〜ベンチマーク結果〜

〜Version3.0以降〜


VirtualPCのページトップへ


実機のDOS/Vマシンのベンチマーク結果はこちらにあります。

また、Version1.01〜2.13のベンチマーク結果はこちらにあります。
(高速化へのヒントが含まれています。御参考に)

・使用しているベンチマークソフト

 「HDBENCH」と「Super_pi」を用いています。

 「HDBENCH」は
  HDBENCH NETのホームページ:http://www.hdbench.net/
 「Super_pi」は
  東京大学金田研究室が制作:ftp://pi.super-computing.org/windows_jp/よりダウンロード可能
 以上で入手が可能です。
 また、インターネット上の「ソフトウェア」サイトや、各コンピューター雑誌での入手も可能のようです。

 「HDBENCH」は、CPUの計算能力、描画の能力、ディスクのアクセス速度(KB/sec.)、メモリーへのアクセスをそれぞれ計算します。
 「Super_pi」は、単純に「π」計算を行い、指定された桁数を計算するまでの早さを測定します。CPUの計算能力の単純な比較が可能となります。

 各測定にに共通する設定



・VirtualPC version3.0

環境その1
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMac7500PowerPC G3/266MHz1MB(133MHz)144MB9.0JRATOC REX-PCI30PX Ultra SCSI
I/O DATA HDVS-U4.3G
ATI Xclaim3D(Rage Pro)/4MB
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
3.0JWindows95 OSR2300MB約64MB4MBHDBENCH2.61
Super_pi
B'sCrew3.1.3

結果

HDBENCH
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
4494613096383006475975331186041346416312


Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
00:1500:3201:0602:2605:3512:25--:--


・コメント
 MacOS9に対応した、最新版VirtualPCのバージョン。
 取りあえず........操作感、というよりも画像に関しては確実に良い感じに仕上がっています。ソリテアなどでカードを激しく動かしてもちゃんと追いついてくれるのはちょっと嬉しいかも。 ベンチについてはCPUについての上昇は認められませんでしたが、VIDEOの項目で、特にスクロールが倍になりました。そして、DISKの項目は劇的です(^^;; Readで約1.2倍、そしてWriteに至っては3倍まではいかないもののかなりの向上がみられました。
 で、HDBENCHにおいてCPUに関しては余り良くなっておらず、逆にちょっとだけ悪くなった様なイメージがあったためSuper_piによるベンチマークを行ったところ.........意外とそうでもないという感じがしました。まぁ、それほど大きく違うわけでもありませんし。もっとも、足回りを少し強化したせいかもしれませんけど。
 しかし、このVersion3.0によってトータル的には結構良くなったように思います。
 この結果を考えてみた場合「Must Update」と言えるかもしれません。


環境その2
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMac7500PowerPC G3/266MHz1MB(133MHz)144MB9.0JRATOC REX-PCI30PX Ultra SCSI
I/O DATA HDVS-U4.3G
ATI Xclaim3D(Rage Pro)/4MB
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
3.0JWindows95 OSR2300MB約64MB4MBHDBENCH3.00B'sCrew3.1.4

HDBENCH
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
3597911031621882209731503363218443040713514266941440



・コメント
 HDBENCHに最新版との情報を得て早速ダウンロード。ベンチマークを取ってみました。最新版HDBENCHではいくつかの項目が追加されています。
 で、結果ですが..........どうも最近の高速CPUに合わせてプログラムがかわったのか、浮動小数点(Folat)が大きく低下しています。まぁ、仕様でしょうけど。 取りあえず..........なんとも言い様がないです。現状では..............
#比較用のデータもあんまり高速なものばかりであんまり役に立っていないし.........(^^;;


環境その3
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)192MB9.0J内臓Ultra ATA/66(10GB)内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
3.0JWindows95 OSR2300MB約64MB4MBHDBENCH3.00
Super_pi
ドライブ設定1.8.1

結果

HDBENCH
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
617412333398134244394572944983115438562191100398743911


Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
00:1100:2200:4601:4003:4308:19--:--


・コメント
 ハード的寿命と思われる症状に見舞われたPower Macintosh7500から、PowerMacG4/350(DVD)に乗り換えて取ったベンチマーク。
 全体的にかなりの上昇。CPU項目はIntegerの項目が顕著に向上しましたが、Floatはそれほど上がったようではありません。 メモリーは非常に上昇。前は60nsでしたから、そこら辺もあるのでしょう。 VIDEO項目も文句なく高速化。AGP 2Xの影響かどうかはわかりませんが、ともかくチップ、メモリーとも違いますので、その影響でしょうか。AGPとの比較という点は、同程度の商品であるATI RageOrion(PCI)と比較することでわかるでしょう。 また、DISK項目は約2倍。Ultra SCSIとUltra ATA/66の差が出たとも言えます(容量が違うのも一因でしょうか)。 また、HDBENCHのグラフで比較すると、CPUのトータル的な性能はMMXPentium233程度に、そして、IntegerだけならばPentiumII300MHz相当になりました。 おそろしい程のパワーアップとなります。
 Super_piでは、メモリーとCPUに関するベンチですが、これも顕著に向上しました。G3/266からG4/350ですが、単純に周波数以上の向上が見られます。メモリーやバスの恩恵も大きいのでしょうか。
 かなり強烈です(^^;;

 使用感という点でも問題なし。Win95のインストールも高速で、最初からの立ち上がりも非常に良好です。諸々と実際にソフト入れて遊んでみるのが、かなり楽しみですね............


