面では、かなり遅い感じを受けます。特に、VPC2.0に置いては、キー入力のバグがあるようで、例えば
c:\> DIR C:(CR)
と打ったはずなのに、
c:\> IR C:(CR)
Syntax Error
c:\> d
#c:\>はDOSプロンプトだと思ってね。(^^;
となぜか、最初に打ったキーが入力されず、しばらくたってから入力されるという症状が発生。これが、ゲーム中に置いても出るようで、どれかのキーが押されたままになるという症状が発生。直前のキーでは無いため、「なんだかなぁ〜」と思う。ところが、VPC2.01にアップデートされてから症状が確認されていないので、修正されたようです。(どこにも書かれてないのだが)(編者注:実際には修正されている)
HD Benchについて
SW95ではかなりのスコアを出します。これが、なかなかの値をたたき出します。もちろん、ベンチマーク中のグラフィックの動作も十分納得のいくものです。キー入力の誤認識もない。ちなみに、評価後のグラフではペンティアム166MHz程度となります。
VPCの方は散々で、合計ポイントでなんとかペンティアム50Mhzか?という程度。まったく話しになりません。ベンチマーク中の描画測定のための丸や四角などを連続で描写する画面なんて見れたものじゃないです。おそらく、486機より相当遅いでしょう。これを見るとVPCって大丈夫?とかなり不安になります。
ちなみに、PCコンパチでははっきり値は覚えてませんが、まあ、それなりの実力でした。つまり、ほぼ、ペンティアム100Mhzマシンと同等ということで。
「アリスの館4・5・6ベンチ(笑)」
というわけで、昔98で出ていた移植作品ランスをインストールすると、なんと、このシステム、マシンのパフォーマンスチェックがついている。いや、全部についているんだが、なぜか、ご丁寧に、ランスでは、そのパフォーマンスチェックの説明をしてくれている。親切なアリスソフトさん(笑)。
ある意味一つのチェックになるかも?というわけで、とりあえず、ランスのシステムチェッカーをベンチに見立ててやってみました。
ちなみに、ペンチィアム133=100程度を基準として、より小さい値が良いというパワーチェックです。なぜかゲームごとに値が多少変わる(でも、大きく変わるわけではない)ので、とりあえず、ここではランスの物を使用しました。
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(CPU=CPUのパフォーマンス、GAspec=Graphic Accelパフォーマンス)
PC Compatible
CPU 148 GAspec 69
VPC 2.0
CPU 67 GAspec 163
全体的パフォーマンス(115ー112)
(だいたいの値。一応取れたデータのワーストデータを出してる)
SoftWindows95
CPU 80 GAspec 1000
参考
AMD DX4/100Mhz PC
(GraphicはTridentだったかなぁ?XF86に対応しているチップ)
CPU 190 GAspec 400
というのは失敗で、専用ドライバをいれたら
CPU 189 GAspec 256
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この結果はある意味非常に面白と思うわけで… たった2点しかチェックしていないが、なんか全てをあらわしているように見えて仕方がないわけです。恐らくPCコンパチの値が平均的なPCが示す値だと思います。
まあ、意外なのが、PCコンパチのグラフィックが早いということです。ATIのMach64とかそーいうチップだったと思うわけですが、意外と早いんだなぁ…と。
次にVPCですが、CPUだけ見ると、なんとPCコンパチの倍! 逆にグラフィックが倍以上(笑)とりあえず、全体パフォーマンスとして、PCコンパチもVPCも充分遊べるレベルになります。(100前後になります)
一応このソフトペンティアム100MHz以上を推奨しているわけで、120〜130程度ならOKとしているようです。
ここから判断すると、VPCは、動作するゲームにもよりますが、だいたい、ペンチィアム90ー120程度の実力を発揮するようです。
問題は、SW95です。CPUの方は、まあまあな値で、Pentium166といのもまんざらうそじゃないのかもしれないですね。でも、グラフィックは遅い。こ、これは、HD benchのスコアはなんだったの?という感じです。
ちょっと、ベンチマークでは不安になってきました。
結果だけ書くと、まあまあ。例の、グラフィックの描画性能とCPUはずば抜けて良いが、その他がVPCの結果より悪く、まあまあな性能。というわけで、世間一般にいわれている、SW95がVPCに勝っているという面が、うわべだけのものと思わざるを得ません。
それから、なぜかフォントが欠けるというか化けるという症状がでる。原因不明なのだが、メニューなど化けると意味が不明になる。これは一体どういうことなのか?使いにくくてしょうがない。バグなのか?それともインストールミス?それとも、体験版的な使用方法がいけないの?
