〜過去の一曲〜

管理人の趣味のため、非常にマイナーなものが多いです

曲から「イメージ」を得るのが、管理人には重要なのです。
それが無いものは、管理人にとっては「意味のない」ものであると考えています。
もちろん、人によってそれは違いますが........

自分の「イメージ」を大切に


インデックスへ



・2002/11/08 「ACQUIRED DREAMS」(「PROPHESY」(V2 MUSIC)/Nitin Sawhney)

 行きつけのCD屋の店長から奨められたCDより。
 Nitin Sawhneyによる作品。かなり現代的ながら、民族楽器的な音やシンセサイザー、比較的シンプルなものや複雑なもの、と言ったさまざまな音を使っているのが印象的。「曲」としては比較的堅実的にも見えるが、総じて独特の、不思議な印象を受ける曲を作るように見える。
 ACQUIRED DREAMSはそういった中で比較的静かな感じであるが、十分に独特の色を出しているといえる。民族的な色が強めながら、音そのものは現代的。しかしどこか現代的でありながらそうでない、と言う不思議な感じの曲。各要素の融合はかなりハイレベルであると言えるか。
 かなり魅力的な曲である。静かに聴くには良い曲。




・2002/09/04 「Cantus in memory of Benjamin Britten」(「TABULA RASA」(ECM)/ARVO PÄRT)

 ARVO PÄRTによる、音楽家ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌。5分程度のオーケストラによる曲で、シュトゥットガルト国立管弦楽団による演奏である。
 鐘の音から、静かに始まる曲で、徐々に盛り上がる感じが非常に情緒的で良い。いかにも故人のための曲、である。曲の内容からも暗い曲ではあるが、非常に情感あふれる曲である。
 表現力としては素晴らしいものがあるので、お奨めする次第である。




・2002/06/10 「カレリア」(「TABLATURA COLLECTION」/TABLATURA)

 古楽器を中心としたグループであるタブラトゥーラの3つ目のベストアルバムより。
 カレリアはフィンランド国境付近のロシア側の地域名で、現在は同名の自治共和国がある(はず)。ゆったりとしているが、どこか悲哀や郷愁を感じさせる曲。一つ一つ音を重ねるような曲で、印象的、かつ情緒的。シンプル故にこういった特徴が際立ってくるのかもしれない。
 少し、落ち着こうかというときには良い曲。




・2002/03/18 「CORAÇÃO」(「L' HOMME À VALISE」/Mark Goldenberg)

 Mark Goldenbergの作品集、邦題「鞄を持った男」より。
 実は全く知らないアーティストで、山勘で買ったCDだったりするが、意外とよい曲が多い。CMで使われているようで、いくつか聞いたことがある曲が収録されていた。この中でも、個人的に気に入ったのは「CORAÇÃO」。管理人の趣味より比較的静かな曲であるが、それゆえに技術力や表現力が問われるとも言える。弦楽器を中心として穏やかで表現力が豊か。
 春の日だまり、というイメージには悪くは無いであろう。
 結構有名なCDらしいので、興味ある方は是非。



・2001/12/01 「EUROPA」(「NIEVE」(ポリスター)/瀬木貴将)

 サンポーニャ奏者である瀬木貴将の一曲。原曲はCarlos Santana。
 不思議と、妙な「暖かみ」を持つ曲。楽器の使い方もあるのだろうが、「風を切る」様な使われ方が多いサンポーニャと言う印象が個人的に強いので、個人的には新鮮だった記憶がある。冬の寒さに対する、「暖かさ」と言う物が合うイメージ。
 個人的に非常に好みな曲。



・2001/09/07 「Twelve Moons」(「Twelve Moons」(ECM)/Jan Garbarek Group)

 Part One:Winter-Summer Part Two:Summer-Winterと言う二つのパート構成。しかし、7:35と長くはない。
 静と動を曲調を変えることで表現しているが、かなり情感豊かで成功していると言える。音の数は少なくないが、それぞれ迫力があるので聞き応えはあるだろう。
 季節の変わり目、と言うこともあるので丁度よいだろうと思う。



