分類 | 主な効果 | 代表的薬物 |
---|---|---|
興奮剤 | 興奮作用をもたらし 闘争心・集中力などを高める 疲労感の抑制 | アンフェタミン メタンフェタミン コカイン メチルフェニデート(リタリン) ストリキニーネ等 |
麻薬鎮痛剤 | 痛みの除去 | ヘロイン ブプレノルフィン オキシコドン ペンタゾシン ペチジ等 |
たんぱく質同化剤 | 筋肉の増強など | アンドロスタジエノン 4-ヒドロキシテストステロン スタノゾロール アンドロステンジオール アンドロステンジオン テストステロンなど多数。 類似物も含む。 (尿中の特定物質の存在比で判定される) |
ペプチドホルモン | 筋肉の増強 赤血球数の増加など | エリスロポエチン ヒト成長ホルモン インスリン コルチコトロピン類 下垂体刺激ホルモンなど |
β2作用薬 | 筋肉増強 (たんぱく質同化作用) | クレンブテロール 一定濃度以上のサルブタモールなど (治療目的のフォルモテロール サルブタモール サルメテロール テルブタリン以外 全て禁止とされる) |
利尿剤 | 減量 禁止薬物の早期の排泄 | 一定濃度以上の利尿剤 エピテストステロンなど |
隠ぺい剤 | 禁止薬物の検出を阻害する | 多数 |
その他 | カンナビノイド類 抗エストロゲン作用薬 コルチコステロイド(副腎皮質ホルモン) 局所麻酔剤 β遮断剤など |
方法 | 主な効果 |
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血液ドーピング | 赤血球数の増加による持久能力の向上 |
薬理学的・化学的・物理的不正操作 | ドーピングの隠ぺいにより、検査を通過させる方法。 |
遺伝子ドーピング | 特定の遺伝子を導入し、身体能力の向上をもたらす。 |
分類 | 検出対象 | 検査法 | 備考 |
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スクリーニング-1 | 興奮剤 麻薬 β遮断薬など | GC/NP | 未変化、遊離代謝物(窒素含有型) |
スクリーニング-2 | 興奮剤 麻薬 | GC/MS | 抱合体として検出される薬物 |
スクリーニング-3 | 熱に不安定な物質 | HPLC | 現在実施せず |
スクリーニング-4 | たんぱく質同化ステロイド | GC/MSおよびGC/HRMS(SIM) | |
スクリーニング-5 | 利尿剤など | GC/MS(SIM) | 酸性物質の検出 |
スクリーニング-6 | テストステロン系物質 | GC/C/IRMS | |
スクリーニング-7 | β遮断薬 熱に不安定な物質 | GC/MS | |
スクリーニング-8 | ペプチド系ホルモン | IMx |
(2004/08/18公開)