〜ベンチマーク結果〜

〜Version4.0以降〜


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実機のDOS/Vマシンのベンチマーク結果はこちらにあります。

また、Version1.01〜2.13のベンチマーク結果はこちらに、3.0xの結果はこちらあります。
(高速化へのヒントが含まれています。御参考に)

・使用しているベンチマークソフト

 従来とは方式を変更しています。使用ベンチマークソフトは以下の通り。

 以上で入手が可能です。
 また、インターネット上の「ソフトウェア」サイトや、各コンピューター雑誌での入手も可能のようです。

 「HDBENCH」は、CPUの計算能力、描画の能力、ディスクのアクセス速度(KB/sec.)、メモリーへのアクセスをそれぞれ計算します。
 「Super_pi」は、単純に「π」計算を行い、指定された桁数を計算するまでの早さを測定します。CPUの計算能力の単純な比較が可能となります。
 「がんぶるベンチ」は、シューティングゲームをベースとしたベンチマークソフト。fpsを測定します。

 各測定に共通する設定




現在:
Version4.0:[環境1] [環境2] [環境3]

Version4.01:[環境1] [環境2]

Version4.02E:[環境1]保証外条件

Version4.02J:[環境1] [環境2] [環境3](006 addition) [環境4] [環境5]


・VirtualPC version4.0

※参考として、試験、ベンチ結果より得られたVersion3.03のデータを掲載。

環境その1
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.0.4J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(MASTER接続)
内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.0-JWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
Super_pi
がんぶるベンチ
ドライブ設定1.9.2

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
4.0(640*480)69642175518579111133368100340711861041222634
3.03(640*480)541861199252434860361013375311111990297032
4.0(800*600)678921680185741114437814122881104942142672
3.03(800*600)558676291149142435009103928791711593857095
※:640*480は256色、800*600は16bit/3.03は以前のデータより引用

HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
4.0(640*480)4910115891121359561616898302397272451335411524736272246
3.03(640*480)52127363395733784295571739162780554566191062676383062
4.0(800*600)4976115701117374721647510017213623855131039532137162253
3.03(800*600)5024715738383326429156243135251052915514999077533062
※:640*480は256色、800*600は16bit/3.03は以前のデータより引用

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
4.000:0800:1900:3401:0502:1805:10--:--
3.0300:1100:2200:4701:4203:4808:29--:--
※:640*480の256色で統一


Version3.03との比較参考用

この記事を参照。ただし、HDDイメージは300MBで新規に作り、DirectX6.1と下記ソフトのみ入れてある。

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
4.0(OFF)23.9
4.0(ON)23.9
3.03(OFF)43.2
3.03(ON)44.1
※:「OFF」は「ビデオ調節していない時」のデータ、「ON」は調節をした時のデータ。



・コメント
 VirtualPCのメジャーアップグレード版。運用思想の変更に伴う「バーチャルマシン」の導入やプログラムの大幅改造が施されており、今までとは違った形で進化しました。
 ベンチマークを取ってみると、CPUパワーの大幅な上昇と、ディスク関係のパフォーマンスの半減。そして、描画関係の変更が見られます。
 CPU・メモリー関係は比較的信用性の高いSuper_piを見ると特に顕著に出ており、実際に高速化したものと言えるでしょう。しかし、ディスク関係は大幅にパフォーマンスが低下し、前バージョンに比べて半減。管理人のVersion2.xの頃前後という有り様は少し問題があるように見えます。他の部分の高速化の代償か分かりませんが残念な結果となっています。このディスクの低下はHDBENCH3.22における総合結果に大きく反映されており、他の部分で高速化しているのにも関わらずディスク性能が落ちたために大きく数字が落ち、これによって前バージョンよりも数字が低く出ているようです。
(注:追記 PCエミュレーター掲示板より、HDDアクセス速度が低下した理由について、スレッド463より「ハムハム」さんという方から情報をいただけました。DMAがオンになっていないのではないかとの話で、事実オフになっていました。オンになることで速度がかなり増えます。これは、「環境その3」で検証してあります。)
 描画関係では、Win95OSR2での使用時に見られた、しばらく放っておくと発生する「描画の手抜き」減少が無くなり、これによりベンチマーク全体では数字が落ちています。
#今までは「手抜き」中にマウスを動かすとちゃんと描画し始めるのですが、ベンチ中にやると顕著に数字が落ちる。