・2001/07/13 「BAMBOLEO」(「GYPSY KINGS」(EPIC)/GIPSY KINGS)

 夏真っ盛りであるが、静かなのもなんなのでラテン系でも一曲。
 以前CMでも流れたことがあるだろうか? Gypsy Kingsの曲。リズムが良く、いかにもラテン系の曲だが激しさとすっきりとした感じのある曲でもある。
 夏に静かなのも良いが、こう言うのも良いと思う。



・2001/05/10 「BLOSSOM」(「BELONGING」(ECM)/Keith Jarrett et.al)

 1974年にKeith Jarrett、Jan Garbarek、Palle Danielsson、Jon Christensenの4人組による演奏。
 ピアノとサキソフォンを中心とした、かなり落ち着いた感じの曲。10分以上とやや長めの曲ではあるが、音の感じや間の取り方が良く落ち着いた雰囲気を持つ。
 夜に静かに聴くのにふさわしいだろうか。



・2001/03/05 「時には昔の話を」(「加藤登紀子 全曲集」(Sony music entertainment)/加藤登紀子)

 映画「紅の豚」のエンディングにも使われた曲.........らしい。
 何となく昔から気になっていた加藤登紀子のCDを買った中で、一番好きな曲。「古い友人との思い出話」の曲であるが、時節柄こう言うのも良いかと思う。基本的にピアノと歌だけと言うシンプルな曲ながら、非常に深みのある曲。それだけ力がある曲、とも言えるか。
 静かに聴くのが良いかもしれない。



・2001/01/01 「パリは燃えているか -メインテーマ-」(「NHK Special The 20th Century in Moving Images Original Soundtrack」(Epic/Sony Records)/加古隆)

 NHKスペシャル「映像の世紀」のメインテーマより。
 題は同名の映画から来ているのだろうか? 非常に重い、何かを背負ったような曲。もともとの番組からすれば、色々な人類の出来事の重み、となるのだろう。物事の積み重ねが成せる重さ、か?
 本年は、今世紀はどういう時代になるのか? どれだけの重さがもてるのか?



・2000/12/02 「世紀を越えて Beyond the century(Have a nice dream)」(「世紀を越えて ORIGINAL SOUND TRACK」(TOSHIBA-EMI)/Coba)

 NHKの2年間43本にも及ぶ、「20世紀を映した」番組のテーマ曲のオリジナル版より。放映の際に流れている物のオリジナルに該当すると思われる。
 元日分に更新した「Beyond the century(As your appetite)」に対して静かな、祭の後の様なイメージの曲。混沌とした、「祭のような」今世紀の最後の月を飾るには良いだろう。
 来年は、来世紀は一体どうなるか...........?



・2000/11/04 「夜の蟹」(「Kani 蟹」(TELDEC CLASSICS INTERNATIONAL)/TABLATURA)

 TABURATURAのアルバムより。表題をテーマにしたと思われる曲。
 静かに踊るような弦の音から始まり、徐々に様々な音が加わっていく..........夜のもつ独特の雰囲気を持った曲。音の感じが非常に効果的。「夜の蟹」より、海のようなイメージもあるし、そうでないイメージもある。が、一貫して「夜」という雰囲気は強い。静かなのに響き渡るような音は特徴的と言える。
 「夜長」には持ってこいと言えるか。



・2000/09/01 「ПОЛОЮШКО-ПОЛЕ」(「THE BEST OF ORIGA」(TOSHIBA-EMI)/Origa)

 タイトルはロシア語。「ポーリシュカ・ポーレ」と呼ぶ(微妙に発音が欠けているような気もするが)。ロシア出身の女性歌手「オリガ」の歌う曲。元はロシアの民謡か何からしい。意味は「草原よ、草原」。
 聞きなれないロシア語であったが、この曲で大分イメージを変えた。美しい曲に力のある歌声。草原に流れる力強い風をイメージする。
 個人的に気に入っている曲。



・2000/07/04 「Stella By Starlight」(「STANDARDS LIVE」(ECM)/Keith Jarrett trio)

