春ですねえ、とは言え、なかなか暖かくならない3月でした。
4月は桜、とても死体が埋まっているほど綺麗だとは思えない。桜ってあまり香りとしての印象がないですね。
"Colors"という写真を撮り始めています。一方では以前から抽象的な写真も撮っているわけですけど、写真、特にデジタル写真と呼ばれるものは、客観的には抽象的なデジタルデータの集合です。ではないという気持ちが強くなっています。もちろん、客観的に存在するのは抽象的なデジタルデータであり、その色に対する思いは主観的なデータとして個々の人の頭の中にあります。デジカメで撮ると目で見た色と異なっているのでそれを補正すべきかは悩むところです。ある画像形式にして圧縮するということは既に手を加えていることになります。
[2000/4/23]
友達のうちでうさぎが生まれたらしい。ふかふかのうさぎ、触ってみたいなあ。ふかふかの動物にはめっぽう弱い。子猫とか、昔の友達が飼っていたチンチラ(毛皮を取るあのチンチラ)とか。友達の「里親にならない?」という言葉の誘惑に負けそう。
^_^)
[2000/4/23]
以前にビックサイトで開催されたのを直後に知って、非常に悔しい思いをした例の真っ暗闇の体験"Dialog
in the Dark"がついに連休中に神戸でやるようです。(行きたいけど連休中に神戸はちょっとつらい
^_^)
コンピュータのインタフェースを含めて我々は視覚、そして意識的なものに偏重しすぎていると思います。そういう意味でも"Dialog
in the Dark"はとても面白い試みだと思います。
私はとくに触覚に興味がありますけど、こういう試みでは参加者が汚れたりするのを避ける傾向があります。触覚系ではぬるぬるしたものとか、汚れてしまうようなものに面白いものがあるので、限定バージョンとして汚れても良いような格好でやると面白いのではないかと思っています。
また、サウンドスケープ的な観点から言えば、人工的な空間ではなく、自然に近い闇を実現できればさらに面白いと思います。聴覚とか、普段は都会のノイズに埋もれている3次元的な音がはっきりと知覚できるのではないかと思います。
[2000/4/9]
海外に受取人払いで送るためには、住居の近くの大きな郵便局(本局)に行くだけではだめなのでした。
まず、住居の近くの大きな郵便局で申請書を出して、その申請の受理に1週間ほどかかって、やっと送ることができるのでした。
ということで、あまりにも面倒なので、余分に送られてきた分を送料半額で買い取ってしまいました。
合計6枚、自分のところに2枚キープして、残りは何とかさばいてしまいました。
めでたし、めでたし。 ^_^)
[2000/4/9]
バキューム・ラックを体験してきました。
FANTASIAというボンデージ系のイベントにバキューム・ラックが持ち込まれるという情報を得たので参加してきました。
^_^)
本当に妖しげなオールナイトのイベントだったのですけど、2回の妖しいショーが終わった後の3時ぐらいに2台のバキューム・ラックが運び込まれ、ボンデージの衣装を着けたイベントの主なメンバーが入れ替わり体験していました。
それが終わると片付け始めたので、勇気を出して入れてもらえるかどうか聞いてみました。
とても不思議な体験でした。
ラバーの膜によって締め付けられていく感じはなかなか良かったです。
ひょっとしたらダイビングで潜った時に締め付けられる感覚に近いのかもしれません。
また、残念ながら圧倒的な拘束感まで至らなかったのは、周りの人が触ってくれなかったせいかもしれません。
身動きができない状態ですから、周りの人に触られまくって圧倒的な無抵抗感に浸らなければ体験したとは言えないように思いました。
逆に誰かを閉じ込めて触り続けてみたいと思ってしまいました。(危ない
^_^)
あるいは、全裸で体験できればまた違った感覚だったのかもしれません。
[2000/3/19]
サウンドスケープという概念によって音と人間との関係が変わったように、ゲームと人間との関係も変わっていくのではないかと思っています。
私の理解では、従来の音楽を聴く(listen to)という意識的な関係から、サウンドスケープという概念によって環境にちりばめられた音が聞こえる(hear)という無意識的な関係に変わりました。
映像に関しても、映画やTVのように面と向かって意識的に観る(watch)という関係から、環境の中にちりばめられた映像が見える(see)という関係に変わっていくと思います。
また、インタラクションに関しても、従来のゲームのコントローラに代表されるような「意識的」、「論理的」、「速い」というものから、「無意識的」、「非論理的(例えば情動的)」、「ゆったりした」というものに変わっていくと思います。
新しいゲームは、映像のクオリティ、いわゆる映画のクオリティによって生まれてくるのではなく、ゲームと人間との新しいインタラクションの関係によって生まれてくるはずです。
[2000/3/12]
バキューム・ラック(Vacuum