 実際にソフトを使用してみると、問題の無かったソフトは特に目立った変化はありませんが、特に重かったゲームソフトなどでの顕著な速度上昇が確認できました。比較的重いほど効果が見られるようです(ただし、「ソフトによって左右される」可能性があることはお忘れなく)。描画がベンチ上では落ちていますが、CPUパワーが上がっているせいだけかは不明ですが、重かったゲームなどの描画も高速化されており、実際的にはそれほどベンチを鵜呑みにする必要はないようです。
 また、「がんぶるベンチ」では数字に差が出ていませんが、ゲーム関係では重い場合には「解像度の調整」を入れておくとやはり今回も体感的な速度は上昇します。
 ただ、ディスク性能の低下は顕著に影響されているようで、実際にインストールなどの速度が体感できるぐらい低下しており、起動なども遅くなった感じがします。
 尚、本バージョンよりVoodoo関係の機能は使えなくなりました。これは確認済みです。また、一部ソフトでは起動が出来なくなったなどの報告もあるようです。

 ベンチ以外ですが、全体的な機能は充実したと言えます。
 バーチャルマシン思想により、複数HDDイメージを使い分ける必要がある人には便利さが増えたと言えます。ただし、起動前に「設定」を見ておかないと、突然ネットワークの設定などをさせられますので気を付けたほうがよいです(ネットワークが「使用する」にチェックされる)。
 ショートカット関係は充実しており、ディスクのイジェクトはキーコンビネーションで便利になったと言えます。また、前バージョンまであった、CD-DA使用のゲームなどでVPC側からイジェクトしてもCDが排出されずMac側から排出してやる必要がありましたが、これも改善されています。

 ある程度使ってみた感じでは「全体的には高速化した」と言えるでしょう。ディスクアクセスをしょっちゅうしなければ、と言う条件付きにも思えますが。


 尚、補足情報ですが。
 VPC3.0xよりアップグレードしたときにWin95 OSR2のみ(?)で障害があるようで、こちらの環境でも確認されているものがあります。
 これは、VPC4.0で新規イメージを作成してWin95 OSR2をインストールすると、ディスプレイの設定で障害が発生するというものです。対処法は、VPC3.0付属のアップデータのimgファイルで一端アップデートし、その後にVPC4.0でアップデートします。
#特にVPC3.03のアップデータをかける必要はないようです。



環境その2
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(MASTER接続)
内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.0-JWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
Super_pi
がんぶるベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
9.1(640*480)6819213241816410836369093738131851038222616
9.0.4(640*480)69642175518579111133368100340711861041222634
9.1(800*600)66902139118249109393653369311697940052643
9.0.4(800*600)678921680185741114437814122881104942142672
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
9.1(640*480)4809112401085472141576997042345255849736110524434492170
9.0.4(640*480)4910115891121359561616898302397272451335411524736272246
9.1(800*600)47341138410962581715461951521092326510899512535282160
9.0.4(800*600)4976115701117374721647510017213623855131039532137162253
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
9.100:0900:1900:3501:0702:2205:1611:38
9.0.400:0800:1900:3401:0502:1805:10--:--
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
9.1(OFF)23.7
9.1(ON)23.7
※:「OFF」は「ビデオ調節していない時」のデータ、「ON」は調節をした時のデータ。