 1985年7月2日、パリでのKieth Jarrett、Gary Peacock、Jack Dejohnetteのトリオによるライブを収録したCDより。曲のオリジナルは、1944年の「招かれざる客」のテーマ曲として、Victor Youngが作曲したもの。
 真夏の時期であるが、余り暑くなるのも嫌なので、楽器の数の少ない比較的すっきりした、納涼に良さそうな曲を選んでみた。ピアノのソロから静かに始まる、比較的落ち着いた感じのジャズである。
 夜にのんびり、涼みながら聞くには良い曲であろう。



・2000/05/18 「Bamboo Rain」(「Kani 蟹」(TELDEC CLASSICS INTERNATIONAL)/TABLATURA)

 行きつけの店で店長から奨められた一曲。
 リュートやフィドル、リコーダーなど多種のヨーロッパの古楽器をメインとしたグループ「TABLATURA(タブラトゥーラ)」の作品より。全体的に古い、民間に伝えられていった様な曲が特徴。 聞きやすく、不思議と印象に残る様な曲が多い。
 取りあえず、最近多くなった雨。その雨に打たれる竹の感じと雨の日独特の感じが伝わってよい。



・2000/04/02 「melt into love」(「peace in the heart of the city」(Kitty Records)/Morgan Fisher)

 ふとしたきっかけで知った、Morgan Fisherの曲の中で一番最初に買ったCD。
 ピアノをメインとする曲で、ゆっくりと、光のある、そして暖かく柔らかい「感触」のある曲。春にふさわしい一曲と言える。 静かなときに、耳を澄ませて、良く聞いてみると..............
 時々聞くのが良い。



・2000/01/31 「花の葬列(Farewell Flowers)」(「Nostalgia」(DENON)/Marionette)

 管理人が唯一必ず買う、つまり「デフォ買い」をしているポルトガルギターやマンドリン、マンドリュートの奏者コンビである、Marionetteの最新作より。二番目に収められた曲。
 比較的静かな、明るさと物悲しさを持つ曲である。全体的に美しい旋律であり、また技術もこれを聞いて「あ、レベルアップした」と感じた曲である。 妙に琴線に触れる曲でもある。
 久しぶりに「大当たり」を感じた一枚である。



・2000/01/01 「世紀を越えて Beyond the century(As your appetite)」(「世紀を越えて ORIGINAL SOUND TRACK」(TOSHIBA-EMI)/Coba)

 NHKの2年間43本にも及ぶ、「20世紀を映した」番組のテーマ曲のオリジナル版より。放映の際に流れている物のオリジナルに該当すると思われる。
 にぎやかな、祭の冒頭の様なイメージながら、ゆっくりとした曲。 さまざまな音の集合が混沌とした20世紀最後の年の冒頭には持ってこいと思われる。
 さて、今年はどういう年になるか...........?



・1999/12/08 「Normandia」(「COINCIDENTAL MUSIC」(MONAD)/細野晴臣)

 細野晴臣の(タイトル通り)即興曲の一つ。14,5年昔のCMで使用された曲らしいが、全然知らない(^^;
 メインはピアノのソロ。ゆったりとした曲で、忙しくない。 結構「背景に溶けそう」な感じの曲の様な気がする。が、しっかりと主張するところがある。 結構某「教授」に似ている、という話だが、確かにそういう気がしないわけでもないが。
 個人的には色々と思いでもある曲である。



・1999/11/01 「LET THERE BE LIGHT」(「THE ESSENTIAL MIKE OLDFIELD」(wea)/Mike Oldfield)

 Mike Oldfieldの処女作「Tublar Bells」の第3弾(実際には抜粋)が収められたベストアルバムより。Mike Oldfieldの25枚目の作品となるCDである。
 黄昏時に似合いそうな曲。ついでに一年の黄昏時であるため、何となく入れてみた。 曲は色々な物を使いながらもちゃんとまとまっている感じ。子供のボーカル(?)部分が非常に良い感じを出している。静かに聞くには良い感じかもしれない。
 ちなみに......「Let there be light」って、やっぱり「光あれ」ってことか?



