〜VirtualPC上で使うVoodoo〜


VirtualPCのページトップへ



最初に

 きっかけはこの方からのオファーになります(^^;;
 VirtualPCのVersion2以降、VirtualPC上のWindows95(98)において、3Dfx社製のビデオチップ「Voodoo」を搭載したビデオカードを使用することが可能となりました。 管理人はDiamond社製Voodoo2搭載ビデオカード「Monster3DII」を入手して、そのVirtualPC上における効果を試してみるために色々と実験をしてみました。
 尚、この記事はVirtualPC Ver2.1.3J、Windows95 OSR2を元に記事にし、更に「追加」としてVPCのVersion3.0でG4化したものについて加えています。が、最低でもVPCはVirsion2.11まで上げてあれば問題ないと思います(それ以前だと、Voodoo2のサポートがされていないはず...........)

※管理人注:G4化したデータは「追加」として加えておきます。また、Version4.0からVoodooカードのサポートはされなくなりましたので、必要な方はVPC3.0.3などを残しておく必要があります。


意義

 Monster3DIIのパッケージによれば、Voodoo専用のAPIである「Glide」、MS-Windows標準のAPIである「Direct3D」、他MiniGLをサポートと書いてあります。「MiniGL」というのが良くわかりませんが、「OpenGL」と思われます...........まぁ、実際「OpenGL」は動いたんですけどね(^^;;

#「Mini-GL」についてですが、「Aox」さんによりますと、GlideはOpenGLに未対応だったものの、Quake関連のゲームで対応せざる終えなくなり強引に作ったGlide用のOpenGLとのことです。
 情報、ありがとうございますm(__)m

 さて、これが何を意味するかと言いますと、VPC上で一部ゲーム等を行うときには、ハードウェアアクセラレーションがかけられないために、必然的にソフトウェアレンダリングになり、しかもその上重いという問題があります。が、VPCがVoodooをサポートすることによって、VPCでゲームをする際に、Voodooを搭載していれば、Win上においてハードウェアアクセラレーションをかけさせることが可能という........つまり、ある程度の「快適さ」を供給できる可能性があるわけですが............
#もっとも、最近のゲームはどこもかしこも重いものが多いので...............(^^;;


準備

 まず、Voodooチップ搭載のビデオカードが当然のことながら必須となります。最近は、Macでも3Dfx社がリファレンスドライバを出してくれたため、Win用のVoodooカードの使用が可能となっていますので、Mac側で使うという点で持っていても良いかも知れません。 ただし、現状ではVirtualPCではVoodoo1、Voodoo2の両チップ搭載カードまでしかサポートしていません。また、PCIのみ対応となっていますので、最低でもPCIバス搭載Macでないと使用することは実質不可能です。
 次に、このカードを動かすためのドライバソフトが必要となります。過去にはConnectix社からVoodoo2用のドライバのダウンロードが可能だったのですが、現在では削除されています。
:2000/04/25現在、http://the.ausmac.net/ftp/Update-SW/Connectix/VirtualPC/VPC_extras/にファイルがあることが判明しました。
 ですので、(Windows向けに販売されていた)Voodooチップ搭載カードに付属しているドライバを使用する。 または3Dfx社のドライバーのページから現在はWindows9x用のリファレンスドライバがダウンロード出来ますので、そちらよりダウンロードして使用して下さい(Voodooはこちら。Voodoo2用はこちらのページにあります。ここから自分の使用するOSにあせてダウンロードをして下さい。)。これをVirtualPCのWindows上で展開してドライバーをインストールして下さい。
 また、最低でもDirectX5以上が無いと動きません。が、これはVPC側についてきているハズですので、まぁ問題ないと思います。
#尚、2000/1/25現在Voodoo2のドライバはDirextX7が必要となっています。


使うまで

 まず、ハードウェアの装着が当然ながら必要です。
 まず、開いているPCIスロットにVoodooカードを差し込みます。まぁ、マニュアルにもあると思うのですが..............ここで、付属しているケーブルを使って、Mac側のモニター出力端子(後付けのATIカードなどがある場合、そちらの出力端子)からVoodooをつなぎます。 そして、Voodooの端子の方からモニターを繋げてハードウェアの準備は完了です。
#ただしPowerMac7500だと、CPUよりのPCIスロットがCPUカードの方から出ているケーブルにより邪魔されますので、すでに2スロット潰されている場合は少し考えた方が良いかも知れません。

 次に、ドライバーの設定ですが............最初に3ケース考えられるので、それぞれについて挙げておきます。
 さて、こうしてドライバーのインストールが済みましたら、次にDirectXのインストールが必要となります。これが何かと言われたら........まぁ、ぶっちゃけた話、MacでゲームやるのにQuickTimeが必要(なケースがほとんど)ですよね? そういったもんだと思って下さい(それ以上の説明が必要な場合は、詳しい友人に聞いて下さい(^^;;)。
 DirectXはバージョンがあり、Voodooを使用するには最低「DirectX5」以上が必要となっています(最新の3Dfx提供のドライバではDirectX7が必要)。一応、前述した通りVPCのアップデータなどに入っています。が、他にもゲームに付属していたり、雑誌にもついていますので、そちらを利用されても大丈夫です。
 適宜DirectX以上をインストールすると、「なんちゃらが更新されています」など諸々と言われます。が、取りあえず全部拒否して下さい。「OK」を間違って選んでしまった場合は、VPC用に作られているドライバに上書きされてしまいますので、必ず後からアップデータ(Version2.x.xの場合は、Version2.1.1アップデータ付属の「VPC211ad.exe」 Version3.0の場合は「vpc3add.exe」)をかけ直してください!!! こうすることで、パフォーマンスが復活します。


 以上で全ての準備が終了です。

ベンチマーク

 さて、ベンチマーク用ソフトとして、取りあえず2種類用意してみました。
 で、コンディションですが、
7500-G3/266での測定分
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMac7500PowerPC G3/266MHz1MB(133MHz)144MB8.6JRATOC REX-PCI30PX Ultra SCSI
I/O DATA HDVS-U4.3G
ATI Xclaim3D(Rage Pro)/4MB
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当HDBENCHFormatter
2.13JWindows95 OSR2650MB67MB4MB2.61B'sCrew3.1.2

G4/350での追加分
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)192MB9.0J内臓Ultra ATA/66(10GB)内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当HDBENCHFormatter
3.0JWindows95 OSR2300MB約64MB4MB3.00ドライブ設定1.8.1

 以上となっています。 それでは、結果でも..........
 で、まぁ簡単にまとめてみますと、

ソフトウェアで遊んでみる

 いくつかのゲームのデモを遊んでみました。

この結果はこちらに結果を掲載しました。こちらをご覧ください。



VirtualPCのページトップへ


最終更新2000/04/26