昨年は本当に色々なことがありました。今年はどんな年になるのやら。
カウンセリングの資格は取ったものの、まだまだお勉強が必要と言うことで、今の資格の上にあるシニアカウンセラーの資格のための講座を受講することにしました。
今年のカウンセリング関連のお勉強の予算は10万円にしたいものの、それぞれの講座がなかなか高くて日数も多いです。
今年は『500個の風鈴の音を聴く』イベントもあるというのに、さらにいっぱいいっぱいになりそうです。
それ以外の個人的なカウンセリングのテーマは「メディア」と「セクシャルマイノリティ」です。
「メディア」に関しては、5月のカウンセリング関係の大会の分科会で「IT時代のカウンセリングの現状と課題」で勉強予定です。
「セクシャルマイノリティ」に関しては、ウェブで色々と調べてみたものの、勉強するにしても団体に参加するにしても、なかなか先が見えないです。
ひとまず、セクソロジーの教科書的な本らしい村瀬幸浩さんの「セクソロジー・ノート」を読む予定です。
[2005/3/27]
先週、ミーティングをした池上本門寺のイキイキ推進委員会から情報を求められていたので、関係知人の協力のもとに企画書を作成しました。
それに伴って、イベントの実行委員会なるものも作りました。
いやあ、こういう堅いことは苦手です。(笑)
それから、三門から五重塔に至る風鈴の設置予定場所(写真)が航空写真では良く分からないので、不動産関係の地図を本門寺から貰えないかとお願いしています。
また、銑鉄や燃料のコークス等の大幅な値上がりにより、風鈴1個が130円になってしまいました。
合計52,500円だったのが65,000円! (痛っ!)
[2005/3/27]
東京空間遊歩人の航空写真
池上本門寺に「500個の風鈴の音を聴く」イベントの打合せに行ってきました。
前回お会いした安永さんに加えて、イキイキ推進委員会のイベントを運営する山口さんと坂田さんと色々とお話をしてきました。
結果的には、本門寺で「500個の風鈴の音を聴く」イベントを開催できそうです。
時期は、8月下旬の松涛園という本門寺の庭園の公開に合わせて行う予定です。
松涛園の公開には約3000人が参加するようです。
また、場所は三門と五重塔の間を検討しています。
三門と五重塔を結ぶ道は公道なので許可がいるそうです。
周りの墓地はお寺の管轄なので、墓石を傷付けなければ樹に吊るすのは大丈夫そうです。
本門寺としては、商店街との何らかのコラボレーションを希望しています。
商店街を含め参加する人たちに風鈴を持って来てもらい、500個の風鈴と新しく持ち込まれた風鈴との音の出会い、mixiというバーチャルなコミュニティと商店街というリアルなコミュニティとのコラボレーション、色々とありそうです。
風鈴の音を聴くのは、冷房を止めて窓を開けて風鈴の音を聴く、みたいに地球温暖化とかスローライフに絡めることもできそうです。
これはキャンドルナイトと同様な視点です。
このイベントを1年限りではなく、より大きなイベントとして育てていきたいという意向もありそうでした。
とにかく責任母体として、「mixi『500個の風鈴の音を聴く』コミュニティ」と名付けて進めて行こうと思います。
(写真は左から、総門から此経難持坂の階段を上がった高台にあって風に恵まれている、此経難持坂の上にある三門、打合せを行った朗峰会館。
さらに、三門の正面にある大堂、三門の右手にある五重塔(ここが風鈴の設置検討場所)、五重塔に向かって右手は墓地。)
[2005/3/20]
兼六園、気に入ったのは苔の多さ。
苔の見た目の質感、そして手触り。
自分は苔フェチではないかと思った。
その他、兼六園と金沢城で見つけたもの。
[2005/3/18]
3月17日と18日の1泊2日で金沢21世紀美術館に開館記念展覧会「21世紀の出会い−共鳴、ここ・から」を観に行ってきました。
天気が悪いなどタレルの作品を十分に観られなかったこと、美術館の知り合いが追い込みで忙しくて会えなかったりしたものの、面白い作品に出会えたりと有意義な時間でした。
金沢21世紀美術館に来た目的は、タレル(James
Turrell)の作品"Blue Planet Sky"と"Gasworks"を体験することでした。
展覧会の前半は"Gasworks"も展示されていたらしいものの、私が行ったときには展示されていませんでした。
