Cold War攻略ヒント集第1部

第2部へ   第3部へ   元記事へ


基本スタイル

 このゲームは基本的に「スニーキング」を中心としたゲームとなっている。
 基本スタイルは一般的に想起されやすいのは「Sprinter Cell」と言うところだが、実際には主人公Matthew Carterは単なるジャーナリストであり、SCの主人公Sam Fisherの様な「隠れて一級、攻撃も一級」と言う腕では無いと言う事に要注意。Carterは正面切っての戦闘に「極めて弱い」と言う事は頭に入れておく事。
 少なくとも正面切って銃撃戦をすれば、大体はこちらの負け。一戦やっただけでも大ダメージ、と言う事はザラ。と言う事で、このゲームの基本は「正面切って戦わない」と言う事に尽きる。「どうやって敵を避け、あるいはどうやって如何に工夫して敵を倒すか」と言う事があり、正面切った戦闘であってもやはり「どのようにダメージを避け、アイテムも駆使して敵を倒すか」が要求されるる。
 その為に、Carterが持つ能力であり、そしてこのゲームの最大の魅力として「アイテムの利用」と言う事がある。
 アイテムを集めて組み合わせ、ある時は持っている道具のアップグレード、ある時は敵を倒す/ごまかす/呼び寄せるなどの為のアイテムの作成、と言う事を行って数々の難所を突破する......これがこのゲームの醍醐味であり、そして魅力となっている。

 これを理解しないと、クリアーは極めて困難となるだろう。


アイテムについて

 このゲームでは「いかにアイテムを利用するか」が攻略の鍵となる。このゲームにおけるアイテムにはいくつかの種類がある。
  1. 敵から奪った武器をそのまま利用する
     拳銃とAKの二種。AKの弾薬は全て自分で回収する必要がある。拳銃は非殺傷性の弾丸、マガジンの増加、AP弾の作成といった改造を施す事ができる。

  2. そこらのアイテムを拾い、小道具として利用する
     コインやタバコ、ウォッカと言ったもので敵を引きつけ、注意をそらす、と言う様なもの

  3. Blueprintを回収してTech pointをためて、拾ったアイテムを組み合わせてガジェットを作り出す。
     このゲームの大きな醍醐味の一つ。各所にあるBlueprintを回収してTech pointをためて、合計28種類の道具を作り出す事が可能。ただしいきなり全てができるのでは無く、Tech Pointを消費して新しい技能を習得すると言う物。主に拳銃関係のアップデート、パチンコを使った道具のアップデート、エーテルを利用した道具のアップデート、爆発物関係のアップデートの4種類(ただし低い段階では例外あり)がある。7段階あって1段階4種類あり、そのうちの3種類マスターする事で次の段階の習得可能な物が表示されるようになる。
     これらは15種類のアイテムを組み合わせて作る。ただし作った道具も持てる数に制限あり。

  4. X-ray cameraの使用
     このゲーム最大の特徴ある道具。X線による透過を利用して壁・床・天井の先にある敵、アイテムなどの位置の確認が可能。またX線による高エネルギーを相手の頭に当てる事で対象を気絶させる事が可能であり、またこの攻撃によって消火器や燃料缶を爆発させるといった事も可能。
     また、唯一Hide状態で使用・攻撃が可能な道具である。
     攻撃への使い方は工夫がいるが、敵の位置確認は極めて重要な価値を持つのでしっかりと使うとよい。
 以上のようなものがある。
 「適材適所」はもちろんの事、使いすぎには気をつけないといけないだろう。特にX-ray cameraは非常に強力な武器になるものの、その弾薬の元である弾薬(ammunitionとあるので)はガジェットの作成技能がないと作れず、その元となるバッテリーも豊富に入手は出来ない事が多い。
 壁の透過などを見るのには極めて使い道は高いが、攻撃について依存するのは危険だろう。

 過信は危険、と言うと麻酔(Anesthetics)があるか。
 敵を気絶させた時、Anestheticsを使う事で敵をゲーム中ずっと麻痺させる事が可能になるが、しかしこれは「絶対」ではない。例えば警備兵などが気づくと、そのような状態の人間を気づかせ、回復させてしまう。
 隠すにしても何にしても、これは気をつけるべき。


アイテムから作るガジェット

 以下にこのゲームで作成出来るガジェット類について、「名称」「取得に必要なTech point」「必要アイテム」「効果」をまとめた表を掲載する。

1名称Rubber bulletsEther soaked ragsLuring deviceEther mine
ポイント(最初から所持)606090
アイテムGun ammunition 5
Plastic bottle 1
Rags 1
Ether flask 1
Alarm clock 1
Appliance parts 1
Ether flask 1
Can 1
効果非殺傷性の弾薬を作る
(1回で5発つくる)
背後から敵をDopeする事で
一時的に昏倒
敵を引きつける道具敵の接近と同時に爆発し
効果範囲内の敵を昏倒させる
 1段階目は必要性が高いものが多い。ストックして溜めておく様にすると良い。
 Rubber bulletsは技術者など「殺してはいけない」人達に非常に効果を発するので、前半〜中盤まで結構活躍する事になる。Ether soaked ragsは中盤以降で重宝するはず。これはスペツナズの連中がKnock outできないが、これを使う事でDopeさせて気絶させる事が可能。
 Luring deviceは後半で他のアイテムと複合するのにも必要だが、個人的には余り使わなかった。
 Ether mineは複数の敵に使える為に、使い方によっては序盤から。特に後半戦で大活躍するだろう。


