The Castle Hints

一部の困難なステージの攻略のヒント

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最初に



 管理人の考える「傑作ゲーム」の一つに、MSXで遊び倒した、"The Castle"があります。
 このゲーム、ASCIIによって販売されたもので、MSX MAGAZINEには攻略ページや、全マップの情報などが掲載されていました........なんて知っている人は最近の人では皆無でしょうけど。
 さて、先日2002年12月24日前後に、ASCII社よりエミュレーターを駆使した「MSX MAGAZINE」の復刻・永久保存版が販売されました。この中には、いくつかのMSXの市販されたゲームが入っており、その中にThe Castleと続編・超高難易度版であるThe Castle Excellentが入っています。
 後者に関しては、攻略本がPDF化されていますので、ほぼ問題はないでしょう。
 しかし、Excellentは実際にはThe Castleを攻略した人間でさえ「?」というステージがかなり多く、いきなり先に進むのは至難の業です。実際、The Castleをクリアーしたことのある管理人でも「?????」というステージが序盤ですでにあります。一方、The Castleはある程度難易度の高い部屋もありますが、同時に基礎・基本を学びながら先に進める様になっていますので、こちらから始めるのは非常に無難な選択となっています。
 また、MSX MAGAZINE永久保存版の販売後、検索エンジンでThe Castleの攻略で来られた方もいらっしゃるようで、多少の必要性はあるかとも思いました。

 ここでは、そのThe Castleの基本と、いくつかの高難易度の部屋の攻略の「ヒント」を出そうかと思います。
#画像は「ノーセーブ」でのプレイの画像です。慣れればこれくらいはいけます。
#他の部屋で詰まった方がいらっしゃれば、indexページより「Ping-pong」、あるいはゲストブックを使う、あるいは何処かにある管理人宛のメールアドレスを探して質問してくだされば応じます。




マスターすべきもの



 いくつかの情報は、Excellentの攻略本の最初の方に見えたりしますので、そちらの攻略をしないまでも目は通したほうが良いでしょう。

 The Castleはかなりスローなゲームです。が、実際にはかなりシビアな操作が要求されるゲームです。
 主人公の動きは「絶対に」おさえましょう。必要なものは「どれくらいの距離ジャンプするのか」「どれくらいの高さをジャンプするのか」「どれくらいの速さで移動するのか」などたくさんです。ジャンプの空中制御もきっちり理解しておく必要があります。他にも、浮遊する床の移動は「一緒に動かないとだめ」などもあるでしょうか。ま、やっていくうちにわかってくるものでしょうけどね。
 尚、これらの事は「ちゃんとわかっていないと」絶対にクリアーができないところがあります。このゲーム、純粋なパズルゲームと思う人もいるようですが、実際にはアクションゲームの要素がかなり大きいです。「時間との勝負」「タイミングの勝負」がかなり関与しますので、お忘れなく。

 舞台となるブロッケン城は、横10×(地上8+地下2)=100部屋が用意されています。
 部屋に入ると、キーを押すまでは動きません。じっくり考えましょう。また、一度部屋から出て戻る、あるいは部屋で死ぬと、「倒した敵」「取ったアイテム」「壊れたブロック」は復活しませんが、壊れていないブロックと生きている敵、その他は初期の配置に戻ります。ただし、ブロックをうかつに壊すと部屋の攻略がままならなくなる部屋が存在しています。もし、壊してしまったらF1キーで「自殺」しましょう。これで「部屋に入った状態」にすべてが戻ります。
 ただ、難易度が高くて「とてもとても」という場合、残りのLifeがたくさんあるならば「鍵などをとってあえて死ぬ」というのが有効なことがあります。
 そうそう、ここで注意ですが、「ブロックを壊した」後に外に出て、また戻ると自殺しようが何しようが、「ブロックは壊れたまま」になります。そうなるとクリアーができなくなる部屋もありますので、くれぐれも気をつけてください。
 この部分は極めて重要になります。このゲームは、「ハマリ」はリセット直行です!