久しぶりに体験できると思っただけに残念でした。
"Blue Planet Sky"は「タレルの部屋」と名付けられたところに、しかも素晴らしいことに無料ゾーンに設置してあり、夜の10時までその中で過ごすことができます。
正方形の部屋の周囲のベンチに座り、天井の開口部から空を眺めるという、新潟にある『光の館』と同様な作品です。
しかしながら、2日とも晴れることなく、昼間は開口部が面色として見えることはありませんでした。
初日の夜は空が真っ黒になったときに、やっと面色として見えたものの、雨がざあざあ降っていました。
美術館の知人によると、雪のときが最も凄いらしく、真っ黒な面色の空から白い雪が現れるのは不思議な光景だそうです。
雨でも同様の光景を期待したものの、真っ黒な面色の四角の境界から、雨が落ちているようにしか見えませんでした。
しかし、石に打ち付けられる水の音はなかなか良かったです。
(写真は、左が「タレルの部屋」の内部、真ん中と右が天井の開口部から見える空。左上・右上・左下・右下の順で、真ん中は17日の12時34分、17時15分、17時31分、17時50分。右は18時1分、18時8分、18時15分、18時22分。)
カプーア(Anish Kapoor)の『世界の起源』("The
Origin of The World")はすごく良かったです。
カプーアの作品はいくつか見ているものの、こんなに面白い作品を作る人だとは思いませんでした。
作品は傾斜したコンクリートの壁面に穴が開いているだけです。
しかし、美術館の関係者によると、穴はかなり奥深いらしく、しかも特殊な塗料が塗ってあり、ライトも工夫してあるので、真っ黒で穴には見えません。
真っ黒な色面が拡がるだけで、目の焦点を合わせることができず、たまに盛り上がって見えたり、吸い込まれそうに感じたりもします。
開口部を色面に見せるという点では、タレルの同傾向の作品に通じるところもあります。
19世紀のフランスの画家クールベ(Gustave Courbet)が女性の陰部を描いて、スキャンダルを巻き起こした同名の作品を参考にしているらしいです。
そういう意味では、この穴は女性の膣そのものなのですね。
(画像は左がカプーアの"The Origin of The
World"、右がクールベの"The Origin of The
World"。)
美術館カタログより Art of Europeより
石渡誠さんの"Vacuum
Packing!"を体験しました。
床以外の直方体の面はすべてラバーシート、床のスイッチを足で押すと、床の吸入口から空気が吸い出され、人間真空パックになってしまいます。
とにかく圧迫される感じがとても面白いです。
以前にラバーフェチの人たちの間で、フレームに2枚のラバーを張り、その中に入って空気を掃除機で吸い出すという"Vacuum Rack"というものが流行ったことがあります。
すごく面白そうだったので、友人とフェティッシュ・パーティに潜入して、体験させてもらったことがあります。
(写真左は石渡誠さんの"Vacuum Packing!"、右は"Vacuum
Rack"。)
金沢21世紀美術館カタログより Rubber Roseより
美術館のカフェレストラン"Fusion21"、17日のお昼に食べたフュージョン・ランチは1890円でした。
食べ放題の前菜に、パスタと飲み物、飲み物はハーブティにしました。
左の写真は、パレット状のお皿に取ってきた前菜。
真ん中の写真は、18日の夕方に食べたフルーツサンド、ヨーグルト付きで840円。
右の写真は、時間が空いたときに図書・アートライブラリーで借りて観たStan
Brakhageの手描きの映像作品"Love Songs"。
[2005/3/17-18]
首都圏外郭放水路に行った後に、池袋の東京芸術劇場にH・アール・カオスの『神々を創る機械2005』を観に行ってきました。
最近のカオスの公演って、集中して観られないのです。
白河さんのダンスや、最近ひいきの小林さんのダンスを観ていても、途中から想い出モードに入ってしまい、気が付くとカオスを含めた過去の様々な想い出に耽っています。
特にこの『神々を創る機械』には、白河さんが吊り下げられたロープから落ちてしまったことを想い出したりして、引っかかっていました。