・コメント
 VPCのあるディスクのデフラグを行ってからベンチをとる予定が、そのままMacOS9.1Jが届いたので、OSを入れ替えてベンチをとってみた結果。
 全体的に数%の数字の減少を確認。ディスクに関してはデフラグが影響している可能性もあれば、誤差も大きい項目でもあるので、ある意味誤差の範囲とも言えるでしょう。
 減少はCPU関係と見られる。MacOS側の変更に影響されたのかも。
 ただし、使ってみて特に大きな変化はなし。体感は出来ないものと思われます。


環境その3
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(MASTER接続)
内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.0-JWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
Super_pi
がんぶるベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)7599215071832511000318489240401791089263745
環境2(640*480)6819213241816410836369093738131851038222616
今回(800*600)75222148818388109573706948314498986253784
環境2(800*600)66902139118249109393653369311697940052643
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)68781128311056706216383990923492697495330101304370322713
環境2(640*480)4809112401085472141576997042345255849736110524434492170
今回(800*600)688311310110397368163329721211223745119491322970322768
環境2(800*600)47341138410962581715461951521092326510899512535282160
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:0900:2200:3601:0702:2105:1211:20
環境200:0900:1900:3501:0702:2205:1611:38
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない23.7
調整する23.5
Window24.8
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 PCエミュレーター掲示板より、HDDアクセス速度が低下した理由について、スレッド463より「ハムハム」さんという方から頂けた情報に基づき、再度行ったベンチマーク。理由は、「DMAがオフになっているからでは?」との事で、FAQs-32の方法でDMAをチェックしてベンチをとってみると、ディスク性能が倍近く回復しました。
#ありがとうございましたm(_ _)m>ハムハムさん

 さて、見てみるとHDBENCHでは順調に元通りになっています。ただし、WRITE性能に関してはやや落ちたと言えます。計測法が違うのでしょうがHDBENCH2.61では特に顕著です。3.22だとわずかに低下した可能性があります。
 Super_piではスワッピングやデータ書きだしなどの問題か、ディスク性能の向上にともない全体的な高速化が見られます。3.2万桁がやや遅くなっていますが、後は高速なので最終的には高速化したと言えるでしょう。
 もし、Windows95使用者の方がいらっしゃって同じ問題に直面されている場合は、確認されてみることをお奨めします。

 がんぶるベンチは、「ウィンドウモード」の方が高速なソフトがある、という情報とこちらの体感的なものから計測していみました。すると、数字上ではWindowモードの方がfpsにして1上昇したことが確認できます。実際に見ると「顕著な差」が見られるわけではないのですが.......ただ、最後の「ボス戦」での魔法を使うシーンで竜巻の描画がやや手抜きっぽく見える気もしますので、微妙なものがあります。
 しかし、実際にゲームソフトなどを動かしてみると、フルスクリーンモードで解像度調整したほうが体感的に高速というケースもあり、一概には「ソフトによる」というのが使用したうえで感じる感想です。
 ソフトによって違う傾向に見えますので、必要に応じ色々とチェックしてみたほうが良いように思えます。



・VirtualPC version4.01

環境その1
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(MASTER接続)
内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.01-JWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.22
Super_pi
がんぶるベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)7715215071832911039400790140581841088733862
4.0環境37599215071832511000318489240401791089263745
今回(800*600)75382143418301109453750978312894987513860
4.0環境375222148818388109573706948314498986253784
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.22
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)70451147511218716016271981723552711513396101371671582776
4.0環境368781128311056706216383990923492697495330101304370322713
今回(800*600)6921112991105273141617698092117236921610091335972392775
4.0環境3688311310110397368163329721211223745119491322970322768
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:0900:2100:3501:0702:2005:0811:15
4.0環境300:0900:2200:3601:0702:2105:1211:20
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない23.5
調整する23.7
Window24.9
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 いくつかの障害を解消したアップデータ。特にVisual Basic関係の障害が解消されており、一部の起動しなくなったソフトが起動するようになった、らしいです。