・閑話休題
昔、関数電卓の速度のチェックに69の階乗を出すなんてのがはやったことがあった。で、あるとき、69!がやたらに早い電卓が現れた。で、いろいろやってみると、65!から下は異常に遅くなるという。もっとも早いアルゴリズムとは、想定される結果をあらかじめ用意しておきその値を計算せずに出すことである・・・なんてのがあったが、SW95に関しては、HDベンチに関してもっとも良い結果が得られる用に作られているのではないか?とさえ思える。
さて、どうも、SoftWindows95が嘘臭い感じがしてきたので、本当に使えるのか?の判定をするなら、やはり、アプリケーションを動かして見るに限る…というわけで、「実質使えるのかどうか?」持っているソフトをいくつか抜き出してチェックしてみよう!
アリス関係のソフト
とりあえず、ベンチは今一だったが、実際の動きはどうだろう?
といわけで、アリスの館に入っているソフトをインストールしてみる。
- アトラク=ナクアをインストール
・PCコンパチ
なんかイマイチ調子が悪いような感じだった。しかし、既にVPCへの移行を決めていたので深く追及していない(^^;
・VPC
最初のシステムチェックではまあ、ちょっと非力な結果が出るが、遊ぶのにほとんど支障がない。得に不快な点も見当たらず、最後まで遊べた。一応CGも全部そろえたので満足(^^;
・SW95
もちろん、最初のシステムチェックはぼろぼろ(^^;だが、実際のゲームはまあまあ、遊べる。ただし、VPCのほうが、快適である。まあ、ゲーム自体ビジュアルノベルなので、重い処理など無いが、場面切り替わりのエフェクトは完全にSW95が遅い。
- アリスの館4・5・6(ランスなど)
・PCコンパチ
未チェックです。
・VPC
得に問題無し。たまに音が鳴らないことがあるが、システムチェック再測定で復帰する。とりあえず、遊ぶのには問題なさそう。ちなみに、音に関してはエミュレートでならしているようなのだが、場面切り替わりでテンポが遅くなる。しかし、ホームページによれば実際のPCでもなるようなので、こんなもんなんだろう〜と思ってる。
・SW95
VPCでは音がなったのに、SW95では一度も音がならない。ちょっとこの辺、わからない。速度的にはちょっと遅いような気がしたが気の性かも知れない(アトラクで見切りをつけちゃったので、ちゃんと見てない)
- 人間狩り
・VPCのみチェック
とりあえず、全く問題無く動く。速度的にもこんなもんだろう?と思う。(比較の対象が無いのでわからず(^^;)
基本的にボードゲーム(すごろく)なので一人でやるのはかったるい。あと、詮索モードがマインスイーパーそのものなので、得意な人にはつまらないと思う。なにより、なぜか、一発で見つけてしまうので、不思議な気持ちになる(^^;(いきなり3人も見つけた)
- 零式
VPCで遊んでいるが、とりあえず、問題無し。速度的にも気になるところはなく、充分遊べると思う。ゲームは、モビルアーマーの
様なものに載ってローグ系のダンジョンを探索するという、別名亜流ネットハック(笑)。別にダンジョンから出てもレベルが1になるわけでは無いので、ある意味楽。あと、RPGのシステム的になんかDiabloも入っている気がする。(^^;
リーフのソフト
雫、痕、To Heartがあるが、とりあえず、痕のみを比較対象にしている。まあ、全て私は、PCコンパチでクリアしたので全てチェックしたわけではないです。
- VPC
とりあえず、動作することを確認した程度。痕、To Heartで確認。
- SW95
うーん、メニューが化ける以外に特に気になるところはない。まあ、もともとCPUパワーを必要としないゲームだし。
その他
- エルフの遺作
・PCコンパチ
喋らせようとするとエラーが続出。とりあえず、オプションで切って最後までクリア。もちろん全クリア(笑) ただ、猫のシーンでたぶん遺作のバグだと思うが、喋ろうとしてエラーが出る。オプションで切っているのにそうなるのはちょっと。ちなみに256色でやると早いが色数をあげると途端に遅くなる。
・VPC