しかし、この作品が今回の公演で、自分にとってどんな想い出に繋がっていたのか、初めてちゃんと理解できました。
ダンサーが口を手で押さえ、苦しそうな息をするところ、すごく悲しい気持ちになって、涙がこぼれてしまいました。
私の父親は幼少の頃に喘息が元で亡くなりました。
父親はいつも薬を蒸気みたいにして吸入していたんですよ。
自分では記憶に残っていなかったものの、きっと苦しい息をしていたのが耳に残っていたのでしょう。
スタンディング・オベーションしようとして思いとどまりました。
カオスというか大島さんの作品は、自分にとってちょっと近過ぎます。
H・アール・カオスの『ボレロ』と『春の祭典』、上野の東京文化会館で6月8日、東京都交響楽団が生演奏。
『神々を創る機械』の公演後にファンクラブ特典で購入。
ローザスの『ビッチェズ・ブリュー/タコマ・ナロウズ』、彩の国さいたま芸術劇場で4月8日〜10日。
ローザスのは必ず観に行っているが、今回は曲がマイルス・デイヴスだし遠いので行かないかも。
スペイン国立バレエ団の『ボレロ』など、渋谷のオーチャードホールで8月24日〜9月3日。
この辺りはいつもそそられるものの行かず、今回はどうか。
[2005/3/11]
首都圏外郭放水路に行ってきました。
春日部からさらに二駅、横浜からは遠かったです。
外郭放水路は、この辺りの氾濫しやすい小河川の水を、江戸川にバイパスするために作られた地下トンネルです。
小河川の水を集める立抗(縦穴)、その水を流す地下トンネル、最後に江戸川に流し込むための調圧水槽があります。
予想したほどのスケール感はなかったものの、壮大な地下世界を十分に堪能することができました。
写真は左から、壮大な地下世界の調圧水槽、今日も奥の方でドラマのロケをやっていました。第4立抗に続く第4工区トンネル。
調圧水槽に続く第1立抗。調圧水槽内部、最後が第4立抗を下から見上げたところ。
アフォーダンスの強い光景が多い。
[2005/3/11]
メディア・アーティストの岩井俊雄さんが、任天堂DSのメディアアートのコンテンツ「エレクトロプランクトン」を制作、4月7日に4800円で販売予定。
これに合わせてラフォーレミュージアム原宿で「岩井俊雄エレクトロプランクトン展」が4月8日(金)から14日(木)まで開催。
「ゲームマシンというプラットフォーム上で「商品」として売ることを考えると、どうしてもいろいろなしがらみがこれまであったんですが、今回はそういう邪念を全部取り払って、僕がとにかく最高に面白い、好きだと思えるものを作ることが、逆に一番真摯な姿勢というか…正しいんじゃないかと思ったんです。」
ちょっとショック。
任天堂DSは欲しくないけど、「エレクトロプランクトン」は遊びたい。
[2005/3/5]
今日は「500個の風鈴の音を聴く」イベントの件で、本門寺の朗峰会館の支配人で、イベントを行うイキイキ推進委員会事務局の局長でもある安永さんにお会いしてきました。
やはり責任母体がないという部分が問題になりました。
しかし、前向きに話を聴いていただけ、次にイキイキ推進委員会と詳細の打合せをすることになりました。
本門寺には初めて行きましたが、広々としており、なかなか素晴らしい空間です。
しかも、高台にあり、風に期待できます。
夜でも開門されており、五重塔はライトアップされるみたいです。
本堂から五重塔に向かう道の並木が良さそうですが、うまく行きそうだったらmixiの「500個の風鈴の音を聴く」コミュニティのみんなと下見に行こうかなと考えています。
安永さんはテニスをされ、共通の知人がいることがわかったり、カウンセラーとお坊さんの役割に共通する部分を感じたり、有意義な打合せでした。
おまけに、本門寺の門から本堂に向かう階段を上る途中で、可愛い黒猫ちゃんと遊ぶことができました。
写真はピンクがだいたい歩いたところ、グリーンが本堂と五重塔を結ぶ候補場所。
そうそうデジカメを忘れたのが最大の失敗でした。
[2005/2/27]
アフォーダンスは物事の分析には使えるが、何かを生み出すことには使えないという意見を貰った。
これはアフォーダンスを階層化して、より複雑なアフォーダンスを生み出すことができないことが理由ではないかと思った。
では、アフォーダンスの階層化とは何だろう?