2名称Expanded magazineForget drugTracing bugSlingshot
ポイント1107050100
アイテムCan 2Anesthetics 2Can 1
Appliance parts 1
Can 1
Alarm clock 1
効果拳銃のマガジンの装弾数を
8→12に(永続)
パチンコ用。
一時的に敵が混乱
パチンコ用。
付着させた敵をトレース
パチンコ本体。
パチンコ用アイテムを
利用するのに必須(永続)
 2段階目、真っ先にやるならばSlingshot。使用しても音を出さず、専用弾を遠くまで撃てる他、これを作る事でコインを飛ばして敵の注意をそらす事が可能(結構使える)。使う時は「溜め」ることでゴムを引くので、連射は出来ない。
 Expanded magazineは地味ながらやっておくと良い。Forget drugは敵を混乱させるが余り使わず。Tracing bugは敵の動きをマークするが、個人的には使わない。


3名称SilencerSlingshot grenadesEther luring mineX-ray ammunition
ポイント120110110120
アイテムPlastic bottle 1
Rags 1
Gun ammunition 5
Plastic bottle 1
Luring device 1
Ether mine 1
Battery 1
効果3発まで拳銃の発射音を消す
(3発撃つと破損)
パチンコ用小型グレネード。
直撃で敵を一撃で倒せ
その近くの敵も倒せる
スイッチを入れる事で敵の注意を引く
機能のついたEther mine
X-rayカメラの
攻撃用バッテリー
 3段階目も活躍するアイテムが多い。自分の使い方で優先順位を変えると良い。
 Silencerは拳銃使用をする人には必須。3発までしか使えないので慎重に。Slingshot grenadesは直撃させればスペツナズも一撃で殺傷可能。拳銃での戦闘が苦手なCarterにとって、おそらく後半で活躍する可能性が高い(というか、頼った)。ただし3発までしか持てないのと、リロードは長い事に注意。
 Ether luring mineは好みで。実は通常のEther mineをしかけてこちらが物音を出せば同じ効果が得られる。X-ray ammunitionは必須となるだろう。


4名称Gun burstParalyzing slingshot ammoX-ray zoomHeavy Ether mine
ポイント14011060130
アイテムCan 1
Alarm clock 1
Ether flask 2
Anesthetics 3
Appliance parts 1Ether mine 1
Ether flask 1
効果拳銃のバースト射撃を
可能にする(永続)
パチンコ用。
敵を一撃で気絶させる弾薬。
X-rayカメラに
ズーム機能を付加(永続)
Ether mineの強化版
 Gun Burstは個人的には余り活躍せず。Paralyzing slingshotはスペツナズも一発で気絶させる事ができるので強力だが、使用アイテムの消費が大きいので実は難しい。
 X-ray zoomは必須機能。Heavy ether mineは広範囲のEther mineだが、余り使わないかも(大量に敵が集まるまでに爆発する事が多い)


5名称AP bulletsSlingshot sticky bombsX-ray batteryExplosive mine
ポイント120140120100
アイテムGun ammunition 5
Screws 1
Gun ammunition 8
Plastic bottle 1
Appliance parts 1Gun ammunition 3
Can 1
効果拳銃用AP弾
高威力でスペツナズにも効果
Slingshot grenadesの粘着可能版
壁にへばりつく。
X-rayカメラの
使用時間を延ばす(永続)
敵が近距離にいると
作動する爆発物
(言うまでも無く殺傷能力高し)
 重要性の高い5段階目。
 AP bulletsは拳銃用のアーマーピアシング弾。近距離でサイレンサーと組み合わせ、顔を狙えば音も無くスペツナズも一撃で倒せる。Slingshot sticky bombsは使い方が難しい。壁などに付着してから暫くして爆発、なので敵が固まったところで動かない場合には使える事もある。
 X-ray batteryは必須。カメラの使用時間をかなり延長するので、「透過して敵に注意」するプレイをするには絶対的に必須。と言う事で、ある意味最優先の物かも。Explosive mineは早い話爆弾。後半でトラップとして大活躍したり。


6名称Better gunsightX-ray rangeHeavy ether luring mineHeavy explosive mine
ポイント110180180180
アイテムCan 1
Screws 1
Appliance parts 1Luring device 1
Heavy ether mine
Gun ammunition 3
Explosive mine 1
効果拳銃の照準の
安定向上(永続)
X-rayカメラの
有効距離増大(永続)
Heavy ether mineに
アラームをつけたもの
敵を引きつけて起爆する
Explosive mineの
広範囲版
 地味ながら効果的な物もある6段階目。
 Better gunsightは拳銃の命中率の向上。外れまくる事の多い拳銃弾をそれなりに安定させる。地味ながらそれなりに重宝してくるはず。X-ray rangeはX-rayカメラの攻撃範囲を広める役割。これも必須となるか。
 Heavy ether luring mineはHeavt ether mineのアラーム付。Heavy explosive mineは爆弾の強化版。敵が近いならば設置してすぐに逃げる事。