 鍵は色が一致するものしか開きません。
 数が多いものから少ないものまでありますが、赤い鍵は二ヶ所に閉じこめられている妖精が持っています。ただ、最終的には余ります。緑・水色・黄色の鍵が余ったりしますが.......群青色、赤紫の鍵は比較的レアです。
 もし、あなたが先に進んで「扉が開かない」ところに行き着いたら、それはどこかで鍵をとっていない証拠です。戻りましょう。
 尚、チェリーは扉のすべてを開ける........らしいですが?

 このゲームの世界の敵の特徴も覚えておきましょう。
 強敵は炎でしょうか。動きのルールや誘導法は慣れて覚えておくと良いです。他に微妙にジャンプしてくるバイキングの戦士も要注意。これらは動きを見て誘導法を覚えておかないと、多分公開することになります。一部の部屋では魔女の誘導法も覚えておく必要があるでしょう。他に、時々厄介なのは食獣植物でしょう。小さくなっているときにジャンプで乗り越える事ができますが、大きくなり始めるときに重なるとアウトですし、また小さくても普通に歩いてしまってはアウトです。

 障害物となるもののルールも覚えておきましょう。
 ブロック類で厄介なのはおそらくローソクでしょうか。最初はイチゴショートケーキに見えたりしますけど(笑) 上から降りると主人公は死んでしまいます。また、敵も同様に死んでしまいます。何気なく自殺用に用意されていたりもしますが........
 ブロック類は横から押すことができ、横から押すor上から落とす事で敵を潰せます。もっとも、主人公も上からブロックが落ちると死んでしまいますので、積まれたブロックをうかつに押すと押しつぶされてしまいます。これらブロック類は、エレベーターに潰される以外は決して破壊されません。
 ブロックの「積み方」は研究しておくと良いです。「半キャラずらし」は極めて重要ですので、覚えておきましょう。三つのブロックをうまく使えば、高いところの鍵もとれたりします。そうそう、ブロックは「財宝の上に乗せる」事も可能ですので、覚えておいたほうが良いでしょう(冗談抜き!)。
 水中はボンベが必要です。時間は限られていますから、無駄な動きは避けていきましょう。動く床は、流れに沿って動くと「高速」に、流れに逆らうと「その場」で動かずです。その場合はジャンプで進む必要があります。
 通り抜けたりできなかったりするバリアーはその「間隔」を覚えておきましょう。通り抜けできる状態で重なり、そのまま通り抜けできない状態になると主人公は死んでしまいます。また、ジャンプで「下から上に抜けて、そのまま着地」というテクニックを必要とする部屋もありますので、必ず覚えておくと良いです。できなければクリアーはできないでしょう。

 後は「経験」でしょうかね........
 半ブロックすり抜けとかいろいろとありますがいちいち説明するのも何ですので。

 そうそう、もし腕に自信がない場合。
 財宝の類いは単なる得点です。取らなくても良い、ということは書いておきましょう。



 さて、それでは、いくつかの部屋についての攻略のヒントを掲載しておきましょう。
 地下部分はさしてヒントが必要な部屋はないでしょう。緑の鍵を取るのに炎に追い掛け回される、とかジャンプのタイミングがよくわからないまま針に突き刺さって死ぬとかあるでしょうが、これらは序の口です。この程度でつまずいては先に進めませんので.........

 尚、攻略のヒントは管理人が「詰まるかなぁ」と思った以下の部屋について掲載します(部屋番号は、”「地上○階」の「左から何番目」号室”という表記です。スタート地点なら「101号室」。地上は8階までで、その一番右の部屋は「810号室」という感じで)。
  1. 201号室
  2. 206号室
  3. 401号室
  4. 402号室
  5. 408号室
  6. 502号室
  7. 504号室
  8. 506号室
  9. 602号室
  10. 608号室
  11. 802号室
  12. 808号室
  13. 809号室