・1999/09/09 「Good Old World(waltz)」(「NIGHT ON EARTH original soundtrack Recording」(ISLAND)/Tom Waits)

 世界の五つの都市での同時刻のタクシードライバー達の話を描いた、管理人の好きな映画の一つ「NIGHT ON EARTH(邦題:「ナイト・オン・ザ・プラネット」)」のサウンドトラックより。
 悲哀と郷愁を帯びた歌詞とトム・ウェイツの歌声と非常にマッチした曲。管理人の中では秋らしいイメージを描いた。もちろん映画の中のストーリーがわかっていれば............... Gypsy版とWaltz版があるが、今回はWaltz版をあえて選んだ。
 ちょっと切ない.......かも。



・1999/08/09 「Que Pasa Amigo」(「Viento」(アルファレコード)/瀬木貴将)

 ケーナやサンポーニャの奏者、瀬木貴将のファーストアルバムより。
 完全に「南国風お祭り」のノリの曲であるが、結構シンプルで聞きやすい。 今の時期の様な暑さの中では結構ぴったりと来る曲かも。 暑さの中の祭を楽しむような、そんな感じのする曲。 所持しているCDの中では、最も「陽気な」部類に入る曲であろうと思う。



・1999/06/03 「Life Under The Floor」(「Life Under The Floor」(Kitty Records)/Morgan Fisher)

 元ロックバンドのメンバーであったらしいMorgan Fisherの曲。 映画「ゴキブリ達の黄昏」のテーマの中の一曲であるらしいが、映画自体は見たことが無い。
 ピアノをメインとした曲で、「夏」向けの曲.......のイメージを持った。 「夏の暑い盛りの日陰。蛇口より落ちる水滴。そして、さらにその影で生きる「もの」達」.............タイトルと曲からこんなイメージを持ったりする。のんびりするには良い曲。



・1999/05/09 「All Those Born With Wings 2nd Piece」(「All Those Born With Wings」(ECM)/Jan Garbarek)

 Jan Garbarek(ヤン・ガルバレク)の「All Those Born With Wings」の中の6つの「かけら(Piece)」の中の「二つ目」の「かけら」。
 1st pieceにあった「静寂感」とは完全に異なる曲で、「何か重大な事が始まった」様な印象を持たせる曲。 1st pieceにはない「激しさ」を持つ曲で何となく原始宗教的なイメージを持つことも有る。 全体的に静かな割には、強力に「物語性」を持つ曲である。



・1999/04/19 「The Journey home」(「MY SONG」(ECM)/Keith Jarrett et al.

 「異端児」(だそうだ)Keith Jarrettのグループの曲。基本的にはジャズであるが、認めない人も多いらしい。 が、そういうつまらない論議は別として「良い曲」である。
 管理人が持つイメージとしてはタイトル通り。 一日が終わって「何かをやり遂げた後に」家路につくときの安心感と言った感じか。 落ち着いていて、ついつい頭の中でなっている曲である。



・1999/04/07 ぽるとがる幻想(「ぽるとがる幻想」(オーマガトキ)/マリオネット)

 ここ数回同じCDからで恐縮だが、非常に良い曲がそろっているので出す。CDよりも「曲」を焦点として扱いたい。
 さて、タイトルと同名の曲であるが、非常に味のあり感情豊かな曲で、全体的にノスタルジックな感じのする。とにかくこの「表現力」は絶品であり、管理人の(文字通り)知っている中でも一番と言っても過言では無い。聞くたびに「イメージ」を沸かせ、そして膨らませてくれる曲である。
 これほどの曲を「聞く」事ができるとは「幸せ」の一言に尽きる。本当の「名曲」であろう。



・1999/03/12 難船(「ぽるとがる幻想」(オーマガトキ)/マリオネット)