 ベンチの結果ではHDBENCHを見ると、「ほとんど一緒。あるいはちょっと向上?」という感じになっています。絶対的に大きな差と言うのは無い感じです。しかし、Super_piではやや向上している様にも見えます。
 がんぶるでは、三つの画像モードでやっていますが、VirtualPC4.0の画面モードと動作と微妙に違うようにも感じるのですが、多分それほど大きな傾向の変化はない感じがします。つまり、Windowモードだと数字は良いのですがやや描画に「?」な所が。視認性など諸々を見ると解像度調整したものが数字的にはWindowモードより低くても、描画としては三つの条件中では良く描かれている、という感じです。

 いくつかのソフトを試すと、4.0では障害の大きかった一部ノベル系ソフトでの描画の不具合や、HDDに音を落とすタイプでは改善が見られています。ただし、音の方は「完全」とは行かない部分もあるようでして、必要に応じてVPC3.0xを用意しておくと良いでしょう。他の問題の無かったソフトは特に追記することはないようです。
 上記記事の画面モードの記事での検証も考えて、ここら辺はソフトの目的に応じて画面モードを使い分けておく、という結論は変わりません。

 結果としてみてみると、いくつかのバグフィックスが行われているとともに、やや内部のチューンの度合いを変えているようにも見えます。諸々の事情からも、4.0ユーザーは4.01にアップデートする価値は十分あると言えるでしょう。
 かなり数字に見える以外の改善点が見られる、と言えますので。




環境その2
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(MASTER接続)
内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.01-JWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH3.30ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 3.30
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
3.30(640*480)710611690112167208165271002023712584494343101387673012688
3.22(640*480)70451147511218716016271981723552711513396101371671582776
3.30(800*600)6994114601119771651628199262102238721310491375172212706
3.22(800*600)6921112991105273141617698092117236921610091335972392775
※:640*480は256色、800*600は16bit



・コメント
 HDBENCHのバージョンアップによる対比確認ベンチ。
 HDBENCHのバージョンが3.22から3.30へ変更。内容は細部あるみたいですが、基本的には大きな変化は無いようです。目に見える大きな違いは、ベンチマークのDISK性能条件で20MBがデフォだったものが100MBに変更した、と言う点でしょうか。
 数字的には余り変化があるように見えません。
 一応、確認ということで。



・VirtualPC version4.02E

環境その1
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(SLAVE接続)
内臓ATI Rage128Pro(AGP2x)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.02-EWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.30
Super_pi
がんぶるベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)66761877616039949733278583479159975623214
4.017715215071832911039400790140581841088733862
今回(800*600)6457187551600494683376875240183776133270
4.0175382143418301109453750978312894987513860
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.30
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)61629993980562891371283941970219417532291371671582776
4.01710611690112167208165271002023712584494343101387673012688
今回(800*600)6121997897066234137598292178521044337881222661862541
4.016994114601119771651628199262102238721310491375172212706
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:1000:2300:4001:1702:4306:0013:07
4.0100:0900:2100:3501:0702:2005:0811:15
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない19.9
調整する19.9
Window21.5
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 数々のバグフィックスを行ったバージョン。ただし、MacOS XにはClassic環境でも起動は不可能となっています。
 現状では英語版のみ。インストールすると、パッチではなくアプリが丸々出てくるタイプになっています。
 上記ベンチは、その英語版を使用していますので、通常日本語版を使っているこのサイトとしては「特殊」な環境であることは認識して下さい。