VPCでチェックしたときは、604e/233の時はスクロールがちょっと遅かった。だいたい半分くらいのスピード。でも、ちゃんと喋るしとくに問題はなかった。G3では快適(^^;違和感無く遊べる。
#でも、最後までやってないけど。
・SW95
これが、なんとも奇妙な症状が現れた。VPCでやったときは604e/233でも問題なく遊べたんだが(ちょっと遅いがSoftWindowsでやると、輪を掛けて遅く感じる。うーん、なんでかな。とりあえず、最初のエルフのロゴから気になっていたんだが、台詞がぶちぶち切れる。なんだかなぁ?というわけで、こっちは残念ながらスクロールの検証までする気が起きなかった。それと、マウスのポインタがまともに表示されない。1/4程度しか表示されないため、アイコンの意味がわからない。これも踏まえて検証不能と断したのもある。
- ONE(タクティクス)
動作的には全くストレス無く動作するので604e/200以上のマシン+VPCで充分動きそう。
というわけで、VPCで問題なく動作。SW95ではやってません。一応VPCで完全クリア達成(ってそういう話ではなかったような)
- Tomb Raider 2
基本的に、SS版でなんとなくTomb Raiderを買って遊んだら面白かった。で、気になっているうちに、Power3D(3Dfx)カードを買ってしまった。いろいろなデモソフトを遊んでいるうちに、Tomb2をやる機会があり、更にたまたま安く売っていたので買ってしまった。基本的にペンティアム90Mhz以上133Mhz推奨というソフトなので、なんとか遊べるかと判断したのだが…。
・PCコンパチ
とにかく遅い。画面モードを最低にしてなんとか遊べる。しかし、これでは、Tomb 2は辛い。画面を良く見て通れるところを探して進んでいくソフトなので、できれば綺麗な画面でやりたい(^^;
・VPC(604e/233)
スピード的に標準画像でやるPCコンパチと同等の速度。しかも、表示は3Dfxが受け持っているので画像関係を切り替えても効果無く遊べるスピードにはならなかった。悲しい。しかし、どうしても遊びたかったので、G3購入を考える。というわけで、G3購入のきっかけになってしまったソフトでもある(^^;
・VPC(G3/266/177/1M)
なんとか遊べる。レベル1のトラップ大爆発(笑)な、タイムアタックな面(#注)は辛い。しかし、その後、現在レベル3までクリアしたがなれたせいもあるかも知れないが、遊べている。(^^;
#崩れる床(落とし穴)のある廊下を抜けたら扉がいきなり閉まり、左から大きな岩がごろごろと…慌てて逃げてとなりの部屋へ入ったら<こんどは、針付きの壁が両方から迫ってくる…あわてて、横道に飛び込んだら、また、崩れる床(落とし穴)を超えたら、すぐに大きな包丁(笑)が飛び出してくる…を抜けたら(いいかげんにせー)また針付きの壁が…で、また横道によけたら、今度も針付きの壁が迫ってきて…しかも、落とし穴付き…(もういいって)というように、動くものが増えると重くなる…という意味です。
・SW95
3Dfx対応ソフトってことで、インストールする意味自体が無いとは思ったが、インストールしてみた。すると、動かないことが判明。インストール自体はOKなのだが、セットアップしてもプレイのボタンが押せるようにならない。おもわず、日本語ウインドウズでは動かないのか!とすらおもったが、VPC日本語版にインストール出来たので、そんなことは無いようだ。なにか設定ミスをしているのかとも思ったが、どうせ3Dfxが使えないのでVPCとの比較にならないと判断して深く追及しなかった。
- Tomb Raider
最近フリーで追加データでNEW LEVEL,Tomb Raider Goldがあることを知りUNFINISHED BUSINESS(直訳するとやり残した仕事か?)をやるためにはTomb 1が必要というわけで、つい、買ってしまったソフト。まあ、3Dfxのパッチも出ているしね。
・VPC(Normal)
