からむこらむ
〜その50:一周年&五十回記念、お気楽与太話集〜
まず最初に......
こんにちは。いよいよ今週で色々とあった1999年も終わりとなります。 皆様、大掃除やY2K対策は大丈夫でしょうか?(爆)
結構重い風邪を引かれている方も多い様子。皆様、気を付けて下さいませ.......m(__)m
さて、今回はタイトル通り。 管理人の療養中の暇つぶしとして作られ、「ただいま工事中!!(仮)」として出発(←インデックスの看板の上の一言はこれです(^^;;)し、「青朱白玄」と改めたこのサイトも皆様のおかげを持ちまして、ついに1周年を迎えることが出来ました。また、同時に「からむこらむ」も50回を迎えることが出来ました。 そして、ちょうど良いことに年末........ と言うこともありまして、思いっきり気楽にやろうと思います(^^;;
では、何をするかと言いますと.........そう、タイトル通り「与太話集」。 しかも内容は、管理人が見聞き体験した事........つまり、諸々と皆さんの知らない「あんなこと」や「こんなこと」等を簡潔にまとめて、脚色等をし、それを公開して笑っていただこうという魂胆です(^^;; ですので、書いておきますが「これはフィクションかもしれません」と明記しておきます(^^;;
さてさて、どうなることやら..........ま、気楽に読んで笑っていって下さいませm(__)m
それでは「一周年&五十回記念、お気楽与太話集」の始まり始まり...........
では、まず最初に今回は..........
- 注意事項
- これはフィクションかもしれません(話によっては脚色、誇張が含まれているかもしれません)。
- 過去・未来の「からむこらむ」にこの話が出た/出るかもしれませんが、気にしないで下さい。
- 色々と話が出るかと思いますが、悪意は一切ありませんので、御留意を。
以上の点、よろしく御願いします(^^;;
じゃ、年末お気楽与太話いきますか。
- 実験で最も重要なもの
管理人は化学系の学科へ進み、大学院まで行きました。よって、当然実験をしていたのですが.............. では、皆さんに質問。「実験で最も重要なものは何でしょうか」? 結果? プロセス? いえいえ。
最も重要なのは「怪我せず安全に終わる事」ですよ(^_^)
- 火の付け方
さて、学年が上がれば実験系の大学では、(色々と形態はあるでしょうけど)研究室毎で後輩のカリキュラム上の実験の面倒を見なければなりません。 つまり、学生実験を関連研究室毎で分担して後輩の面倒を見てやるわけです。
さて、化学系ですと、ガスバーナーなんか使って実験をするわけですが............. 「マッチが擦れない」という人達が少なからずいました(^^;; しかも、ものすごく危険なつけ方をします。(~_~;;
彼らの将来はいかに?(^^;;
- 火の付け方 その2
上記の話に追加。
ライターの火もつけられない強者(注:大学生)もいました(^_^;
- 火の付け方 その3
上記の話に更に追加。
高校の教育実習は化学で行ったのですが、このときは大学の実験の面倒を見た学生達よりも、更に3年ほど年が下の生徒を見ました。
「マッチに火がつけられない率」、更に増加........(- -;;
怖くて気が抜けられませんでした............
- 高校核反応
管理人が教育実習へ行ったときのお話。
相手は2年生で、無機化学の授業をしたのですが、最後は実験で締めくくりです。 実験の内容は水素が中心となった実験でした。例えば亜鉛と希塩酸の反応(Zn + 2HCl → ZnCl2 + H2↑)をさせて水上置換法(懐かしいでしょう?)で試験管に集めてみたり、H字菅を使って水の電気分解を行って集めてみたり(これは酸素と水素が発生する:2H2O → 2H2 + O2)します。 いずれも溜めた水素にマッチを近づけて「ポン!」と音を鳴らす(爆鳴気と呼びます)実験を行ったのですが.........
さて、実験が終わったらレポートです。 レポートを回収してこちらがちゃんとチェックします。 その中の爆鳴気の実験に対するものと思われる感想..........
「水爆って怖いと思った」
...........あっているけど、違うぞ(^^;;
- 電気分解といえば.......
水の電気分解には純水を使わず、大抵は希水酸化ナトリウム水溶液を使います。 これは単純に、「純水は電気を通さない」事に由来しています。
ついでに書いておくと、新エネルギー候補としてハイブリッドカーなどに搭載されるなど、徐々に有力になりつつある「燃料電池」は電気分解とは逆の反応.......つまり、水素と酸素を反応させて水を生じる際に発生する電気を利用します。
- 「いる」のか?
管理人の行っていた大学。(良くも悪くも(^^;;)非常に歴史のある大学です。その学舎は現在は某陸軍施設跡に建てられています。
この大学は戦後に現在の位置(都内某所)に移った大学なのですが、建物も結構古いものが多いです。しかも、実験を多くする大学ですし、動植物を大量に飼育・育成をしています。また、もと陸軍施設という事も相まって「出る」という噂はそこかしこで聞くことが可能です(^^;;;
ま、科学屋といえども、そういうものを頭から否定する理由(もちろん肯定する理由も)ないわけですが..............