 全体的に性能は低下。1割以上落ちています。悪化項目は、CPU、メモリー、描画と多岐に渡り、体感的に確認できました。
 これではおかしいと思って、VPC4.0.1に戻してみたところ、数字が4.0.2と変わらないことが判明。裏を取るために、一端VPCの本体を捨てて再インストールし、4.0.1Jにアップデートの後にベンチをとっても落ちたまま。更に新規にイメージを作成しても落ちたままでした。
 いくつかの条件の変化を考えたところ、Firmware Update 4.1.8を使ってアップデートしたことのみが出てくるため、もしかしたらこれが影響あるかも知れません。と言うのも、Firmware Updateを使用する直前にアップしたVirtualPC4.01のMMX機能とパフォーマンスの記事とのデータを比較してみても明らかに数字が落ちていますし、再インストールなどでも同様の結果となっていますので、その原因がFirmwareではないかと推論してしまいます。
 もっとも、これは情報不足もあって、保証しませんが。

 もし、本来的に4.0.1から4.0.2にして数字が落ちていない(ないしは大して変化していない)場合は、様々なバグフィクスがなされているため、アップデートする価値はあるかと思います。
#もちろん、現状では英語版ユーザーのみ、ですが。



・VirtualPC version4.02J

環境その1
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)320MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(SLAVE接続)
GeForce2MX
(ELSA GLADIAC MX)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.02-JWindows95 OSR2300MB64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.30
Super_pi
がんぶるベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)7642215971842711040385071640191771185893764
4.017715215071832911039400790140581841088733862
今回(800*600)74242156118401110353827380283195986483654
4.0175382143418301109453750978312894987513860
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.30
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)67761165011267720716378982523482580191326111232068802872
4.01710611690112167208165271002023712584494343101387673012688
今回(800*600)67391119311110706316173972723232504477389111228370232800
4.016994114601119771651628199262102238721310491375172212706
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:0800:2100:3601:0702:2105:1211:21
4.0100:0900:2100:3501:0702:2005:0811:15
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない23.6
調整する23.7
Window25.0
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 正式にリリースされた日本語版アップデータ。
 使用してみると、前回の英語版とは違い、しっかりと数値が回復。結局、「あれはなんだったんだ?」という結果を出してくれました。
 .......何だったのでしょうかね?

 数字的には大きな変化はなし。やや落ち気味な物もあるが、基本的に大差はないと言えます。ただ、描画関係で心持ち体感が上昇した感じがありまして、「がんぶる」ベンチで少し数字にでない改善があるような感じが無きにしもあらず、です。比較的誤差が出にくい項目であるDirect Drawが上昇していますが、これが反映しているのでしょうか?

 尚、今回ベンチをとってみて気付いたのですが、HDBENCHの「Elipse」(円の描画)で計測するたびに誤差が大きい感じがします。注意してみると良いかも知れません。

 取りあえずは、いくつかの重要なバグフィクスもなされていますので、Must updateかもしれないと思います。



環境その2
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)576MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(SLAVE接続)
GeForce2MX
(ELSA GLADIAC MX)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.02-JWindows95 OSR2300MB64MB4MB雛鳥ベンチドライブ設定2.0.3

結果

雛鳥ベンチ(体/sec)
調整なし調整ありWindow
VS113201171111954
MS9460981710040
AS349237103683
MMX-VS116971194911667
MMX-MS949599169964
MMX-AS301031423117
※:各数値とも3回の平均値(小数点以下四捨五入)。「MMX」はMMX機能を入れたとき。
 「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。


・コメント
 当サイトではスタジオブルームの「がんぶるベンチ」を長らく使用していたものの削除されたため、同サイトにある「雛鳥」ベンチが「使えるかどうか」も兼ねて今回テストしてみました。
 ベンチは大体15秒程度。容量も小さく操作もダブルクリックで終了とお手軽です。数値的には概ね「ある程度の範囲」に落ち着く様ですが、時としてばらつきが多くなるようですので3回の平均値を取って使用することとします。
 尚、「MMX」は付属テキストに「AS」の値がMMXがある場合に15%程度高速になる、と記述があったので行いました。
 また、数値などは同ソフト同梱のテキストを参照して下さい。