充分動く。ストレスも何も全く無い。一部を除いて快適そのもの。その一部とは、画像が汚いという点。やっぱり、3Dfxにみなれるとつらい。
・VPC(3Dfx Patch)
うぉ〜、これぞまさしく、3Dfxパワー炸裂という感じ。かなり違う。というか、ノーマルが酷すぎるだけなんだけど。ただ、パッチはパッチ。やっぱりTomb 2と違ってムービーで画面が切り替わったりするのはちょっとぉ〜(^^;
- TOCA TOURINGCAR Chanpionship
3Dfxパワー炸裂な感じのカーレースシミュレーション。でも、これはかなり良くできていて、3Dfxが無くても充分綺麗だったりする。(^^; しかし重い。クロックアップしかないかなぁ…。ちなみに、システム要求は3Dfxあり:133Mhz、なし:166Mhzというトンでもないソフト(自爆)
・VPC
とりあえずノーマルではかなり遅い。3Dfxにしても、かなり遅い。まあ、3Dfxの方が25%〜30%程度早いかな? というレベル。ちなみに、テスト走行は少し軽い。う〜ん、早急にクロックアップを考えないと…。(^^;
486/66以上を唄っているDOS系カーゲーム
基本的に車のゲームは画面が激しく動く。だから、グラフィック系の苦手なVPCではきついかな?と思い、チェックしてみた。RAC RALLY,Need For Speed,Virtual Kartsなど全て、DOS/4G(W)というインストーラというか、アプリケーションで起動される。
- RAC RALLY(NETWORK Q)
妙に気に入っているソフト。チャンピオンモードは辛いが、アーケードモードは手軽に楽しめるのでグッド。レベル1では2面目が楽しい(^^;
・PCコンパチ
何の問題もなく動作。グラフィックも最高のレベルでも全く速度に影響無し。
・VPC
問題無く動作。たぶんグラフィックのレベルも最高だと思う。だから、今でもたまに遊ぶ。(笑)
・SW95
前述したDOS/4GWと相性が悪く、先に進まない。つまり、インストールすら出来ないので検証できなかった。
- The Need For Speed(DOS版、EA)
・PCコンパチ
何の問題もなく動作。でも、PS版よりつまらない(^^; それとも、これにもRallyモードってあるのかなぁ?
・VPC
インストールはかなり問題あり。とりあえず、Win95上やDOS窓では、満足に動かない。というか、インストール時に、音、ビデオなどの設定をしながら、テストを行うが、これが、妙に遅い。で、DOSで再起動してやると、このあたりはかなり改善される。そして無事にインストールできるのだが、ゲームの方も、ちょっと遅い。グラフィックレベルを変更してもあまり効果がなく、基本的に相性が悪い感じ。ちょっと遊べるスピードじゃないので、封印。
・SW95
前述したDOS/4GWと相性が悪く、先に進まない。つまり、インストールすら出来ないので検証できなかった。
・参考(AMD DX4/100)
グラフィックを最低にすれば一応遊べる。VPCよりも動きは良い。でも、こんな画面で遊びたくな〜い…ってやつです。
- Virtual Karts
このゲーム、インストールする必要はなく、CDROMから直接起動できます。
・PCコンパチ
充分に遊べます。ただ、操作がマウスなので、ゲームより操作が難しい。
・VPC(G3)
問題無く遊べます。ただ、操作がマウスなので、ゲームより操作が
・SW95
前述したDOS/4GWと相性が悪く、先に進まない。つまり、インストールすら出来ないので検証できなかった。
・参考(AMD DX4/100)
グラフィックを最低にすれば一応遊べる。VPCよりも動きは良い。でも、こんな画面で遊びたくな〜い…ってやつです。
・VPC(604e/233)
レートを半分にすると充分遊べます。このゲームあまりCPUパワー食わないみたい。
- Microsoft FlightSimulator98
一応ペンティアム90MHz以上推奨のソフトなので動くかなぁ〜と思っていたのだが…
・PCコンパチ
既に外しているので未確認
・VPC