環境その4
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)192MB9.0J内臓Ultra ATA/66(10GB)内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
3.0JWindows95 OSR2300MB約64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
ドライブ設定1.8.1

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
6364791512746429964511025402310411393858325


HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
55247935396233784340571745323118574596191086489182888


・コメント
 HDBENCHの最新版がある事を知り入手して取ったベンチ。また、まだ(一部では?)HDBENCH2.61も取られているようなので併記することにしました。
 HDBENCH2.61は前回に比べ大幅な環境の変化を反映してか向上。HDBENCH3.22はCPUなどのルーチンを変えたらしくまた数値が低下しました。
 尚、3.22は何回か測定してみると、やたらと変化が激しいように思えます。 計測の度にやたらと変化していくというか.........(^^;; まぁ、全て起動直後で計測していますし、起動直後だとほぼ一定ですので問題ないのですが.............



環境その5
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.0.4J内臓Ultra ATA/66(10GB)内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
3.0JWindows95 OSR2300MB約64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
Super_pi
ドライブ設定1.9.2

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
6114787712205429263991086397711091993086956


HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
52937418393133754296571345033100472558191072777533081


Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
00:1100:2200:4701:4203:4708:2918:37


・コメント
 MacOSのアップグレードに伴うベンチマークテスト。 どうも........数値が落ちている感じ。
 ディスクのWRITEがトータル的に落ちました。もちろん、ここは差が大きい項目なのですが、何度かやってもどうもダメっぽいです。
 Super_piは、RAMディスクでのテストの時と比較してみると、落ちています。と言うことは、CPU辺りも若干落ちているのかも知れません。
 ただ、基本的には余り変わらない感じがします。多分。



・VirtualPC version3.0.3

環境その1
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.0.4J内臓Ultra ATA/66(10GB)内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
3.0.3-JWindows95 OSR2300MB約64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
Super_pi
ドライブ設定1.9.2

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
541861199252434860361013375311111990297032


HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
52127363395733784295571739162780554566191062676383062


Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
00:1100:2200:4701:4203:4808:29--:--


・コメント(正式版2000/06/19)
ベンチマークソフトの傾向と試験」と併せてご覧ください。
 G4搭載のVelocity Engineに一部画像関係を対応させたアップデータ。 HDBENCH261でCPU数値の下落項目がありますが、322およびSuper_piから変化はないと推測が出来ます。また、上記記事に書いた通り800*600の16bitにおいてはCPU下落度がほぼ無くなりますので、変化はないと思われます。
 注目されたグラフィック性能の向上はHDBENCHなどのベンチマーク上では逆に下落を見せており、数値表記では残念ながら不明確です。 ただし、いくつかのアプリケーションを3.0と3.0.3で同条件下において使用してみたところ、「描画に関して高負荷がかかる」条件下において差が出やすいように思われます。実際には若干の体感速度の向上を得ている部分もあります。が、アプリケーションによってその差は感じないことも多いかも知れません。
 尚、上記の「ベンチマークソフトの傾向と試験」を見るに、「誤差の少ない」LEBENCHでは3.0.3下で上昇を示しています。他ではばらつきがあるようにも感じますが。 とにかく、3.0と3.0.3において描画の結果は数字の上下は別として確実に違うものはあるようです。
 また、Final Realityのベンチマークも計測したのですが、数字的には差が出ませんでしたので掲載を見送っています。 ただし、FRに関しては2D辺りが心持ち、という感じがありますが...........?

 Velocity Engineの対応については、とにかくアプリの負荷によって大分違う部分があり一概に言いにくい部分もありますが、物によっては。特に一部のゲームや負荷の大目のビジネスアプリなどでは快適度が若干上昇する、と管理人の環境下では結論します。

 ともかく、ベンチマークソフトと言うものを色々と考えさせられるバージョンでした。
絶対ではないという点で。

#00/06/30追記
 「VIDEO調節の影響とVPC3.0-3.0.3」の結果から、若干面白い結果が出ています。
 こちらも併せて参考とされると良いかと思います。

#00/07/20追記
 3.0→3.0.3アップデータですが、G4環境下のみならずG3環境下においてもHDBENCHなどのベンチマークソフトでは下落傾向を見せるようです。
 体感で向上したり、他の部分でも向上するソフトがある、と言うことを考えるとベンチマークソフトの信頼性と言うものは非常に難しいものであると思われます。



Version3.0以前のベンチマーク

VirtualPCのページトップへ


最終更新2000/12/08