 オリジナルは、セシリア・メイレレスとアライン・オールマンの歌。ファドの名曲の一つだそうである。
 管理人はこの曲を聞いて、非常にイメージが浮かびやすかった様に記憶している。オリジナルを聞いたことが無いので、解釈の仕方は演奏者にゆだねられているわけだが、かなり良い「解釈」の仕方をしたのではないかと思う。演奏者の気合いと思い入れが伝わる曲であろう。ここまでの表現力を持つ曲が、最近全体の何パーセントあるのだろうか? もちろん、「センス」という物の違いがあるが、「気合いと思い入れ」と言うものは大半の人には伝わるものと思っている管理人には、このような疑問が浮かぶ。
 名曲である。



・1999/02/25 IN HIGH PLACES(「CRISIS」(Virgin)/Mike Oldfield Vo.Jon Anderson)

 管理人は冬の空気がきれいなときの月見が特に好きである。「蒼い」と言う表現が納得できたのは冬の満月の時であった。
 さて、これから月が徐々に満ちてくる時期であるのでこの曲を選んでみた。「Can we get much higher? Can we get much lighter?」と言う歌詞が何となく記憶に残る。全体的にのんびりしている曲なので、「ちょっと疲れた」というときに良く聞く。はぁ.......月見酒したい.........


・1999/02/17 The Cafe Morzart Waltz(「The Zither Magic」(ポリドール)/Anton Karas)

 管理人の一番好きな映画の一つ、「The Third Man」(邦題:第三の男)のテーマの一つ。ワルツ調の曲で、非常に優雅。つくづく、一つの楽器で演奏されているとは信じにくい。なお、劇中で使われたのは、何度か出てくる「カフェ モーツアルト」が一番最初に出てきたシーン。主人公、「Holly Mertins」が「男爵(バロン)」と名乗る人物と落ち合うシーンである(比較的冒頭部分に近いかも)。お暇な方は調べてみても良いかも。


・1999/02/08 イパルマの空(「ぽるとがる幻想」(オーマガトキ)/マリオネット)

 管理人のめっちゃ「お薦めの一曲」。かなりテンポの速い曲で、ものすごく「かっこいい」曲である。「旅の最中の郷愁」を管理人はイメージするのだが、どうであろうか? こういう曲を聞く機会は最近本当に減ったと思う。そういう意味では、音楽関係者の方には頑張って欲しいのだが........ 尚、「イパルマ」とは架空の地名を意識したそうである。


・1999/02/07 FLYING(「MAGIC MONKEY」(日本コロンビア)/GODIEGO)

 過去にここに挙げた「GANDHARA」英語版と一緒に収録されている曲。2分ぐらいの短い歌であるが、のんびりとしていて個人的に気に入っている。結構、短い曲ほど印象に残るような気がするのは気のせいであろうか? まぁ、あんまり長いと飽きるし、疲れるんでこういったほうが良いのだが........ ちなみに、管理人の限界は基本的に一曲15分前後である。これ以上長いと「苦痛」と感じることが多い。


・1999/02/06 GOOD NEWS(「KILLING FIELD」(Virgin)/Mike Oldfield)

 映画、「KILLING FIELD」の中の一曲。それほど長くは無い曲であるが、不思議な感じのする曲。静かに始まり、静かに終わる........ メリハリが利いていて、何となくではあるが、タイトル通りのイメージを持つことが出来た。お気に入りである。


・1999/02/05 草原情歌(「黄砂」(EPIC SONY)/楊 興新)

 日本在住の「二胡(胡弓)」奏者、揚 興新(ヤン シンシン)の初CDの最初の曲。元は青海民謡で、非常にゆったりとした曲である。安心して聞ける曲なので、管理人は聞く機会が多い。本当にこの楽器は不思議な音色を出してくれる。好きな楽器の一つだ。


・1999/02/04 The White Arcades(「The White Arcades」(OPAL/WARNAR BROS.)/Harold Budd)

 一般向けでは無いが、何となく気に入っている曲。「幽玄」という言葉がぴったりで、ある意味「怖い」曲かも知れない。しかし、何となくながら「イメージ」と言うものが沸いてくるような曲。「浮かんでは消えてゆく........」そんな感じだ。たまに聞くには良い曲と思っている。毎日はちょっと嫌だが..........