Bed, Vacuum Box)という面白いものを発見しました。
ボンデージ系のラバー・フェチから派生したものだと思います。
いわゆる真空パックと同じ原理で、人間が入ったラバーの袋の空気を掃除機で吸い出すことによって、人間の真空パックを作ることができるようです。
^_^)
「バキュームラック」とは、四方をパイプ状のラックで固定された袋状のラバーの中に人が入り、掃除機で中の空気を吸引すると、中に入っている人間の像がくっきりと浮かび上がるという代物。まさに無機物と有機物が融合したfetishなオブジェ。真空ゆえに指一本動かすことの出来ない圧倒的な拘束感と圧迫感、口に咥えたチューブによる呼吸とパートナーから受ける触覚以外全て切り離された世界。ラバーフェチならずとも心惹かれる人が多いのも頷ける。[FANTASIAのイベントのレポートより引用]
なんと作り方のページまであります。
一度は体験してみたいものだと画策中です。
^_^)
[2000/3/12]
Azzloはいわゆるボンデージ・ショップで、曙橋と南青山にお店がありますけど、お奨めは曙橋です。
曙橋のお店は、開いているのか閉まっているのかわからない不思議な入り口で、中には「エイリアン」で有名なギーガーの絵がかかっています。
この絵はエイリアンのヴァギナに自身のペニスが入っている(?)不思議な絵で店の人に聞いたら売り物ではないそうです。
店においてあるのは、皮・ビニール・ラバーなどのボンデージ系の服、書籍、バッグなどの小物、それにハイヒールや鞭もあります。
私が何年か前に見つけたラバー製の小物のデザインは面白かったです。
ウニのように鋭いトゲが出ているバッグとかクッションで、触ってみるととても柔らかかったのが印象的でした。
特にお気に入りは、ちょっと太くて短めのトゲの黒い小さな三角形のリュックで、さながら虫を背負っているという雰囲気でした。
このバッグは後にオーストリアで開かれたメディア・アート・フェスティバルのイベントの参加者の女性で持っている人を2人も見かけて興味深かったです。
その他の面白いものとしては、一時期「ボディラテックス」という体に塗る液体のラバーを売っていました。
剥がすときの感触が何とも良いらしいのですけど、固まってしまっている不良品が多かったため輸入されなくなったようです。
[2000/3/12]
養老の滝の近くに、アーティストで建築にも造詣のある荒川修作が造った「養老天命反転地」という奇妙な公園があります。
こんな危険な公園があっていいのかと思うぐらい、面白い公園です。
ちなみに、私は「切り閉じの間」という真っ暗で触覚だけが頼りの場所が好きです。
[2000/3/5]
コマーシャルとかで良く取り上げられた場所ですけど、東京オペラシティの吹き抜けの空間は面白いです。
階段には所々に宮島達男による赤い文字のカウンタが仕込まれており、階段の両脇は石垣になっていて、石垣の中にスピーカーが仕込んであり、ガラスが砕け散るようなキラキラした音などを流しています。
階段の上の方の秘密の場所にはセンサーが仕込んであって、人が通るとハッとするような音が流れます。
[2000/3/5]
新宿の初台にできた東京オペラシティアートギャラリーに宮島達男の"Mega Death"を観てきました。
宮島さんの作品を見るのは久しぶりで、以前は非常に面白いコンセプトを見出した、ある意味では幸運なアーティストとしかみていなかったのですけど(*)、今回の作品群は私の予想を超えて発展していました。
結論を言うと、"Mega
Death"は凄く良かったです。
カウンタの青白い文字がカウントダウンしていき、最後の0のところで消えて死にいたります。
人間の人生がそれぞれの人によって異なるように、カウントダウンの速さもそれぞれのカウンタによって異なります。
大きな壁一面にカウンタが整然と並べられており、あるタイミングですべてのカウンタの文字が消えて真っ暗な"Mega
Death"となります。
壁一面のカウンタの青白い光が荘厳に輝き、それが一瞬にして暗闇へと変化する様子は素晴らしいのひとことです。
[2000/3/5]
Amazon.deが送ったという日から一月以上経っても、CD-ROMが来る気配がないので文句のメールを出したら、もう一度送ってくれるということでした。しばらくしたら、なんと二つとも同時に届いてしまいました。きっと税関が怠慢していたに違いない。
Amazon.deからは余分に送った分は送り返してくれということでしたけど、受取人払いで送るためには住居の近くの郵便局でないとだめなのです。面倒なので、送料をただにしてくれたら、余分に送った分を買い取っても良いと提案したら、送料の半額なら良いけど全額はだめということで、結局送り返すことにしました。
でも、平日は会社で近くの郵便局には行けないし、休日は郵便局が休みなので、Amazon.deには忍耐強く待ってくれと言ってあります。^_^)
しかし、ForsytheのCD-ROMはやっぱり素晴らしいです。本当に動きの作り方の勉強になります。
[2000/3/5]