普通に考えると、AというアフォーダンスとBというアフォーダンスを組み合わせて、例えばXという新しいアフォーダンスを生み出すことである。
ところでアフォーダンスは、人間と環境とのインタフェースにおける、知覚と行為の無意識のカップリングと言える。
となると、前述の階層化されたXが、AとBのアフォーダンスの行為の組合せを、必ずしもアフォードできないと思う。
階層的なアフォーダンスが困難であるからといって、複雑なアフォーダンスがないわけでもない。
例えば、自転車は乗ることをアフォードする。
ただし、これは自転車に乗るという複雑な行為ができる人にとってである。
つまり、複雑なアフォーダンスでは、知覚と行為の無意識のカップリングのうち、知覚あるいは行為が階層化されたり複雑化されている。
アフォーダンスのような知覚と行為の無意識のカップリングが可能となる条件として、行為に注目すると、行為が自動化されていなければならない。
と言うのは、Libetなど神経生理学の知見やUtilization
Behaviorなどの症例から、自動化された行為は人間の意志に関係なく、アフォーダンスのように環境によって誘発されるからである。
となると、複雑なアフォーダンスを実現するためには、複雑な行為を自動化するために、人間の側に何らかのトレーニングが必要だということになる。
これはユニバーサルデザインとは方向性が逆であるものの、例えば楽器が演奏することをアフォードする場合のように、アフォーダンスのためのトレーニングが最終的には喜びを生むこともあるのではないかと思う。
【関連URL】 アフォーダンス、Libetなど神経生理学の知見やUtilization
Behaviorなどの症例
[2005/2/19]
ハンガリーの精神医学者ソンディによる投影法の心理検査。
8組6種類の48枚の顔写真の好き嫌いで深層心理が解明できるらしい。
「ソンディ心理学研究普及会」。
ここでは簡単に心理検査が可能。
ただし、この結果を見る限り、ロールシャッハ・テストと比較して、あまりあたっているとは言えない。
[2005/2/19]
人の日記を見ていると、心に引っかかってくる言葉やイメージがある。
その言葉やイメージはすぐには理解できなくて、心の奥底に沈む込んでしまうこともあるけれども、それが自分の中でまとまった頃に再び浮かび上がってくる。
神が降りてくる瞬間。
神の存在は神の定義に依存するものの、そのように感じられる瞬間は確実に存在すると思えるようになってきた。
その人の日記ではSMプレイのときに、神が降りてくるような瞬間があるらしい。
それはきっと強い情動による至福的体験に強い繋がり感を伴ったものではないかと想像する。
私の場合、それに近い体験としては、ヒューストンのロスコ・チャペルでの究極のカウンセリング体験とでも言えるようなものがある。
そのときは強い情動と強い繋がり感があったが、その繋がり感は何との繋がり感だったのだろう。
カウンセリングにおいて神が降りてくる瞬間、それはクライアントに強く共感して繋がることかもしれない。
500個の風鈴の音を聴くプロジェクトにおいて神が降りてくる瞬間、それは繋が500個の風鈴の音の異次元の世界とり、そこを訪れた人達とも繋がることかもしれない。
そんな瞬間は訪れるのだろうか。
神が降りてくる瞬間、そのような体験にこれからも触れていきたいし、自分でもそのような体験を作り出せるようになりたい。
そう感じさせ、思わせることがあった。
[2005/2/2]
以前にジバンシーのオブリークのPLAYを人から貰った。
ちょっと女性的な香りだけれども、柔らかな感じが気に入って使っていた。
その後、オブリークから出ているのはFWD(未来)、PLAY(現在)、RWD(過去)の3つがあると知り、インターネットで3本セットを購入した。
FWDは爽やかというか、ちょっと刺激が強くてだめ、RWDは懐かしげな甘い香りが気に入って使っている。
しかし、オブリークは生産中止になっているので、買い込んでおこうとインターネットで検索。
PLAYのレモンの酸味にメレンゲの甘さと、RWDのチェリーなどの香りにピスタチオの香ばしさのブレンドによる懐かしげな甘い香りのどちらを購入しようかと悩んだ。
しかし、PLAYは品切れということでRWDを注文したら、後でもっと安い店を見つけて、ちょっと落ち込み中。
[2005/1/30]
インターネットで購入したと書いたけれども、いずれのサイトも在庫切れで結局のところ購入できなかった。
今日、たまたまサイトを覗いたら、2ヶ所だけ在庫があったので、思わず合計3個を買ってしまった。
20ml×6本が手に入ったことになる。
買い過ぎかも...