インストール可能。起動してみて、486マシンと判断されてしまうようで、グラフィックが最低レベルに設定される。しかし、遅くて遊べ無い。
・SW95
インストール可能。しかーし、SW95は例のベンチの結果が妙にいいので、グラフィックの自動選択でペンティアムとなる。ところがである。まったく動かないのだ。数秒に一度処理が戻ってくるっていう最悪のパターン。で、グラフィックを切り替えても処理が戻ってこず、まったくゲームにすらならない。(って、ゲームじゃないか)
というわけで、マイクロソフトってやっぱりだねだなぁ…と金返せ〜と思うソフトでした。封印(笑)
- C.A.R.T Precision Racing INDY CAR Simulation
フライトシミュレータ98をインストールするときに「買え!」と言われるソフト。まあ、安かったので英語版を購入。しかーし遊べないという…やっぱりマイクロソフト。客に損をさせる。金返せ〜ばかやろー。
・VPC
インストールは問題無く行えるもののさて、遊ぼうとしてデータのロードで失敗する。必ず同じところで失敗する。よくよく見てみると、web pageでも同じことが書いてある。こりゃ、一本取られたな〜みたいな(笑)
・SW95
SoftWindowsでは、インストールは問題無く、データロードも問題無く行え、そのあといきなりブッ飛ぶ。つまり、リセットしか仕方がないというどうしようもないぶっとび方。
・参考
ちなみに、Libretto50にインストールしてみました。すると、遅くてゲームになりません。やっぱ、マイクロソフトのは買ってはいけないのですね。(486DX4/100なんか1FPS程度だから酷すぎデス)
- World Circuit Racing GRAND PRIX II
・PCコンパチ
既に外してあるので検証はなし。SW95は試してません。
・VPCにインストールしてみる。
一応快適に遊べそうだ。速度的にはまあ、遊べるが、どうも、難しくてイマイチ面白くない(^^;リアル過ぎるのは面白くないという例か?
- W95おまけのHOVER
フライトシミュレータが散々だったので、w95の付属のHOVERをやってみる。
・VPC
ちょっと遅いが一応遊べる。思った以上に遅いので、簡単にクリア出来る。おもわず、4面目くらいまであっさり勝ってしまった。一周したところで飽きた(笑)。
・SW95
とりあえず、動作する。が、キーに対してリアルタイムで動かない。キーを押してから1秒程度遅れて反応する。あれれ?こんなソフトだっけ?というわけで、SW95は、キー操作をするゲームには全く向かないと言わざるを得ない結果となった。
- メックウォリアー2
基本的に、PCを買ったとき、ジョイスティックを買ったら付いてきたソフト。のちのち、MAC版(英語版)の3DfxバージョンがPower3Dに付いてきた(笑)
・PCコンパチ
ちょっと遅い気がするが、充分遊べるレベル。
・VPC
すいません。やってません。(^^;
・SW95
メックウォリアー2をインストールすると、壊れました。散々、再起動を繰り返したあげく、操作不能に陥りました。 わははは。
総評
・VirtualPC
基本的にベンチマークは苦手なソフト。はっきり言って、全然ベンチは良くない。HD Benchでは、ペンティアム50MHz程度だと出る。しかし、実質はそんなに遅いわけではなく、結構遊べる。全体的にきびきびとした動きが無いという不満はあるが、HDイメージ作成、それがMACでマウントできるなど、我々にとって使いやすいと思わせる部分がある。それと、基本的に動くソフトが多く、互換性の高さを感じさせる。また、全体的に速度の面でも安定しており、だいたい、予想通りの速度を実現するようだ。まだ、ちょっと重い処理もあるが、画面の描写の向上を次のバージョンで行ってもらえればいうこと無し。
じゃあ、画面の描写が遅いので3Dfxにすればいいのか?ということだが色々試していると、どうも、3Dfxで早くなるのは物にもよるが、どうも2〜3割程度だと思う。これは計ったわけではないが、感覚的にそういう気がするというもの。過度な期待をしてはならないという感じがする。