 結果を見ると面白いことにMMXとの比較が出来るようです。MSの結果は両者ともそう変わらないのですが(マニュアルにはバスが影響とある)、VSはMMXが上回る事があり、MMX機能で向上するはずのASでは非MMXが上回る結果となっています。特に後者は顕著です。これについて推測を立てるならば、「MMXを使用しようとすることで逆に処理が重くなる」という様な可能性があります。
 他の部分を見てみますと、概ね画像モードの影響は今まで通りとなるようです。使うならWindowモードか、フルスクリーンで解像度調整しろ、という事でしょうか。しかし、ASの項目に関してはWindowモードよりも「調整」したほうが良い数字を出すように見えます。ここら辺は今までのベンチソフトとは異るような感じがします。

 取りあえずは使ってみても良いかと考えます。



環境その3
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)576MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(SLAVE接続)
GeForce2MX
(ELSA GLADIAC MX)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.02-J
006 addition
Windows95 OSR2300MB
(同一HDDイメージ上)
64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.30
Super_pi
がんぶるベンチ
雛鳥ベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)7637216031840511083386894740711761084143318
環境17642215971842711040385071640191771185893764
今回(800*600)75452184518613111493870693311593884763655
環境174242156118401110353827380283195986483654
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.30
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)67391162511193710916123981323372553451337101216269632783
環境167761165011267720716378982523482580191326111232068802872
今回(800*600)670211613112147417162249813211523754919491204169652758
環境167391119311110706316173972723232504477389111228370232800
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:0900:2100:3601:0702:2105:1111:20
環境100:0800:2100:3601:0702:2105:1211:21
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない23.5
調整する23.5
Window25.0
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。

雛鳥ベンチ(体/sec)
調整なし調整ありWindow
VS9795105629521
MS799182638084
AS303132643172
※:各数値とも3回の平均値(小数点以下四捨五入)。
 「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 Connectix社より出された、いくつかの深刻なバグ(G4 Titaniumでの解像度障害、新規インストール時に「追加機能」を入れると640*480-16色固定化してしまう問題)を解決した「Virtual PC 006 Additions」を入れてみたデータ。ただし、英語版。日本語版などが出るかは不明ですが、問題なく使用できました。
 この006の為に新規にHDDイメージを作成し、通常の「追加機能」の代わりに006 Additionsでアップデート。そこに上記全てのベンチソフトを入れて出したのが上記の結果となります。

 基本的には大きな変化はないものの、誤差が出にくいDirectDrawがいずれも減少。HDBENCH3.30ではBitBltが大きく下落していますが、これは計測の度に出やすい誤差の可能性もあります。「がんぶる」ベンチで誤差とも取れる程度ですがやや悪化。そして、「雛鳥ベンチ」では顕著な下落が見られます。
 トータルすると、CPU諸々での機能に差はないものの、描画関係が(がんぶる、雛鳥ベンチから)悪化しているようにも見えます。
 誤差かも知れませんし、単に「今回だけ」なのかも知れませんが.........

 通常の使用感では特に問題は生じていませんので、解像度絡みでお悩みの方にはアップデートの価値は十分あると思います。
 特に困っていないならアップデートしなくても良いでしょう。



環境その4
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)576MB9.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(SLAVE接続)
GeForce2MX
(ELSA GLADIAC MX)
GeForceGraphics2.1.1
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.02-JWindows95 OSR2300MB
(同一HDDイメージ上)
64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.30
Super_pi
がんぶるベンチ
雛鳥ベンチ
ドライブ設定2.0.3

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)7511212561813311023379096539261821082173620
環境37637216031840511083386894740711761084143318
今回(800*600)73762151918240109763820998278096978883673
環境375452184518613111493870693311593884763655
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.30
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)68461122110941726015757961223052539490349111325169602686
環境367391162511193710916123981323372553451337101216269632783
今回(800*600)679811136109147213159229711198323644179391320070012648
環境3670211613112147417162249813211523754919491204169652758
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:0900:2100:3601:0802:2305:1611:31
環境300:0900:2100:3601:0702:2105:1111:20
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない23.3
調整する23.3
Window25.1
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。