・1999/02/03 To France(「Discovery」(Virgin)/Mike Oldfield Vo.Maggie Reilly)

 管理人が好きな歌の一つ。何となくノスタルジックな曲と歌詞である。ただし、歌詞には全く「謎」の部分があり、完全には良く分からない(「Mary queen of chance」って何?)。バックで流れる音楽は、Mike Oldfieldが一人でそれぞれの楽器を演奏したものを、後からダビングして重ねているそうだ。流石「Tubler bells」の作曲者である。 尚、余談ではあるが、Virginグループの会長が気球による世界一周にチャレンジをしていたとき、日本上空を通過した日に「Fテレビ」がこの曲を流しながら気球の件を放送していたが、これはまずかったと思っている。何故かというと.......「To France」と言う曲でありながら歌詞に「(Don't) you know you're never going to get to France」と言う歌詞がサビのパートにあるのだ。いかんだろう、これは........


・1999/02/02 Evening Land(「Visible World」(ECM)/Jan Garbarek  vo.Mari Boine)

 Jan Garbarekの演奏よりも、Mari Boineの歌が中心となる曲。歌詞は一切分からず、どこの言葉かも管理人には分からない。が、これは聞いて一発で気に入った。かなり「原始」的な感じのするが、歌には非常に力がある。昨今の「力のない歌」や、それに加え「完成されていない声で歌われる」物が多い(全部ではない。多いだけ。「あんなのに金払えるか!!」というのが多いと思う)昨今、このような歌があるのはありがたいことだ。歌詞は全く分からないが、「イメージ」はしっかりと伝わる。そういう意味では宗教的な歌に近いものがあるのかも知れない(「力」があるし)。


・1999/02/01 (今日はちょっとお休み)

お休みさせていただきます。あまり頭が回らないので......



・1999/01/30 「INSPIRATION」(「GYPSY KINGS」(EPIC)/GIPSY KINGS)

 御存知(?)、「鬼平犯科帳」エンディングテーマ。CD屋に行ったとき、金と実物があったので購入。全体的に落ち着いた曲で、管理人のお気に入りである。現在、GIPSY KINGSは解散していないそうだ。知らなかった.........(曲がよければ、別にグループに管理人はこだわらない性格の為.........)


・1999/01/28 「My Song」(「MY SONG」(ECM)/Keith Jarrett et.al

 ある日、(良く出てくるが、)行きつけのCD屋で店長に「Jan Garbarekのいいやつありますか?」と聞いたら、「じゃあ、Keith Jarrett知っている?いいのあるよ。」と言われそのまま買ったCD。表題の「My Song」がお気に入りであったのでここにいれた。これを聞いた人間が「すごい良かった」と言ってくれているので(複数人)、管理人の知る曲の中では非常に受けの良い曲のようだ。Jan Garbarek、Palle Danielsson、Jon Chiristensenとの共演で、「夜」のイメージを持つ曲か。静かに聞くには非常に良い曲。良く管理人も聞いている。


・1999/01/26 「GANDHARA」(「MAGIC MONKEY」(日本コロンビア)/GODIEGO)

 昔、管理人の家でレコードがしっかりと現役で働いていたころに管理人が良く聴いた曲。御存知、今は亡き夏目雅子が玄奘を演じていた「西遊記」のエンディングテーマ.......の英語版である。管理人にとっては日本語版よりもなじみがあったため、必死になって探した記憶がある。結局レコードは見つかったがプレーヤーが無く、数年して管理人がコンポを買ってからCDを見つけ、即刻買った。このCDの写真が、レコードのカバーと全く一緒だったのは感動があった。


・1999/01/24 「異邦人」(「サウダーデ」(SONY RECORDS)/久保田早紀)

 非常に有名な日本の歌。この曲を知らない人は少ないだろう。このCDに収録されている「異邦人」はポルトガルギター等を使っているバージョン。管理人の最初持っていたイメージ(管理人は、何となく西アジア的なイメージがあった)とは違ったが、この雰囲気の物も良い。ちなみにこれを聞いた親の感想は「元の方よりゆっくりしていって歌いやすい」だった(もとは速くて難しい)。尚、過去に某番組で久保田早紀が出ていたが、この曲は最初に曲が出来ていて、後からこの歌詞をつけたらしい。また、現在は伝道師(熱心なキリスト教の信者だそうだ)をしているそうだ。