他、G3 DT233のユーザーから、VPCが意外と使えると言う意見も聞いた。仕事関係のソフトも、会社で使っているペンティアム100MHzと遜色なく動作しているそうだ。結構気に入っているらしい(^^;
#それとも、私のこのレポートの洗脳の結果か?(笑) とりあえず、G3マシンならVPCを入れて、結構使えるという評価である。
しかし、ベンチマークが苦手という面でかなり表面的に損をしているイメージもあるなぁ。そんなこと気にせず実際使うとかなりの実力をもっているんだけど。
・SoftWindows95
MACPOWER誌によると、老舗とか経験豊富とか…いい評価を得ていて、やたらベンチマーク関係の成績がよい、SW95。でもね… こっちは、ゲームには向いていない。そう、まったく向いてない。確認した中では唯一遊べるのはリーフ系だが、それでも、文字化けなど不満な点もある。また、ダイレクトX5系もなんか不安定な感じがする。気のせいかもしれないが。それから、HDDのイメージが専用になっているのも気にくわない。つまり、外からいじることができない。インストールできないものもなんとか動作できないかとおもったが、マウントできないのでは話にならない。処理速度的には、なんかマイクロソフト専用の速度向上がはかられているのではないかと思われる。デスクトップでは、かなりのきびきびとした動きは良いが、仕事で使うならまだしも、ホビーユースでは、あまり効果が無い。逆に、マイクロソフト最適化が仇になって他のソフトの動作が遅くなっているのでは本末転倒である。また、動かないソフトも多いとなるとまったく話にならない。確かに、SW95の方が、MACに繋がっている機器を利用できるという面では進んでいるのだが、私の使うレベルではほとんど意味を成さない。シリアルポートにMIDI出力が出来るというのも、やってみようとしたが、うまく動作しなかった。それから、なぜかわからないが、フライトシミュレータ98のCDを入れたまま起動すると、なぜか、SW95はフリーズする。なんだかなぁ。
個人的には、
「VPCは技術者集団が作ったイメージがあり、SW95はエリート社員が最初作ったが、それを引き継ぎながらバージョンアップしてきた」
というようなイメージがする。つまり、VPCはとりあえず、実際問題として使えるように、使えるように改善していて、ベンチマークなんて無視しているようにも見える。実際BIOSまで再現していて、起動時にBIOS画面を出すことが出来るが、そこで出てくる表示はペンティアム35MHzだ。嘘でもいいからこれをいい値にするだけでイメージは変わると思うのだが、していない。逆にSW95は最初にベースがあり、その改善方向として機能追加(MACのSCSI機器が使えるとか、サウンドカードの選択が可能とか)と、見てくれを良くするためのベンチマーク最適化を行っているように見える。だから、ベンチマークはやたらに良いが、全体的なバランスとしての動作が今一つになってしまっているように感じる。
故に、VPCは見た目は悪いが、全体的にまとまっている感じがして、大抵のソフトが、このくらいで動作するだろう?と思う速度で動く(ただし、Need For Speedのみ苦手のようだ)のに対し、SW95は見た目が良いだけに、実際の動作が付いてきてない雰囲気がある。実際、VPCよりSW95の方が、遅いと感じる。何に対してもバランスというものが重要だと思うのだが、VPCはある意味動作としてバランスが取れていると思えるし、SW95はバランスが悪く感じられる。
というわけで、ホビーユーザーにはVPCをインストール、仕事をメインにするのなら、SW95をインストールするべきだと思う。といいたいところだが、現状私の見解では、VPCの方が安定していると思えて仕方がない。
(1999/02/27 メールから抜粋し、編集 03/21 一部修正(Thanks>Mr. AOX))
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最終更新1999/03/06