201号室


 小型エレベーターがいくつもある部屋です。
 目的は左にある鍵をとることですが、ブロック一個分の高さが足りません。よって、このためにブロックを置いてやる必要がありますが........ヒントとしては、エレベーターの動きをよく見ておくことです。ブロックをエレベーターに乗せた後、どう動かしてやるか、というのを考えましょう。もたもたすると、天井に向かって潰されますから......
 ちゃんと、エレベーターの動きは考えておかないと、絶対に死にます。

 最終的には、


 となるように置いてやりましょう。



206号室


 この部屋は右上の三つの緑の鍵を取る必要がありますが、三つのブロックをうまく使わないとクリアー不能です。
 ブロックが壊れたら、とっととF1キーを押してやりましょう。

 では、どうすれば良いか? ヒントを見せると


 という感じです。
 後は考えてみましょうね........半ブロックずつずらす、というのがヒントです。



401号室


 最初、戸惑うかもしれませんが。
 下の301号室にいる妖精を救出するには、右下の針の間を降りていかないといけません。しかし、敵がいますので邪魔です。よって、樽で潰してやる必要がありますが.......右上の樽をただ右に落としただけでは、クリアーできないのはわかるでしょう。では、どうするか? 伊達に上に樽があるわけではありません。この樽をいじってやる必要があります。

 ヒントとしては、上の一番左の樽を左に落としてやりましょう。後は206号室で使ったテクニックで問題解決です。


 となればあとは簡単でしょう。
 注意すべき点としては、上の画面で下の樽が右半分出ないことです。理由はやってみればわかります。



402号室


 司教は単なる雑魚です。邪魔ですが、真ん中の針のないところで避けましょう。
 形としては


 となるようにしてやります。
 要注意なのは、右下の樽。動かしたらクリアーできませんのでお気をつけを........



408号室


 下からエレベーターで上がってくる部屋です。
 目指すのは左上の緑色の扉ですが、ブロック一個分の距離が足りません。ということでどうするか? 答えは簡単。そこにブロックを置いてあげれば良い。
 ではどうするか?


 でずばり正解です。
 簡単でしょ? 問題はタイミングですがね。後は、動きっぱなしで移動しないともろとも落ちます。



502号室


 難しい、かもしれませんが。
 簡単です。落とすところを間違えなければあっさりクリアーできます。ただ、要注意なのは右のレンガ。ずらしておかないと、クリアーができなくなります。
 最終的には以下の画像のようになるはずです。




504号室


 中盤の難関な面の一つかもしれませんが。
 一端じっくりブロックの動きを見てから仕事に入りましょう。うかつに右の部屋へ鍵を取りに行くと、そのまま脱出ができなくなります。その場合、自殺して最初からやり直しとなりますので注意しましょう。

 この部屋のキーは、落ちてくる壺の移動にあります。
 まず、最初に降りてくるのを一つ左へ持っていく、というのは簡単でしょう。その後、一番下に三つ並んで、右に一つ壺が落ちると思います。これを「右」へと動かすのがポイントです。


 これで後は無事に脱出できるでしょう。



506号室


 二回目に来ると対岸に渡る事となる部屋です。この時にちょっと癖があります。
 ブロックを利用しないと次の部屋に移れません。答えは次の画像の通りです。




602号室


 中盤の最難関面です。
 脱出ルートにある金庫二個の内、上の方を押してやる必要がありますが、そのために足場が必要です。その足場をどうやって金庫の右に持ってくるかが問題になります。
 この部屋ではブロック類が一個でも破壊されたら終わりな上、時間との勝負が待っています。

 まず、最初に左にレンガを二個使ってルートを確保してやりましょう。ちんたらしていると、小エレベーターの上にあるレンガが壊れますので、手早くやる必要があります。
 まず、並んだレンガの右側を動かし、次の図のように配置してください。


 大エレベーターの右側においてしまったら、レンガが壊れる前にとっとと脱出してやり直しです。
 後は少し考えれば、二つのレンガを左に配置することが出来ると思います。とは言っても時間との勝負、という面ですのでのんびりしているとレンガが壊れ、そのままF1キー、ということになりますが。