雛鳥ベンチ(体/sec)
調整なし調整ありWindow
VS107551186311403
MS924596939928
AS332337183681
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 Aoxさんより、ゲストブックにてAoxさんの環境下(B&W G3)でCPU交換とGeForce2.1.1アップデート後にVPCで改善が見られた、と言うことでGeForce2MX側のアップデートでの可能性も提示されていたので、その点の検証も含めたベンチ。
 管理人の環境下では大きな変化はない様子。CPUが下落傾向ですが、こういうのは時々なるので特に問題はないでしょう(暑さのせいかも?)。ただ、がんぶるベンチでは面白いことに動きが滑らかになった気がします........気のせいかも知れませんけど、今までの部分との違和感として感じました。数字には出ていませんが、誘導弾の動きなどが以前に比べて滑らかに見えます。
 質的な部分での効果があったのでしょうか?



環境その5
機種CPU2nd Cache内臓メモリーMacOSHDD接続環境Video Card
PowerMacG4(DVD model)PowerPC G4/350MHz1MB(175MHz)576MB9.2.1J内臓Ultra ATA/66(20GB)
(SLAVE接続)
GeForce2MX
(ELSA GLADIAC MX)
VirtualPCVPC稼働OSHDDイメージWinodwsメモリーVRAM割当ベンチソフトFormatter
4.02-J
OO6 addtion
Windows95 OSR2350MB
(同一HDDイメージ上)
64MB4MBHDBENCH2.61
HDBENCH3.30
Super_pi
がんぶるベンチ
雛鳥ベンチ
ドライブ設定2.0.7

結果

HDBENCH 2.61
ALL浮動小数点整数演算メモリー矩形テキストスクロールDirectDrawREADWRITE
今回(640*480)79502193218709112493925101941321861098073894
環境47511212561813311023379096539261821082173620
今回(800*600)76622197518702112343786378329197992573813
環境473762151918240109763820998278096978883673
※:640*480は256色、800*600は16bit

HDBENCH 3.30
ALLCPUメモリーVIDEODISK
ALLIntegerFloatReadWriteRead&WriteRectangleTextEllipseBitBltDirectDrawREADWRITECopy
今回(640*480)711311676113107572166291011723532707218334101387372202702
環境468461122110941726015757961223052539490349111325169602686
今回(800*600)71171164511427741616842102202138251051511091391972732656
環境4679811136109147213159229711198323644179391320070012648
※:640*480は256色、800*600は16bit

Super_pi
1.6万桁3.2万桁6.5万桁13万桁26万桁52万桁104万桁
今回00:0900:2000:3401:0502:1704:5910:59
環境400:0900:2100:3601:0802:2305:1611:31
※:640*480の256色で統一

がんぶる ベンチ(fps)
総合評価
調整しない24.5
調整する24.3
Window26.3
※:「調整」は「解像度」の調整。「Window」はウィンドウモード(Mac側1670万色)。



・コメント
 MacOS X 10.1のup-to-dateプログラムで手に入れたMacOS 9.2.1Jによる試験(クリーンインストール)。同時にいくつかのアップデートがなされている。
 結果としてみると、奇麗になったせいかは不明ですが、CPU、メモリーの数値向上が目立つようです。描画関係も若干の改善が見られる様で、更にディスク関係もやや上がっているようにも見えます。Super_piやがんぶるの結果から、少なくとも全体のパフォーマンスの向上があるのは確かの様です。

 OSの影響が大きいのかも知れませんが、もしかしたら前回触れたAoxさんの報告に絡み、GeForceの機能拡張がアップデート等もされていますので、そこら辺の影響もあるのかも知れません。



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最終更新2001/10/21