・1999/01/23 「Viento 〜風の道」(「Viento」(アルファレコード)/瀬木貴将)

 サンポーニャの名手、瀬木貴将の日本での初CD(のはず)。ある時、行きつけのCDショップに行ったときに、店長からお薦めされたのがこのCD。ちなみに試聴したときの感想は「尺八?」であった(曲の感じが全然違うのに)。印象はタイトルの通りであるが、どちらかといえば今の季節、「冬」のイメージでは無いような気がする。が、まぁ良かろうと思いここにのせた。かなり良い曲だ。尚、アルファレコードは現在倒産してしまったので、別の会社が権利をとらないかぎりは流通している在庫以外には無い。

・1999/01/22 「STAND BY ME」(「STAND BY ME」(ATLANTIC RECORDING)/Ben E. King)

 「1959年。12歳の夏。2日間の冒険旅行。あの時のような友達は再び現れなかった。これからも二度と無いだろう..........」で終わる1986年の名画、「STAND BY ME」のエンディングテーマ。もともとは1961年に全米4位にチャートされた名曲である(だから歌詞と内容が少し一致しない)。管理人は何となくこの歌が好きであるので、ここに掲載した。なお、ジョン・レノンも歌ったが、個人的にはこちら(Ben E.King)の方がずっと良いと思っている。


・1999/01/21 「The Harry Lime Theme」(「The Zither Magic」(ポリドール)/Anton Karas)

 「誰もが知っているけど知らない」曲の一つかもしれない。第二次大戦後のウィーンに友人「Harry Lime」から呼ばれたアメリカ人作家「Holly Martins」は、Harryが死んだ事を告げられる。その謎を探っていくうちに、「第三の男」の存在が浮かび上がる....... と言う内容の名作映画「第三の男」のタイトルクレジットのシーンで流れる曲。その後ろで使われている楽器はオーストリアやスイスのアルプス地方の民族楽器「ツィター」。弦が多いもので35〜40本を越すものもある、日本の「琴」に似た楽器で、伴奏などすべてこなせる楽器。作曲、演奏はツィターの名手Anton Karasである。この曲は後に、アメリカでギターを使って模したことでまた有名になった。安心して聞くことの出来る一曲だ。
 なお、この映画も「管理人お薦め」である。白黒映像の効果的な使い方で、これを上回る映画があったら教えて欲しいぐらいだ。「光」と「闇」の使い方が白黒映画だからこそ出来る芸当を見せてくれる。さらに余談だが、この映画の音楽プロデューサーは、フランスの名画「禁じられた遊び」のプロデューサーをした。オーケストラ方式を廃し、「シンプル」な音楽をしたことが共通点と言える。


・1999/01/20 「Scarborough Fair」(「Celtic Spirits」(プレムプロモーション)/Mary Anderson&Joanne Meis)

 いわゆるおなじみ「スカボロ・フェア」である。非常に有名な曲であるが、そのもとはヨークシャー地方に伝わる「Riddle song」である。さて、この曲(CD)は「ケルトハープ」の奏者ふたりで奏でていると言う、他の「ケルト物」とは一線を画す非常に珍しいものである。よって、非常に素朴で味わいのある「スカボロ・フェア」となっている(変なアレンジに走るより、こういうのが正しいと思うのだが......)。管理人はこの「スカボロ・フェア」を上回る「スカボロ・フェア」を知らない。もっとも、原盤が古いのか、少しノイズがあるのが残念である。 なお、このCDはコンピューターで検索しても出てこなかったと言う「ゴーストナンバー」のCDである為(1年ぐらい前まではそうであった)、入手が出来るかは不明。


・1999/01/19 「Moonlight Shadow」(「CRISIS」(Virgin)/Mike Oldfield Vo.Maggie Reilly)