 さて次が問題です。
 クリアーするには、右下にある「金庫」「壺」「ロウソク」の内、この中の一つを大エレベーターに移してやることとなります。そのために、大エレベーターの手前に「二つ重ね」て、その上を通してやる必要がありますが、「ロウソク」では上にのると死んでしまいます。ということで、「重ねる」時の「下」の土台になってもらう必要があります。ということで、いろいろと「入れ替え」をここでやる必要があります。

 まず、壺を動かしましょう。


 次に、小エレベーターに壺を乗せ、自分は左側からすぐに上へと移動し、待機。そして、やって来た壺を動かしてやります。ちんたらしたら駄目です


 そうしたら、次に金庫を動かしてやるのですが、その前に以下の画面のようにロウソクと壺を少し動かしておきましょう。


 どうして動かしておくか、というとレンガを落とした際、上に手早く移動するため、小エレベータの坑内となる部分を通って上に上がり、さらにロウソクと壺を落としてやる必要があるためです。
 準備ができたら、金庫を「下っている」エレベーターに乗せましょう。乗せたらすぐにロウソクを左に落とし、その後すぐに上の壺を落としてやります。その後、一番上の部分に金庫を持っていってやるために待機です。ちんたらしたら、一からやり直しになります






 後は簡単。
 ロウソクを落とし、その上に壺を載せ、その上に金庫を通過させて大エレベーターに乗せてやります。


 後は簡単でしょう。



608号室


 ここまで来た人がはまるとも思えないんですが、簡単なところでつまずくかもしれませんので。


 見れば簡単、という落ちです。



802号室


 ちょっと難関面。画像は時間を見て追加予定。

 この部屋はまず最初に敵を全滅させる事から始めましょう。その後、アイテムを確保して一回部屋を出て再度戻るとやりやすいと思います。
 その後の手順は次のようにすると良いです。なお、便宜上レンガ4つを上から配置されているものから順にA〜Dとします。
  1. ブロックDを右の壁から1.5ブロック分の所へおく(重要!)。
  2. ゴンドラを動かし、ブロックAをブロックDの上へ落とす(半分左にずれた形で落ちる)
  3. ブロックAの上にブロックB、Cを落とす(この3つは縦に並んだ状態になる)
  4. ゴンドラを下から0.5ブロック分のスペースを空けるように移動。
  5. ブロックDに乗り、ブロックAを左に「半分」ずらしてゴンドラに半分載せる。
  6. コントローラーを左に動かしてブロック3つ分をまとめて上に運ぶ
  7. 一番上に乗っているブロックを右に動かして脱出する。
 以上の様にすると、以下の様な画像になると思います。


※画像提供「えりな」さん



808号室


 最後の部屋まで後二つ、という部屋ですが.........ゴンドラを動かせばクリアーできます。
 が、どうやってゴンドラを動かすか?
 左の部分から動く床にのろうとしても、高さが足りません。ということで、工夫することとなりますが..........最初は、上に上がってコントローラで上の食獣植物を殺しましょう。その後、一端外に出て戻ります。
 後は工夫次第、ですが........

 ま、ここまで来てあれこれ書くのもばからしいですので
 クリアーしたときの配置を「ヒント」にしてください。




809号室



 やって来ました最終面の一個手前。
 右上の赤い扉をくぐれば、後はマルガリータ姫の待つ部屋へ行くこととなりますが..........なるんですけど、その前に赤い扉を開けなければなりません。そして、この面は敵もおらず、純粋な「パズル」面となっています。そして、見たところ簡単そうですが.........
 管理人、この部屋で数十分悩みましたけどね.......(- -;

 どうすれば良いか?
 樽を積んで扉を開けるようにする、というのはここまで来ればわかるでしょう。しかし、そのためにどうやってブロック類を動かすか、というのが問題になります。そして、動かし損ねるとそのまま脱出ができないことがあるという、実は結構「うげ」という部屋です。
 しかし、ここまで来て解法を書く、なんてのは野暮の極まり。自力で解いてこそ華、ですが.......まぁ、詰まる人もいるでしょう。

 ということで、「部屋の脱出時の画面」という画像を用意しておきました。「どうしても」という方はごらんください。
 画像はこちらです。




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