[2005/2/8]
会社の中で古い木の机を見つけた。
これは10年ぐらい前に、バーチャル・リアリティの研究をやっていた頃に、磁気センサーのデータが歪まないように買ったものだ。
透過型のHMD(頭部搭載型ディスプレイ)がなかったので、自社の視野角の小さいHMDに磁気センサーを取り付けていたが、本当に興味があったのは拡張現実感(Augmented
Reality)だった。
木の机の表面の触覚を利用して、拡張現実感もどきのタンジブル・インタフェースの実験をやっていた。
その机は、私が別の部署に出向してから使わなくなり、同僚が磁気センサーを使った実験をやるときに譲ったものだ。
しかし、私は別の部署に移り、何年か後、昔の同僚が偶然その部署に異動してきたときに、一緒に持ってきたものらしい。
その机には、その当時好きだった若山牧水の下の句の語の位置を入れ替えた「海の青、空の藍にも染まず漂ふ」が書き込まれていた。
[2005/1/28]
写真は知り合いの吉澤由香さんの日記からのもの。
こういう写真、なんで惹かれるんだろう、と思った。
この空が、抜けるような青空でなく曇り空だったら?
青空に対する進化生物学的な嗜好はありそう。
壁で隔てられ遥か彼方まで続く路。
ここには物凄く強い前方へのアフォーダンスがある。
しかも、画像の中心が抜けるような青空になっているから、強いアフォーダンスで空まで飛んで行けそうな感じがする。
人には新し物好きな人と保守的な人がいて、それぞれが進化生物学的に重要だ。
新し物好きな人だけだったら、みんな危険なことをして全滅してしまう。
保守的な人だけだったら、環境が変わったら全滅してしまう。
強いアフォーダンスが好きな人は、自分の方向性を決めてもらうことに、安心感を持つ人かもしれない。
この写真を気に入った私は保守的だろうか。
しかし、この写真はアフォーダンスで空に向かっている。
空の彼方には何があるのだろう。
この逆の写真があるとしたら、アフォーダンスを全く感じさせないもの、この裏の写真があるとしたら、遥か彼方まで続く洞窟で、下に漆黒の闇が広がっているものだろうか?