 当コーナー初の歌である。中学の時の思い出のある歌で、イギリスではヒットチャートの4位にランクされた事もあるらしい。「Exorsist」のテーマとして有名な「Tubler Bells」の作曲者、Mike Oldfieldの初期の作品で結構古く、Maggie Reillyはその頃組んでいた歌手である。個人的に思い出があるので紹介。歌詞の内容は「悲劇」.....か? ちなみに、「全く謎」の歌詞がMike Oldfieldの歌に良く出てきて、解釈に困ることがあったりする。


・1999/01/18 「風のまにまに」(「中空の竹」(プレムプロモーション)/マ・デヴァ・ヨーコ)

 管理人の行きつけのCD屋で店長に「篠笛の良いの無いですかね?」と聞いたところ、「検索でもしてみたら?」と言われてコンピュータ検索した結果出てきた物がこのCDであった。中は完全に篠笛主体で、たまに他の楽器(鈴の音)が入っていたりする程度。かなり純邦楽色が強い。結構篠笛だけのCDは見当たらないので、非常に珍しいCDであろうと思う。さて、この曲は全体的に「夜風と月」的な印象。静かな曲が好きな人にはよいであろう。お気に入りである。ただし、手に入るかは不明だ(爆)


・1999/01/17 「蒼きひかり」(「大月光浴」(SYNFOREST)/溝口肇)

 この曲はSYNFORESTシリーズの「大月光浴」に収録されている曲である。管理人は日だまりで「ぼ〜」っとすることも好きであるが、近所で月見する事の方が好きなので、何となくで買ったのが「大月光浴」であった。基本的にはオリエンタルな雰囲気の曲で、二胡(「胡弓」の名称が一般的か)の音が好きな管理人はすぐに気に入った。夜にのんびり聞くにはよい曲である。ただし、この曲が収められたCDはこのCD-ROM意外に無く、その点で難儀している。CD-R持っていないし........(グハァ!)

・1999/01/16 「風幻想」(「初恋〜百華の世界」(キングレコード)/福原百華)

 管理人が中学生の頃、ある銀行の宣伝に使われていた曲。最初タイトルが分からなかったのだが、何とかそのCMの端っこに載っていたのでその場で覚えた(ちなみに、それ以降そのCMを見ることはなかった)。当時、コンピュータ検索の出来るところは(知っているかぎり)無く、結局半年間探し続けてCDの名前が判明した。非常に思い出のある曲である。主体となる楽器は邦楽(純邦楽だ)に使われる「篠笛」である(篠竹という竹から作る横笛である)。これを聞いて、ヨーロッパのフルートに物足りなさを感じるようになった。なお、曲そのものは現代的である。


・1999/01/15 「南蛮渡来」(「ぽるとがる幻想」(オーマガトキ)/マリオネット)

 ある日、行きつけのCD屋で店長から「こんなのどう?」と進められて買ったCDが「ぽるとがる幻想」だった。初めて聞くポルトガルギターにマンドリンなどの音色が非常に印象的で、一発で気に入った。そのCDの(ちなみに管理人の持つCDの中では、他人に受けが良い一つである)一番最初に収められたのがこの曲。独特の良い感じが伝わる。ちなみに、会社の「オーマガトキ」とは「大禍時」からだとか........(何時ごろでしょう?)

・1999/01/15-2 「NIEVE〜雪の扉」(「NIEVE」(ポリスター)/瀬木貴将)

 関東地方では雪が降るかもしれないとのことで、一応。サンポーニャの奏者、瀬木貴将の一曲。確かに冬のイメージを持つ曲。「冬だからこそ、暖かさを感じる」そんなイメージがする。


・1999/01/13 「All Those Born With Wings 1st Piece」(「All Those Born With Wings」(ECM)/Jan Garbarek)

 ノルウェー出身のサキソフォン奏者、Jan Garbarek(ヤン・ガルバレク)の「All Those Born With Wings」の中の6つの「かけら(Piece)」の中の最初の「1つ」(それぞれは独立しているが統一感があってよいCDだ)。この「1st Piece」を聞くと何となく「スオミ」を思い浮かべるのは管理人だけだろうか?ちなみに日本語版は廃盤なので輸入版しかない。

インデックスへ