さて、管理人が研究室(大学で1、2を争う古さの棟にある)で実験をしていると、当然進まなかったりで遅くなることがあります。そういうときには一通り区切りがつくまでやっていたのですが.......... 当時の研究室は、出入り口のそばには机などが置いてあり、いわゆる「みんながたむろする場」となっていました。で、この隣から奥が実験台となっていまして、ここで研究室のメンバーは実験していました。 で..........深夜この研修室の奥で管理人が合成実験やら、展開層(実験器具の一つ)などとにらめっこしていますと............ 管理人以外誰もいない実験室で、机の方からイスを動かす音(ちょうど立ち上がるときにイスを引く動作をすると出る音)が........... これが夜中限定で不定期にちょくちょくと起こりまして..........(^^;;
歴代の先輩達も同様の経験だそうです。
さてさて.............?
- 究極の料理?
皆さん、豆腐はお好きですか?
豆腐というのは、ものすごく単純に言えば、大豆を砕いてその主成分(タンパク質)を「にがり」を加えて固めたものです。「一般には」、ですが.........
さて、大学同期に栄養学科の友人がいます。彼の先輩だったか、同期だったか、学生実験だったか忘れましたが...........ピーナッツを使って豆腐を作るという話を彼がしてくれました(^^;;
確かに、豆のタンパク固めりゃ豆腐が出来るわな........(^^;;;
味? さぁ............(笑)
- 「最凶」の栄養士?
管理人の同期の栄養学科の友人(上記の人物とは違う)には強者がいます(^^;;
管理人の問題:「高血圧患者に対する処置としてどういった物が必要か?」
友人の解答:「(五分考えて).........瀉血」
........その日から彼のあだ名は「臨終栄養士」(爆)
#注:「臨床栄養士」というものの引っかけ
- 誰も知らない、知られちゃいけない〜?
某大学の放射線管理区域は、幹線道路沿いという事を.............(爆)
#あ、ポピュラーで放射能の低いヤツばっかりですから、間違っても臨界は起きません。念の為(^^;;
- 誰も知らない、知られちゃいけない〜? その2
某大学の住宅街に面した方の一角には、個体生命数にして数万にもおよぶ蝿がいることを............(爆)
#別に危険じゃないですが(^^;;
- 誰も知らない、知られちゃいけない〜? その3
某大学の住宅街に面した方の一角にあるビニルハウスには「微毒・危険」の立て札のついたトマトが飼育されていることを.........(爆)
#何が目的かは不明(^^;;
- 海外の化粧品
ここを見て下さる女性の方はどういった方がいらっしゃるのかは知りませんが、女性の方は大体は薄かれ濃かれ化粧をされるかと思います。
さて、友人・親族が海外に行って、または自分が旅行で海外に行って、お土産として化粧品を買ってくることがあるかもしれません。そして、実際に使用された方もいらっしゃるかと思いますが..........肌にあった、という方はいらっしゃるでしょうか? 結構少ないかと思うのですが........... それでも良く「合わなかった」という話を聞くことが良くあるかと思います。
海外の化粧品が合わない、という理由は単純で、人によって・民族によって肌の構造が違うからに他なりません。 当然住んでいる地域に合わせて肌の構造(湿・乾、暑・寒などが原因)は変わりますから、その地域によって化粧品の成分の配合が異なります。 ですから、ある意味それ用に調製されていなければ合うわけはないのです。
海外の化粧品を使うときには御注意を。
#理想は、個人毎に配合を変えることですが、これは大変難しいですね............
- 余計なお世話かもしれませんが...........
若いうちの濃い化粧は気を付けましょう。
若いうちに濃い化粧をすると、肌の老化の促進となります(マジ)。それ以降、濃い化粧とのおつきあいとなるケースがあるそうで............
- 人種で顔や肌の色が違う理由
人種差別問題の解決のための努力がたゆまず進み、近年になって徐々にその努力が実を結んでいますが..........
さて、人種で顔の造形や肌の色が違う事は皆さん御存じの通り。でも、何故かと言う点に疑問に思ったことがありませんか? これは何故かというと、単純に「住んでいる地域」の問題です。 一般にヨーロッパは日があまり照らず曇りがちです。よって、白人と呼ばれる人達の肌は太陽の紫外線にそれほど対抗する必要がなく、白いといえます。 逆に、アフリカなどでは太陽が強烈に照りますので、当然皮膚もその紫外線に耐える必要があります。 日本などではそれほど太陽は強くもなく弱くもなく、というのが理由となります。 また、鼻の高さも言われますが、これは寒いところに行くほど高い傾向があります。空気の確保や菌の量などが影響するのではないかと思われます。
ですので、人種を理由に偉いだの偉くないだの、優れているだの云々はまさに「愚の骨頂」と言えます。
- オーストラリアでの災難
肌の話をしたので、ついでに。
白人・黒人・黄色人などと大体人種分けされる事がありますが、上記の理由に基づいて、肌の紫外線に対する抵抗性は当然違ってきます。
過剰な紫外線は過去の「からこら」でやった通りDNAを破壊しますが、これを回復させる酵素は黒人が最も多く、次に黄色人、白人となっています。ので、皮膚ガンの発生は黒人ではほとんど見られない、と言われます。黄色人もそれほど多くは見られません。しかし、白人は皮膚の紫外線に対する抵抗性は強くないので.........オーストラリアの様な、太陽の強烈な、しかも近年オゾンホールが出来ているような土地では白人の死亡原因として皮膚ガンが馬鹿にならないぐらい高いとか。
環境問題、やっぱり深刻でしょうか...........