[2005/1/25]
吉澤由香さん撮影
今日は会社で共感覚について話す機会があった。
共感覚とは、音を聞くと色が見えるという色聴に代表されるように、ある感覚が別の感覚に影響を及ぼすクロスモーダルな現象だ。
共感覚には数年前にかなり興味を持っていて、最近はちょっと興味が失せていたが、この機会に資料をまとめた。
大枠はCytowicの本だが、古いのでメカニズムに関しての説明は十分ではない。
日経サイエンスには脳の隣接領域の抑制作用の低下が共感覚の原因だというRamachandranのCross
Activation説が書かれている。
これは最新の見解なのだろうか。
視覚(形)から視覚(色)への共感覚や聴覚から視覚への共感覚(色聴)の共感覚者が多いなど、共感覚者の感覚の影響の組合せのパーセンテージに偏りがあることや、共感覚者の共感覚のマッピングがそれぞれ異なることを説明できるのだろうか。
共感覚にちょっと興味が失せたのは、共感覚者の共感覚のマッピングがそれぞれ異なり、サイエンスの立場からは感覚間の普遍的なマッピングが得られないのではないかと思ったからだ。
となると、岩井俊雄さんのサウンドレンズのように、感覚間のマッピングはアーティストの手に委ねられるのではないかと思う。
【関連URL】 共感覚のメカニズム、Richard Cytowic:「共感覚者の驚くべき日常」、共感覚
[2005/1/19]
今年は今ひとつ精神的に安定していない。
仕事の目標は別として、プライベートの今年の目標が明確でないからだと思う。
自分を知ること、人の心を平安にすること、人の感性を刺激すること、この3つのミッションのうち明確な目標が立てられるのは、2番目のミッションのひとつとしてカウンセリングに関すること、3番目のミッションのひとつとしてコミュニティに関すること。
カウンセリングに関しては、日本産業カウンセラー協会を通して基本的なスキルを高めていくことと、専門的な領域としてはabnormalityやcommunityに関連する部分を勉強してみたい。この辺りはどのように勉強を進めて行けば良いのか調べる必要がある。
コミュニティに関しては、activeかつcreativeなコミュニティのあり方のひとつとして、Mixiの「500個の風鈴の音を聴く」コミュニティによる今夏の風鈴プロジェクトを成功させること。
[2005/1/15]
今朝、いつものように舗装された硬い歩道を避けて、隣の古くなって表面が柔らかくなったところを歩いていたときに思ったこと。
舗装された硬い路面以外を歩くことが少なくなった我々は、足の裏の触覚を忘れている。
例えば、自然の中に入っていくときには、足元に注意を払い表面の状態を予測しつつ、足の裏の触覚を確かめながら歩いている。
たまに予測が外れて滑りそうになったりして、歩くという行為はまさに地球に触れて感じる行為だったのだと思う。
歩くという行為を、移動のための手段にするのではなく、地球を触れて感じるという目的に使えないだろうか。
靴底をいくつかに分割して硬度を変化できるようにすれば、舗装された固い路面を歩く行為も楽しくなるのではないだろうか。
靴底にカメラを仕込めば、例えば青っぽい路面の時には硬くなったり、赤っぽい路面のときには前のめりになったり、白っぽい路面のときは内股になったり。
【関連URL】 センソリウム、アディダスのマイクロプロセッサ搭載シューズ
[2005/1/14]
Mixiの「500個の風鈴の音を聴く」コミュニティと別のコミュニティの合同新年会に風鈴を持って行ってきた。
コミュニティのメンバーで知人がOHPシートを切って、穴のところに補強用シールを貼った短冊を持ってきてくれた。
何か印刷するよりも、このままの方が良いのではないかという話になった。
この大きさだと、A4から6枚ぐらい、500個作るためには、80枚少しのシートを買うことになりそうだ。
作業を簡単にするためには、6枚を切るためにちょうど良い定規を、作るか買うか準備しておいた方が良さそうだ。
それから短冊を風鈴に付けて箱にしまったときに、短冊が曲がってしまうことを心配したものの、OHPシートが薄いので大丈夫そうだ。
[2005/1/8]
南部鉄器協同組合から知人のところにサンプルとして送られて来た風鈴です。
風鈴・釣鐘(小)・数量2と、書いてあるにもかかわらず、4個入っていました。
風鈴は直径、高さともに約5cm、写真のように緑色です。
風鈴は1個が約120g、500個で60kgです。
箱の大きさは一辺が5.5cm、500個を10×10×5で置いたとして、スペースは55×55×27.5cm程度、そんなにかさばりません。
風鈴には紐が結び付けられており、紙の短冊も中に入っています。
短冊の大きさは4.5cm×22.5cm、これをそのまま使う手もありそうです。
糸が切れないための岡野さんのアドバイスに従うとすれば、結び付けられている紐を外して、輪にして結びつける作業が必要となります。
[2005/1/2]