7名称X-ray reloadExplosive luring mineHeavy Explosive luring mineRemote controlled mine
ポイント200220240250
アイテムAppliance parts 1Luring device 1
Explosive mine 1
Luring device 1
Heavy explosive mine 1
Appliance parts 1
Explosive mine
効果X-rayカメラの攻撃後
リロードが早くなる(永続)
アラーム機能付
Explosive mine
アラーム機能付
Heavy exposive mine
任意のタイミングで起爆可能な
Explosive mine
 これで終わりの7段目。
 X-ray reloadはX線での攻撃後のリロードの高速化。敵が多くX-rayカメラに頼る場合は必須。
 Explosive luring mineはExplosive mineのアラーム付。「Heavy」の方では無いので注意。Heavy Explosive luring mineはHeavy Explosive mineのアラーム付。爆薬にアラーム付が二連続と言う事。
 そしてRemote controlled mineはこちらで着火タイミングを決められる爆弾。地味に活躍させる方法もあり。

 これらは持てる材料の数には制限がある。
 弾薬系は大体30発(一回で5発ずつ作る事も留意)。Slingshot系の弾薬は3、mine類は2といった具合である。
 また、これらの道具類の作り方には工夫を。
 例えばEtherが大量に余る、缶が大量に余りそう、と言う事ならEther mineを作っておき、さらにそれでも余るならHeavy ether mineを作るのも手である。麻酔であるAnestheticsも余る事が多い。それならばForget drugなどを作るのも手だろう。弾薬と缶がたくさんあるならばExplosive mineを作るのも手である。
 ただし、例えばSilencerを多用するならばragsが必要になるが、通常Knock outできないスペツナズをdopeさせる事ができるEther soaked ragsにも使う事となる。Paralyzing slingshot ammoは遠距離の敵をお手軽に気絶させられるが、しかしその作成に必要なAnestheticsを三つも消費する上、Anesthetics自体敵を行動させなくする麻酔に必要である。
 先を見越したバランスはもっておく事。

 なお、Tech pointの取り方はいくつかあるが、基本的には「そこら辺に落ちているFolderやTubeから」か「技術者を調べる」の二つの方法で得る事ができる。
 寄り道もして「アイテムをくまなく探す」と言うだけでなく、実はそこら辺にいる技術者をKnock outして調べる事で得られるTech pointはかなり馬鹿にならない。余裕があれば、積極的に気絶させに行く事をおすすめ。ある程度やっていれば、ちゃんと最終ステージの前には既に全てのアイテムの作成が可能になるだろう(うまく進めて行くと、Getting Outの時点で7段階目まで到達出来る)。
 早めにTech pointを得ておく事でどんどん早く準備が出来るので、積極的に溜めておこう。


敵との戦い方/避け方

 このゲームは「いかに隠れつつ」「気づかれないで」移動して行くかが問題になる。
 「隠れつつ」と言う部分は、例えばライトメーターで低く表示されるところを移動する、と言う事になる。追われているならばロッカーの中などへの「Hide」も有効になるだろう。敵の声、X-rayカメラ、警戒メーターを見て判断していく事となる。
 また、移動の仕方も重要となる。
 しゃがんだ状態と立った状態でかなり明確に光の当たり方の違いが出てくる上、銃の出し入れでもライトメーターに影響する。また、移動も敵がいるのならばしゃがんだ状態での移動が普通になるだろう。ダッシュできるのは完全に確保されたところ程度しか使えない。
 その移動も三段階。しゃがみでの通常速度ならば少し敵から離れれば気づかれないようである。
 移動についての基本は敵とのやり取りに関連するので確実に抑えておく事。

 このゲームの敵は主に三種類だろうか

 さて、このゲームでこのような敵とのやり取りは複数の方法がある。


Ghostモードでのアドバイス

 おそらくGhostモードをやる人は既にクリアーしたことがある人だろう。
 このモードは「ステージ中にアラームを極力鳴らされないようにしてクリアーする」事が目的となる。よって、うかつに音を立てたり、戦闘に工夫をしないとあっという間にゲームオーバーとなるだろう。
 基本的にCarterでは3回アラームを鳴らされたら終わり......すなわち2回まで許容される(Power Playは例外的に上限5回)。Grushkovの場合は戦闘メインなので8回が上限となっている。

 このモードでやると、アラームが最大になる条件が分かる。即ち
  1. 自分の姿がはっきりとバレて追跡される時
  2. 敵を銃撃したが外れて一撃で倒せなかった時
  3. 敵を倒したが他の敵が気付いた時
  4. mine系に引っかかる敵を他の敵が見た時
 と言ったものがあるだろう。
 このモードでクリアーに挑むと、非常にアイテムの工夫と敵の倒し方を覚えることになる。腕に自信があればやってみると面白いだろう。



第2部へ   第3部へ   元記事へ