- 無性生殖を行う生物の性は?
生物の進化に大きな役割を果たしたものとして「有性生殖」という方式をとった事が挙げられます。つまり、アメーバの様な、自分の遺伝情報のみの単一コピーによる生殖の結果生まれた子孫は「多様性」が生まれにくく、たった一つの要因でもって全滅などの憂き目に遭う可能性が起こりますが、有性生殖による子孫は、さまざまな要素・可能性を持つことで、種の危険に対する要因(病気などが良い例でしょうか)に抵抗・排除する事が可能となります。
では、一般に「性」が分化すると「オス」「メス」で分類されますが、無性生殖の生物の場合はどっちになるでしょうか?
この答えは、「メス」となります。
- キリストの正体?
最近はキリストの誕生日で色々とにぎやかでしたが............ちょっくらこの人に関する「ジョーク」でも(悪意はありません。念の為(^^;;)
キリストの話は良く、色々と伝わっています。彼の話は良く芸術などにも用いられ、「ピエタ(マリアがキリストをだく像)」など色々とあります。その中でもルネサンス期に良く用いられた題材に「受胎告知」があり、これは皆さんの一部の方も御存じかと思います。 これは、キリストの話の中で、聖母マリアに天使がやって来て妊娠した事を告げる、というシーンを題材にしたものですが...........
さて、この話。記憶によれば、聖母マリアは「処女懐妊」という事になっています。 科学的に考えてみた場合、重要なことですがこれは生物学的に言うと「無性生殖」になりますので、上記の話に基づけば生まれてくるキリストは「女」となります(^^;;
ついでに言うなれば、生物が進化して有性生殖となり、人間もこの方式で子孫を残しますから.............この話の場合、逆に人間の生物としての退化とも言えてしまいます(^^;;
#こうなった場合、「種」としての存続をかけた極めて深刻な事態になります。
- 敏感?
性の話をしたので、たまにゃこんな話も。
一般に男性器よりも、女性器の方が「敏感」とされています。これは、もともと男性器も女性器も大元が一緒でして、また神経の数も変わらないから、とされています。
と言うことは? 性器の大きさが男女で違いますから、当然これにともない神経の密度が違ってきます。 つまり、結果的に女性の方が「敏感」となるわけです。
- 右か左か?
生物の体は基本的に「大体は」左右対称の形をとっているのは周知の通りです。 もちろん臓器などの配置では違いますが、外見上は取りあえず左右対称です。 しかし、微妙に違うこともまた周知の通りです。
ちなみに、上記の絡みを少し加えてこの話をすると........睾丸の位置も左右で違うことが知られています。一般には睾丸は左右非対称で、左の睾丸が右よりも垂れ下がっていると言われています。 ですので、当然人(男性)によって男性器の「おさまり」の場所も違う事となります(左に収まるケースが多いはず)。 ヨーロッパの国では仕立屋によってはスーツを着るときに「どちらにめされますか?」と聞かれるとか聞かれないとか..........?
#右に「収める」のは文字通り少数だとか。
さて、結構書くことが出来ましたかね。
どうでしょう。面白かったですか?
あ、最後にこれを書いて本年は終わりにしましょう。
- 実験・講義が終わった後
皆さんは講義、実験が終わった後には、テストとかがあったと思います。
ま、ここではテストはありませんが..........そういう場合は、レポート(感想)の提出をされませんでした?
レポート(御感想)、お待ちしていますm(__)m
管理人より。
それでは、よい年を..........
いやぁ、軽いこと軽いこと(^^;;
さて、今回の「からこら」は如何だったでしょうか?
今回は、「青朱白玄」のサイト運営1周年記念と、「からむこらむ」の50回記念、そして年末という事も加えまして思いっきり軽い仕上がりにしてみました。 どうだったでしょうか?
管理人はかなり楽しんでやってみたと思います。
まぁ、「年末特番のノリ」で楽しんでいただければ嬉しいのですが...........
さて、本年の「からむこらむ」は以上です。
次回は........全く考えていません。一応、「相も変わらない更新」を考えていますので、来週の火曜日にはやろうと思っているのですが...........
ただ、まだ書ききれないネタがありますので、皆さんの感想(=レポート)如何によっては「新年スペシャル」と称し、もう一回やっても良いかなぁ、と思っています。 もちろん、ある程度の反響がなければやりませんが(^^;;
#いや、くれると嬉しいですし、指標となりますから重要なんですよ。こう言うのを書く人間にとっては。
御感想、お待ちしていますm(__)m
さて、それでは本年は以上です。皆さん、よい年をお過ごし下さいませm(__)m
来週(来年)をお楽しみに..........
(1999/12/28記述)
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